アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

AMERICAN TRAGEDY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「(ビジネスでは)先見性が必要といわれるが、そんなに先が見えるもんじゃない。先といっても0.3歩先を行くことだ。0.3歩ぐらいならそう狂わない。そういう気持ちで先を見ることだ」
By 佐治敬三

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*未来志向のジムカーナ
 ワタクシがNDで世話になってるショップのYオーナーが【今年はアルピーヌA110Sで全ニッポンジムカーナに参戦】してるのである。でもって早速【第一戦で優勝した】んだとか。マシンがA110Sと聞いた時「サイドターンどーすんだべ( ̄▽ ̄;)」って思ったのであるが、どうやらサイドターンの無い特別コースを用いてるJG10という2ペダル&電気式パーキングブレーキ(以後EPB)専門のクラスがあって、ソコで参戦してる模様である。でもこのJG10クラス、実に興味深いのである。何故って、モタスポの未来を先取りしたクラスだからである。

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 つーのも今後、MT+手動パーキングブレーキのクルマって減ってく一方だからである。でもって格差社会に伴いスポーツカーの高級化は加速していって、そうなると2ペダル&EPBが増えていく事になるからである。だから今後ジムカーナを普及させていこうと思うのならば、そういう車両でも参加できるようにする必要があるのである。だからこのJG10クラスの創設は、今後ジムカーナという競技の発展普及の為には必要不可欠と言えるのである。ワタクシの次の愛車も2ペダル(PDK)+EPBなので、ジムカーナにワンチャン挑戦あるかもである(笑)

*今さら聞けない後輪駆動のこと講座
 そう、今となってはプロは言うまでもなく、アマチュアの世界でもMTはオワコンなのである。昔は「AT=ロックアップ領域の狭いトルコンAT」だったからこそMTが優位であり、MTを乗りこなす為の技術が競われたワケであるが、今となっては優れたAT各種が色々と出てるんで、ATの方が速い&信頼性も十分に確保されてるのである。だったら競技の方をATに近付けるのが当然ってモンである。さて話は変わって、と:

今年からコレを定期購読する事にしたのだが、やっぱ便利である。何が良いって、発売日前に確実に届く事がである。フライングで読めるのもそうであるが、この雑誌はジャンプやマガジンとは違って何処の本屋にも確実に置いてる類のモンじゃないので、欲しいと思っても本屋に置いてなかったなんて事が偶にあるのである、定期購読してればソコんトコの確実さも・・・って雑誌の中身の話してないし(笑)

内燃機関(ICE)時代はFFに押されてたFR及びその他後輪駆動(RWD)であるが、EV時代になったら逆に主役になるかも知れんのである。ちゅーのもEVにおける駆動効率を最大限化しようと思ったら、RWDにするのが一番だからである。今後RWDが増えるんだから自称クルマ好きは本来大歓迎する筈だけど、そんな話は聞こえてこないのである。やっぱ自称クルマ好きのクルマ観って、2002年で時が止まってしまってるのである。

*懐古主義なドリフト
 でもってジムカーナとは逆に、未だ古いクルマに依存してるモタスポ競技があるのである。サブタイで示したように、ドリフトである。現行スープラとかレクサスとか86/BRZは何台かあるけど、ソレでも大多数は2002年以前、つまり20年以上前に作られたクルマなのである(´ヘ`;)超蛇足だけど、ポルシェの定義では【15年以上前のクルマはクラシック】って事らしいので、今のドリフトってクラシックカードリフトとも言えるのである(笑)ずっと昔に拘ってて、未来に向けて新しいジャンルを開拓しようとしない。今でも十分衰退してるけど、ドリフトは今後更に廃れていくようにしか見えないのである。

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 確かに80年代から00年にかけての盛り上がりはニッポンがドリフト競技発祥の地とあって、ソレはソレは凄まじいモンがあったのである。が、その時に作り上げたスタイルに捉われ過ぎて、終わってしまった国産スポ車黄金時代を今に至るまで引っ張り続けてしまってるってのがワタクシの率直な感想である。でもあの頃のクルマはもうネオクラシックであり、個体数は年々減ってって値段もドンドン上がっていって、もうあの時代のベース車両はストリートから消えゆく運命なのである。時代に適合できない個体は消えていく運命にある。ダーウィンは正しかったのだと実感させられる今日この頃であった。

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