アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PLEIADES' DUST

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「全世界は舞台だ。そして男も女も、みんなただの役者にすぎない。それぞれが登場しては、次々と退場してゆく。そして、時代に適った者は、いくつもの役を演じるのだ」
By ウィリアム・シェイクスピア

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*短所も個性
 何だか【NSXの後継車としてホンダが新型EV作る】なんて噂話が出だしたけど、ワタクシはソコんトコ微塵たりとも期待してないんで安心して欲しいのである(笑)どうせS660やNSXの様に熟成不十分なまま出して、ソレがクルマ好きから敬遠されて、売れなくて結局一代限りで生産終了になるんだから、期待するだけ時間と労力のムダである┐(´-`)┌何故そうなるかって、ホンダが「ホンダの走り」とか「ホンダのデザイン」とかを確立していないからである:
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ワタクシは今まで色んなホンダ車に乗ってきたが、どのクルマも乗り味が違うのである。違うのは乗り味だけじゃなく、デザインもである。何ちゅーか、根底に一貫した”筋”が無いのである。受け継いできたモンが殆ど何も無く、ただ闇雲に最新技術をブッ込み続けてるだけだから、熟成もへったくれもないのである。

 ソコんトコ上手くやってるのがドイツ勢であり、ドイツのブランドは何処も「○×の△□」を持ってるのである。例えばBMWなんかはどの車種乗っても「BMWの走り」をするし、Mシリーズみたいな尖ったモデルもちゃんと「尖らせたBMWの走り」だし、内外装もどの車種も一発でBMWと分かるデザインで、最新技術や最新の空力を取り入れつつも過去からの連続体だって事が簡単に分かるのである:
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無論、BMWの豚鼻グリルだとか、ポルシェ911のRRのリアヘビーさとか、未来へ語り継ぐにあたって足枷となるモンも少なくないが、だがソレが良いのである。ホンダに限らずニッポンのブランドの欠点は何かって、この「だがソレが良い」を中々許容できない事がである。確かに欠点を潰しまくった優等生カーを作れば売れるが、でもブランドにはなれないのである。

*続・7代目誕生
 ただニッポン車にも、数こそ少ないけど「だがソレが良い」を貫いてる車種はあるのである。その一つが今回新型がアンヴェールされた&ニッポンでも今冬に発売が決まった【7代目フェアレディZ(以後新型Z)】である。漸く正式発表となって新事実が幾つか出たんで、今回ソレなりに色々語れそうである。まぁエンジンとミッションは予想通りだし、シャシーZ34のを継承改良したモンを用いてるのであろう。だから新型になっても【車両形式はZ34のまま】ってのは、つまりそういう事であろう。要するにコレ、Z34の超ビッグマイナーチェンジなのである。

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 まぁ新型86/BRZも992型911もF8トリブートも先代の継承改良シャシーなので、ソコは問題にならないどころか熟成が進んで良いかもなのである。でもってデザインであるが、ワタクシはこのデザインは好きである。一発でフェアレディZだって分かるし、何より初代から繋がってるって事が感じられるからである。内装も最新技術は惜しみなく使ってても、フェアレディZっぽさはちゃんと残してあるのが好印象である。こういった歴史の重みや伝統が生み出す説得力に、人は感動しカネを出すのである。今のNSXやS660が、初代NSXやビートからの連続性があるだろうか?皆無である。

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 上記動画で田村氏が語ってるデザイン云々ってのは、フェアレディZの歴史が初代からずっと繋がってるが故に出てくるモンなのである。技術的には何のメリットも無いようなモンでも「でもソレが良い」からそうするのであり、ソコに昔からのファンは魅かれ、新しいファンもその歴史や伝統に魅了されるのである。日産はZやGT-Rといった2大スポーツカーブランドを持ちながら、何故ソレを市販車に殆ど全く活かせないかが不思議で不思議でしょうがないが(笑)取り敢えず新型Zはワタクシ的にはアリである。速さだとか技術だとか、そういうのに拘るのは新参者であり初心者なのである。

*やっぱNISMO待ち
 で、速さの方であるが、間違いなく先代よりも確実に速いであろう。エンジンが大幅にパワーアップしたのもだけど、VR30DDTTエンジンなら低回転から最大トルクが出るからである。最高速は馬力で出すモンだけど、サーキット等での速さで重要なのは中速トルクであり、その両方が先代を上回ってるなら間違いなく速いと言えるのである:
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でもって当初から予想はしていたが、やっぱ素モデルのブレーキキャリパーはZ34のソレである。まぁ「新型Zは皆の手に届く価格」って言ってた時点で、皆の手には届かない価格になるR35キャリパーが採用される可能性は限りなくゼロだったのであるが(^_^;)あとその「皆の手に届く価格(4万ワシントン)」ってのはチューニング前提の最下位グレードであり、その上のグレードは5万~6万ワシントンといったトコであろうか。

 でもって態々R35キャリパー装着したモデルをプロトとして紹介したって事は、コレ装着するグレード、つまりNISMOモデルの存在を示唆してるとワタクシは考えてるのである。でもって何時の間にか「NISMOは500馬力前後の、911やM4とタメを張れる凄いモンになる」って怪情報がワタクシの耳に挟まってたりするのである(笑)まぁ所詮は怪情報だけど、ただ現実見は十分あるとワタクシは考えてるのである:
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VR30DDTTエンジン自体に余裕がありそうなのもだけど、少し前までアメリカで500馬力前後のFRピュアスポーツカーの大正義だったコルベットがMRに移行しちゃったから、そのスペースが丸々空いてるからである。ニッポンじゃ然程売れないかもだけど、アメリカじゃワンチャンあるんじゃないかと思うのである。いずれにせよ年末になったらニッポン仕様のお披露目があるんで、続きはまたその時にしようと思う今日この頃であった。

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