アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SYMBOLS OF FAILURE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「すべての定義が失敗するほど、人間は幅広く、多岐多様なものである」
By マックス・シェーラー

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*250のジャスティ
 車重は1250kgまで、パワーは250馬力までで、ソレ以上はデメリットがメリットを上回るようになる。ソレがワタクシの掲げるFF車のジャスティスである。ぶっちゃけた話、ワタクシはFF車に速さなんぞ求めていないのである。FF車は小型軽量で、そんでもって日常での利便性があって、走行性能はそのオマケで十分ってのがワタクシの見解である。ちゅーのも、FFレイアウトのメリットって:

  • 走るのに必要な諸々を全部前にまとめられるから、その分室内空間が広くとれる
  • 車体構成部品が減る分だけコストが下がる
  • 基本アンダーステアだから挙動が安定し易くて制御も簡単
  • コンパクトに作れる分だけ車体が軽くなる

そう、FFって基本的に街乗りや日常生活において便利な駆動系式であり、走りの良さやスポーツ性能を追求するにゃ向いてないのである。スポーツ走行におけるFFのメリットって、ぶっちゃけ「車体が軽くなる」だけである。

 でもってその軽さのメリットが活きるのも、上記にあるように1250kg&250馬力までの話なのである。ソレ以上になるとFFのデメリットが強くなってくるのに加え、他の駆動系式のメリットの方が強くなってくるのである:
youtu.be
先代のシビックTypeR(以後FK8)の何がダメだったかって、FF最速に固執した事がである。その為にタイヤが高くなり、普段使いするにはデザインがハデ過ぎたり、街乗りでもアンダーが強かったり等々。やはり1250kg&250馬力を超えると色々不便になるモンである。

*だが車幅、テメーはダメだ
 今日は特にネタも無いので、先日正式に発表となった【新型シビックTypeR(以後FL5)】の話をしようと思うのである。まぁ事前に入手した情報通りのカタログスペックだったので驚く事は何も無かったのであるが、やっぱ「FL5デケぇよ&重ぇよ('A`)」の一言である。何がアレって、以前散々デケぇ重ぇと言ってきたFK8(4560mmx1875mmx1435mm&1390kg)よりもFL5の方が更にデカくて重い(4595mmx1890mmx1405mm&1430kg)事ががである。更に言うとGT3(4573mmx1852mmx1279 mm&MT1415kg)よりもデカくて重いのである(´ヘ`;)

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 何が一番問題って、車幅である。ニッポンの道って基本的に狭く、車幅が1800mmを超えると色々不便になるのである( ̄~ ̄)狭い道のすれ違いが大変だし、駐車スペースも厳しくなるのである。でもってワタクシが日常の場所として行くトコは何故か狭いトコが多いので、車幅が広過ぎるクルマは色々と不便なのである。FFホットハッチらしい日常性との両立も、車幅が広過ぎるせいで阻害されてしまっては元も子もないのである。ロンマニアの皆様はどう考えてるかは分からんが、少なくともワタクシ的にはFL5はセカンドカーとしての使い道が見当たらないのである。

 ただ何もかにもダメってワケじゃなく、唯一【Honda LogR】だけは非常に興味深いのである。GT3のポルコネ&【トラックプレシジョンアプリ】にも似たようなモンはあるが、流石に挙動とタイヤ摩擦円を可視化できる機能は無かったのである。コレが正確に機能してれば&ソレ等をデータとして蓄積分析できるのであれば、コレは非常に有用と言えるのである:
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ただシステムは凄くても、ソレを積む車体がアレなのが問題なのである(^_^;)車幅云々もそうだけど、ランニングコストも結構なモンになるだろうからである。標準タイヤが265の19インチだから、4本交換すると結構なお値段になるのである(;´Д`)車重もあるから結構減るだろうし、当然パッドやローターに対する負荷も無視できない筈である。昔のEK9時代とは違って、もう気軽に走る事は出来なくなってると考えられるのである。

*セカンドカー計画は再度白紙に
 だから当然の如く、ワタクシのセカンドカー候補にはなり得ないのである。NDロドスタは確かに2座で積載能力も低いが、何よりそのサイズと車重(3915mmx1735mmx1235mm&1010kg)が素晴らし過ぎるのである。車体が小さいから狭い道も小さい駐車場も苦にしないし、軽いからタイヤ等の消耗も少ない上に安く済むし、非力だけどそのお陰で小さいサーキットでも存分に床まで踏めるのである。何ちゅーか、NDはワタクシがセカンドカーとして求めるモンの理想形なのである。欲を言えばもう少しパワーが欲しい&もう少し荷物が積めればありがたいが、マジでそんだけなのである。

 あとハンドリングで考えても、今んトコNDが国産車最強の一角だと言っても過言ではないのである。何故ロドスタが100万台も売れたのかって、つまりそういう事である。小さいながらの丁度良さが、ロドスタには全部含まれてるからである。ワタクシが常々「初代シビックTypeR(以後EK9)ガー」て言うのは、つまりそういう事である:
youtu.be
このEK9の小ささ軽さ(4180mmx1695mmx1360mm&1050kg)こそがワタクシの求めてるモンだからである。ニュル北最速だとか筑波でのタイム更新だとか、ンなモンはどーでもいいのである。日常の足として程好い使い勝手を前提に、ソコに必要十二分な走行性能を詰め込む。ソレこそがスポーツFFのジャスティスであり。セカンドカーとしてソコだけは妥協できない今日この頃であった。