ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「ピンチは最大のエンタテインメント」
By 彦坂裕
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
インプ&ランエボは終わらない?
やっぱGRヤリスに不満を、特にレスポンスや加速についての不満を持つ人って、思ったより居るっぽいのである。というのもGRヤリスの「ハイパワー+4WD」というパッケージングはインプ&ランエボのソレそのもので、共に生産終了となった今、ファンが自ずとソレを求めてしまうのは理に適ってるのである。ンで、GRヤリスのエンジンは1気筒少ない&400cc少ないのに加え、インプ&ランエボのソレは旧世代エンジンの中でもトップクラスのトルクとレスポンスを誇るエンジンだから、その齟齬が余計に目立つってワケである。
前にも言ったと思うが、マジのガチでレスポンスとか低中回転トルクとかが欲しいのであればGRヤリスなんぞ買わずに、コルベットとかカマロとかのV8のアメリカンスポーツを買うべきなのである。ワタクシは最初からンなモンは期待しておらず「一番重要なのは軽さと小ささ」って割り切ってたんで、ソコ等辺は全く気にせずに評価していたのである。トルクやパワーなんて後から幾らでも出せるけど、車体を小さく軽くする事は非常に困難なのである。だからワタクシはGRヤリスのトルクやレスポンスには不満は無いし、寧ろもう少しパワーが少なくても別に構わんとすら考えてる次第である。
メーカーからの返答
まぁ流石にトヨタもソコんトコはシッカリ顧客の声を聞いてたと言うか、G16E-GTSエンジン自体がまだ発展途上だったというか、この度【アップグレード&パーソナライズプログラム】を提供する運びとなったのである。上記動画で指摘されてたトコにピンズドでアップデートしてきたってのもそうであるが、何がヤバいってコレがメーカー自ら提供するシロモノ→メーカー保証がそのまま続くって事がである。通常はECU弄ったら保証は一発アウトなのであるが、ソレが保証される上に価格も14.1諭吉とお買い得なのだから、コレはデカいのである。
ECU書き換えって色んなトコで結構頻繁にやってるけど、実はアレってリスクが結構あるのである(^_^;)弄ったら保証一発アウトなのもだけど、変な弄り方するとエンジンブローする危険性もあるからである。だからやる時は実績と経験豊富なショップのを選び、パワーアップは控えめにして貰うのがワタクシならではのコツである。でもコレがメーカー謹製ならば、ソコんトコの心配は一切不要になるのである。でもってメーカーがソコまでやるって事は、今後のチューニングの主役が社外からメーカーに取って代わられる未来も見えてきたって事である。
ワタクシ的には、コレは十二分にアリだと思うのである。ちゅーのも昔と違ってクルマ、特にスポーツカーの価格は大幅に上がり、でも昔と違って稼ぎが増えたワケでもない。そんな状況でスポーツカーのオーナーが何を考えるかって「できれば余計なリスクは冒したくない」って事である。バブル時代は社会にカネが溢れててガンガン稼げた&ガンガン借りられたからこそのチューニング黄金時代だったのであるが、その時代が終わったらチューニングに慎重になるのは当然の流れであり、その点の保証と実績があるメーカー直系チューナーの出番が回ってくるのである。
チューニング新時代
あともう1つの理由は、今後やって来るクルマの新時代において、新時代のクルマのチューニングを担えるのは実質メーカーだけになりそうだからである。つい最近【カリフォルニアは2035年以降ICE車販売禁止】ってニュースが出たように、どんな形になるにせよ純ICEのスポーツカーの時代が終わるのは確定だと言えるのである。無論、予定通りに行かない可能性も少なからずあるが、何れにせよ純粋なICE車は特殊な環境向け(特殊用途車両、途上国向け等)以外は無くなる事であろう。ぶっちゃけ今度出る新型フェアレディZと新型シビックTypeRが国産最後の純ICEスポーツカーだとワタクシは考えてるのである。
で、今の社外チューナー達が、何処までそのEVやFCVや各種ZEVに対応したチューニングが出来るんだって話である。ワタクシの見立てでは「手も足も出ない」である。外装や足回りは何とかなっても、肝心のパワーユニットに対しては何も出来ないだろうからである。モーターパワーも上げられないし、バッテリー容量も増やせないし、制御プログラムにも手が出せない。ノーマル以外の選択肢は無いのである:
youtu.be
ソコんトコ手を出せるのは何処かって、他ならぬメーカー自身だけである。だから時代が進めば、自然とチューニングの主体は社外からメーカーに移っていくだろうとワタクシは考えてるのである。その時代が来たらどうするかだけど、今から約13年後にワタクシがサーキット走れる身体かどうかは保証できないので(笑)まぁ今を楽しむに限る今日この頃であった。