アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ABSOLUTE HOPE ABSOLUTE HELL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「降伏はそれ自体、抵抗と同じくらい尊敬すべきことだ。特に他に選択の余地がないときには」
By マヤ・アンジェロウ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*The皺寄せ
 以前先代シビックTypeR(通称FK8)を扱き下ろしていたら何故か知らんがバズってしまい(笑)ホンダファンと思わしき方々から「FFで最速を追及して何が悪いッ!」とか「居住性と速さを両立させられる事がホンダの凄さだろうがッ!」って怒られたモンであるが、ソレでもワタクシは「悪いに決まってんだろコノヤロー」と答える次第である。何故かと言えば、その皺寄せがオーナーに来るからである。今回の新型(通称FL5)にしても、こんだけの皺寄せがあるのである:

  • 4595mmx1890mmx1415mmというGT3よりもデカいサイズ → 駐車スペースの確保が大変になる
  • 265/30ZR19(ミシュランPS4)という極太大径タイヤ → 1本8諭吉前後するから気軽に走れない
  • 330馬力&トルク45というハイパワー → 発熱が凄くてエンジン寿命が短くメンテに手間が掛かる
  • 1430kgという重量 → ブレーキパッドもローターもタイヤも減りが早く、維持費が更にかさむ

パッと思い付くだけで、このぐらいの負担をオーナーに強いるのである。何故ワタクシが口を酸っぱくして「軽さガー、小ささガー」を連呼するかって、たったソレだけで上記負担が軽減されるからである。スーパーカーならソレで良いかも知れないが、シビックTypeRはスーパーカーなのかって話である。

 こう書けば「FF世界最速」が如何にムダな肩書かがお分かり頂けると思うのである。TypeRといえどシビックであり、シビックがその名の通り市民の足である以上、市民に負担を強いる形での速さの追求は無意味なのである。コレがフェアレディZみたいなピュアスポーツカーなら話は別なのであるが、シビックはそうじゃないのである:
youtu.be
多分もうそろそろ新型フェアレディZ(通称RZ34)も販売が始まるので、こっちもネタにできる事であろう。コレの何が良いって、車体サイズが4380mmx1840mmx1315mmとGT3よりも小さいトコがである(笑)ワタクシは「FL5かRZ34、どっちか選べ」と問われたら、確実にRZ34の方を選ぶであろう。

*現状維持が最高
 ただFL5もRZ34もファーストカーとしては力不足&セカンドカーとしてはデカ過ぎるので、残念ながらワタクシの購入候補には上がらない次第である。でもって気が付いたらNDも再来月で3回目の車検である。街乗りオンリーならば10年でも15年でも全然平気なのであるが、サーキット走行を結構重ねてるから「もうそろそろかなぁ~( ´△`)」って思ってしまうのである。その事を行きつけのショップに相談したら「他なんて無い。2リッター以下のコンパクトスポーツなら、現行ならNDロドスタが攻守最強」って答えが返ってきて、初っ端から話が終わってしまったのである(笑)

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 曰く「もし乗り換えたいってなら【990S】に乗り継ぐのがベスト」だそうである。何故ソコまでNDが高評価なのと聞いてみたら「ハンドリングや走りの熟成度が他とは群を抜いている」だそうである。軽いし、弱点らしい弱点が無い素直なハンドリングで、細部まで練られて作ってるから故障やトラブルも皆無。だから「運転を楽しむならNDがベスト」との事である。ソコでワタクシは「じゃあGRヤリスはどうですか?」と聞いてみたら「アンダーステアが結構あって、ソレが運転の楽しさをスポイルしてる」んだそうである。

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 だからGRヤリスを乗るコツは「コーナリングがやや遅いからソコは仕方ないと諦めて、立ち上がり等他の要素で補えば速くなる」なんだそうである。だからこそ「でもそういうクルマ、所有車種やセッティングから見るに、ロンさんあんま好きじゃないでしょ?」って言われたのである。確かに言われてみれば曲がらないクルマなんてもう10年以上も乗ってないし、昔ながらの曲がらない4WDは敢えて乗りたいとも思わないのである( ̄~ ̄)まぁ何ちゅーか、GRヤリスはマイナーチェンジでソコんトコを改善してくるか否かが注目点であろう。

*2リッターは何処
 というワケで、ND3回目の車検を通す事は既に決定事項であるが、ひょっとしたら4回目も通す事になるかもなのである(^_^;)流石に経年劣化&サーキット走行によるダメージの蓄積もあるから乗り換えがベストなんだけど、現在のラインナップにゃ良いのが無い&流石に同じモンを乗り継ぐのは気分的にアレ&欲を言えばもう少しパワーのあるクルマに乗り換えたいってのがあって、非常に悩ましいトコなのである(´ヘ`;)唯一希望を託すとしたら、軽井沢ミーティングでND開発者であるマツダの中の人が言ってた「2Lソフトトップの新グレードの可能性」ぐらいであろう。

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 あと蛇足だけど、GR86/BRZのサーキットでの話とかも既に入ってきてて、曰く「先代86/BRZとハンドリング等々においては殆ど何も変わってない」だそうである。確かにエンジンが2.4Lになって中間トルクが太くなって乗り易くなったけど、ソレ以外の際立った利点は特に無いんだそうである。曰く「アレはオタクが弄って雰囲気を楽しむクルマであって、ハンドリングを追求する人間の乗るモンじゃない」と結構辛辣なのである( ̄▽ ̄;)まぁでも来年いっぱいまでは半導体諸々の不足が続いて色々間々ならないので、元に戻ってから考えようかと思う今日この頃であった。