ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「民主制は、君主制と貴族制の正当な嗣子である」
Ｂｙ アンリ・フレデリック・アミエル
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊分断のススメ
今更過ぎてアレであるが、フジロック２０２１は無事終わったようである。てゆーか野外コンサートなんて去年の時点で既に上手くやってける事が立証されてるんだから、今更何を騒いでるんだって話である┐(´-｀)┌デルタ株で○×が何倍？その○×の元の数字がいくつで、ソレが何倍なるとどうなるのかを考えた上で各々の立場と合わせて行動すれば、然程心配する事でもないのである。あと何だか「参加者に行くか行かないかの二択を押し付けて国民の分断を促す政府の責任だッ！」とかぬかすアホが少なくないが、分断の何が悪いんだって話である。思想の自由があれば、そりゃ分断の一つや二つぐらい起こって当たり前なのである。
各々が各々の自由意志の元に自己責任で意見を述べられて行動を選択できて、ソレ等が保証され尊重される。ソレこそが自由主義国家のあるべき姿であり、今回のフジロック云々はその自由があった事をワタクシ的には評価してる次第である。てゆーか、その自由を守る為に叫ぶのが本来のロックの役目だった筈であるが、何時からロックは不自由と全体主義を求めるようになっちまったんだって話である┐(´д｀)┌キッスのジーン・シモンズが「ロックは死んだ」とか言った時にワタクシは「流石にソレは無いでしょ(￣▽￣)」と思ってたのだが、どうやらジーン・シモンズの方が正しかったみたいである(´･ω･`)
＊政治は食事マナーが如く
なぜココまで新コロ云々に関する見解が見事なまでにバラバラになるかって、各々がテメェの立場でしかモノを考えられないからである。テメェとテメェの周りが助かる事が第一で、ソレが全体に及ぼす影響を全然考えてないからである。アメリカなんかはソコんトコ大したモンで、各論的な部分では各々テメェの言いたい事言ってるけど殆ど皆アメリカの総論をちゃんと見ていて、議論する時もちゃんと議論が成り立ってて、非常事態になったら立場を超えてビシッと連携が取れるのである。ニッポンは民主主義の歴史が浅い事もあるのか、総論の時点でバラバラなのである。だから議論が何処まで行っても不毛なのである。
だから音楽の場でも「音楽に政治を持ち込むのは云々」って議論が時折巻き起こるけど、ワタクシに言わせれば「持ち込んじゃダメと言うヤツはアホだけど、持ち込む事を自慢するヤツも同じぐらいアホ」である。民主主義社会においては、国民全員が政治や社会や経済に対する意見を持ってなければ国は成り立たんのである。代議士制間接民主主義に慣れちゃったせいで勘違いしがちだけど、本来はニッポン国民全員が政治に関心を持ってなくちゃいけないのである。言い換えれば政治的見解なんてのは、礼儀作法や食事マナーと一緒なのである。
礼儀やマナーがなってないヤツは笑われたりバカにされたりしても仕方ないが、かと言って礼儀やマナーがなってる事が絶賛される事かと言われたら答えはノーである。礼儀作法や食事マナー同様、政治的見解なんてのは最低限持ってて当たり前なのであり、自慢する事でも何でもないのである。コレは普段から色んな人とコミュニケーション取ってる陽キャならば分かる事であるが、陰キャはソコんトコの経験が少ないから「政治を語らない＝政治に関心が無い愚民」と勝手に思い込んで、ソコから「政治を語る俺(・∀・)ｶｺｲｲ!!」って勘違いして、そのまま悪循環に突入するのである（笑）
＊ノーモア異端分子
当然、１０人の人間が居れば１０通りの政治信念があるから、分断は自ずと宿命になるのである。故に言論の自由と自由の保証はセットであり、分断が起こる以上真反対な意見も存在するのである。そう、言論の自由ってのは、真反対の事を言うムカつくヤツ等との共存を意味してるのであり、決して快適でもなく、決して安心でもないのである。向こうが違法行為をしたり、或いはこっちの主権を侵害しない限り、向こうにゃムカつく言動をする自由があり、そして反吐を出しながらソレを尊重しなければならないのである（笑）ソレが出来ないんだったら、残念ながら民主主義が合わないって事なのである。
別にニッポンに限った話じゃないけど、何故コレが出来ないヤツが多いかって、安心できないからである。弱くて臆病なヤツにとって、テメェと真反対な意見があるって事は、ソレ即ちテメェが潰されるリスクを抱えるって事なのである。だからあの手この手で叩く理由を見つけ出して、事ある毎に問題提議して真反対の相手の勢力を削ろうとするのである。今中国が台頭してるのは純粋に中国の経済力軍事力の影響も大きいんだろうけど、やっぱ自由がもたらす不安定さや不快さに耐えられないヤツが世界には多いからなんじゃないかと思う今日この頃であった。
