ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「私に取り柄があるとすれば、ただエンジンが好きで好きでたまらず、それに没頭できたことだ」
By 山岡孫吉
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*摩耗との勝負
サーキット走行する上で、一番コストをかけるべきポイントは何処か?答えは「タイヤ」である。クルマはタイヤが付いてるからこそ加速減速旋回できるのであり、足回り含め全てのセッティングがタイヤに依存してると言っても過言ではないのである。だからGT3でサーキット走行するにおいて一番の関心事は当然ながら「タイヤをどうするか」である。保証云々があるから最初の内はポルセンでしかタイヤを買えないのであるが、問題はその値段である:
911はRRという特性上、先ずリアタイヤから摩耗していくのであるが、このリアタイヤ(因みにサイズは315/35R21)はどうやら1組で30諭吉ほどするらしいのである( ̄Д ̄;)R35のNISMOタイヤ使ってた事もあり多少高くても動じないつもりであったが、やっぱ高ぇモンは高ぇのである(´ヘ`;)
まぁR35と比べて300kgも軽い&NISMOタイヤやRE-71RSみたいにベットリ粘るタイプのタイヤじゃない&2000km走行後の上記写真から見るに、多分あっちゅー間に擦り減るタイプのタイヤじゃない・・・と思うのである(^_^;)まぁもう何度も言ってるけど、ソレばかりは流石に実際に使ってみないと何とも言えないのである:
フロントタイヤ(因みにサイズは255/35/R20)であるが、こっちはまぁ単純計算で18~20諭吉ってトコであろう。まぁ写真見る限りNISMOタイヤみたいな露骨な浅溝タイヤじゃないから、速攻で減るような事は無いと思いたいのである。あとはブレーキパッドとブレーキローターであるが、コレはマジでFSWを走り込んでみないと分からんので、推測の立てようが無いのである。
*一番気に入ってるのは、エンジンだ
でもって点検は1時間ちょいで終わってヒマを持て余してしまったので、折角だからドライブ行ってきたのである。まぁ新車バフもあるんだろうけど、コレに乗る日は出来るだけ長く乗ってたくなってしまうのである。が、突如として以前から乗ってみたかった車種が頭に浮かんだので、ソレをスマホで検索したら意外と近いトコにディーラー&試乗車があったんで、早速押しかけていったのである(笑)
ソレがこの【ルノー・メガーヌR.S.トロフィー】である。速さでシビックTypeRと鎬を削ってるクルマであるが、ワタクシはこっちのデザインの方が好きである。あからさまにゴテゴテしたガンダム的なフォルムよりも、こうした必要十分で質素なデザインのクルマの方がワタクシは好きである。流石にハデなクルマを乗るには少し年を取り過ぎたので、デザインはシンプルのが好ましいのである(笑)
でもって乗り込んでみると、外車特有の右ハンドルに伴うペダルのオフセットは微塵も無いのである。先代にあったようなセンターコンソールの違和感も殆ど全く感じられず、ドイツ車を運転するのと全く変わらんのである。クラッチは昔のクルマ並みに重たいが、コレもGDBを経験したワタクシ的には慣れればソコまでである。ヒール&トゥもし易いから自然に操作すれば自然にギアが繋がるし、デカい欧州人を想定して作ってるせいかドラポジもバッチリである。MT車においてはドラポジと操作感が最も重要なのであり、ソレが良ければもうその時点で及第点あげられるのである。
走りは実にキビキビしてて、FF車である事を忘れるほどに良く曲がるのである。ディーラーの中の人曰くコレは新機構のフロントストラット&リアアクスルの効果らしく、マジでFFとは思えないぐらい走りが良いのである。でもってサブタイにもあるように、このクルマはエンジンが最高なのである。現在の主流であるレスポンスと立ち上がり重視の小口径タービンなのであるが、コレがあるお陰でどの回転数からもアクセル踏んだら即座にターボ加速が始まるのである:
youtu.be
昔ながらのドッカンターボってピークパワーこそ凄いけど上まで回さないとパワーを感じないし、サーキットでも立ち上がりで扱い難いのである。でもコレならば無暗に回さなくても街乗りで十分楽しめるし、サーキットでも安定してラップを刻めるのである。最大300馬力&トルク40.8kgmが、どの回転数からもアクセル踏めば即座に出てくる。コレが気持ち良くない筈が無いのである(^-^)
*国産スポーツカーはオワコン?
EV時代が目の前に迫ってて、各社内燃機関(以後ICE)を捨ててEVに傾倒していて、国産メーカーも例に違わずEV傾倒が強くなる中、こうした最高にイカしたICEを搭載したスポーツカーを出してくる。やっぱF1やってる事もあって、ルノーの矜持とやらを堪能させてもらった次第である。ココ最近の外車スポーツカーの何が良いって、こういう数字に出て来ない部分をキッチリ追求してるってトコがである。ニッポン車は未だ数字やスペックを追いかけてるトコがあり、こういう目に見えないトコの追求を怠ってるってのが正直な感想である。
そりゃニッポンでも支持されるようになる筈だし、サーキットで見る機会も増える筈である。よーするに今まで国産スポーツカーに乗ってた人等が、走りも信頼性も使い易さも向上した外車スポーツカーに乗り換えるようになってきたのである。魅力的な300馬力級の外車スポーツが増えてきたというのに、肝心のニッポン勢はランエボが消えWRX-STIが消えRX-8が消え、マジでオワコン状態と化してるのが嘆かわしい次第である┐(´д`)┌でもって実を言うと、メガーヌR.S.トロフィーの試乗は実はオマケで、本命は別にあるのであるが、ソレはまた次回に持ち越そうと思う今日この頃であった。