アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BEARS, MAYORS, SCRAPS & BONES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「熊を仕留めないうちに熊の皮を売るな」
By ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*大手であるという事
 トヨタアメリカに進出する際に、真っ先に用意したモンは何か?答えは「修理工場」である。モノを売ろうと思ったらただ単に販売店だけあれば良いって話ではなく、買ってくれた顧客に対するアフターサービスのがずっと重要になってく事をトヨタは分かってたから、販売店を作る前にアフターサービス等の準備を先にしていたという事である。ワタクシが新型次世代電動ガン(以後新次世代電ガン)のMP5A5を手にした時思ったのが、正にこのアフターサービスの点である、鉄砲単体の出来ではまだトレポン(及びシステマ)に若干分があるが、ソレ以外は新次世代(及び東京マルイ)の方が大手だけあって断然上だからである。

youtu.be

 マルイの新次世代は全国のガンショップ及びECサイトで買えるし、何処で買っても箱出しで殆どトレポンと一緒の実射性能が保証されているし、壊れ難いし修理が簡単だし、様々なサードパーティーが豊富な社外パーツを用意してくれるし、全国のカスタムショップがカスタムメニューを用意してくれるし、何より圧倒的に安いのである。僅かに上な鉄砲単体の性能を、鉄砲の性能以外の諸々が凌駕してしまってるのである。だからMP5A5を手にした時、ワタクシは「あ、コレはトレポンがヤバい事になるかも( ̄▽ ̄;)」って直感してしまったのである。

*今必要なのはディーラー
 詳しくは【SYSTEMAシャッチョのTwitterアカウント】にあるが、遂にトレポンはPTW Infinity(以後∞ポン)のメカボのみの発売になってしまったのである(´・ω・`)こう言っちゃアレであるが、ワタクシは事業を縮小させて上手く行った会社を見た事が無いし、あと「∞ポンのガワは他者で作る」って言われても【NBORDE】以外に積極的にやってるトコは見た事も聞いた事も無いのである:
youtu.be
コレが「色んなトコがガワ制作に名乗りを上げていて、色んなトレポンショップが各々の長所を生かしたトレポンを作ってる」って状況ならトレポンの未来は明るかったのであるが、残念ながら動画にあるMOVEとNBORDE以外にパッとしたトコをワタクシは聞いた事が無いのである。でもってどっちも東京に1店舗があるだけなので、自然と客層も販売力も限られてしまうのである(´ヘ`;)

 じゃあどうすれば良いかって、ワタクシが提案するのは「トレポンディーラーの全国展開」である。関東圏や関西圏のようにサバゲー人口の多いトコは1都道府県に複数店舗、ソレ以外の地域は主要都市に1店舗って感じに、トレポンを取り扱う公式ディーラーを全国に展開して販売やメンテを承るのである。具体的に言うと、こういう業務を請け負うのである:

  • トレポンの展示や説明、パーツや消耗品の販売、及び試射機会の提供
  • トレポンを知る機会としての定期的なサバゲー定例会の開催
  • トレポン購入オーダーの受注、本店の生産枠の確保、及び納品
  • ハンドガードやグリップやストックなどといった各種実物パーツ購入の代行
  • 顧客のトレポンのアフターサービスの提供

今のトレポン販売の何が問題って、性能をフルに引き出せるショップがMOVEぐらいしかなく、そのMOVEが錦糸町に1店舗しか無いって事がである。錦糸町から離れれば離れるほど、購入もアフターケアも大変になってしまうのである。だから全国のディーラーがMOVEへの注文及び生産枠確保を代行して、複雑な修理以外は全国のトレポンディーラーで出来るようにする事で、全国で幅広くトレポンを楽しめるようになるのである。

 よーするに、クルマのディーラーのパクリである(笑)考えてみりゃ分かると思うが、もしもポルシェのディーラーがシュトゥットガルトにしかなく、何をするにしても一々シュトゥットガルトへ伺わなきゃならないとしたら、余程のマニアでない限りポルシェを買おうとは思わんであろう。直系の子会社であるポルシェニッポンがあり、ニッポンの津々浦々にポルセンがあるからこそ、ニッポン人がニッポン全国何処でも気軽に安心してポルシェに乗れるのである:
youtu.be
youtu.be
ワタクシもトレポンオーナーだからトレポンの良さは身を以て知ってるし、ソレを作ってる人等の職人気質も良く知ってるのである。が、今の世の中は資本主義の世の中であり、何かを成そうと思ったら少なからずカネが必要なのである。だから職人であっても、カネを稼ぐ技術はある程度必要なのである。

*終わりの始まり?
 今は未だ新次世代もMP5系しかラインナップがなく、半導体不足云々で基盤を用いてる新次世代の量産が滞ってる状況であるが、その状況も今年後半からは回復してくるであろう。でもって半導体確保状況が回復して、マルイが意欲的にMP5系以外にも、特に最大の売れ筋であるM4系に進出したらどうなるんだって話である。スタンダードなM4A1出すだけでも国内外のサードパーティーがアホほどカスタムパーツを出すし、全国津々浦々のカスタムショップ達がトレポンに僅かに及ばん分までカスタマイズしてくれるであろう。そう、マジでトレポンの終わりの始まりなのである。

youtu.be

 上記に書き忘れてたけど、もう一つのSYSTEMAにはないマルイの強みってのは「開発力が段違い」って事である。あっという間にバリエーション展開や他銃種発売が行われるし、改良されるのだってすぐである。だから今僅かに残ってるトレポンの利点だって、マルイやカスタムショップが克服するのは時間の問題だとワタクシは思うのである。まぁ何ちゅーか、純正ガワが生産終了になる前に注文しなかったのが惜しまれるのである( ̄~ ̄)多分だけど、今後MOVEはNBORDE組み込み前提でトレポンを販売する→値段が跳ね上がる事が予想される為、色んな意味で今後が心配になってくる今日この頃であった。