アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BUBBLE & SCRAPE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「革命は、人が楽に生きるために行うものです。悲壮な顔の革命家を、私は信用いたしません」
By 太宰治

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*高くね?
 国産輸入問わず中古スポーツカーの値段が上がってる理由って、半導体云々で生産が滞ってるのもだけど、一番ややっぱ「コレが最後の純粋な内燃機関(以後ICE)搭載車だから」ってのがデカいのである。でもって投資って高騰してから買うのでは既に遅く、そして売る方もソレを見越して高く売りつけるのである。だからこのGT3にアホみたいな値段が付くのである:
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ぶっちゃけこのGT3に3540諭吉という値段は高過ぎると思うのである( ̄~ ̄)貴重なMTとはいえ右ハンドルだし、PTSプラスやPCCBやシャークブルー一式みたいな高額なオプション入れてるワケでもないし、正直コレより1000諭吉安かったとしてもまだ高いっちゅーのがワタクシの正直な感想である。

 ただまぁ今はもうオーダーストップしてるのに加え、ポルセンの方で認定中古として流れてくるまであと数年かかると考えれば、今すぐ欲しいヤツは上記要素も加わって、この値段でも買っちゃうんだろうなぁって思った次第である(^_^;)ワタクシが最初にR35NISMOでポルセン訪れた時、中の人が「貴方は素カレラじゃ絶対満足しないだろうから役物買うべきです」と薦めてくれて、その後マジでワタクシの為に役物の枠を回してくれた事を考えると、もうポルセンに足向けて寝れない次第である(笑)やっぱ何ちゅーか、マジのガチで素晴らしいモンは、マジのガチで素晴らしいオーナーの元に届く運命にあるのである(爆)

*ノーモア違和感
 アメリカでポリコレが一大ブームになった理由って、大学出ても職にありつけない人文学系学生の間で盛り上がったからだそうである。アメリカの大学の花形学部はSTEM(科学、技術、工学、数学)であり、ガチで優秀なヤツはほぼSTEM系学部へ行き、一流企業に入社し高給をガッポガポ貰うらしいのである。でもってソレ以外の優秀じゃないヤツは人文学系行くしかなく、就職率がヘタしたら専門学校や高卒以下だったりするのである。当然、そんな環境の中じゃルサンチマン溜まりまくりで、親のコネで大学行ってる坊ちゃん嬢ちゃんは世間知らずも相成ってピューリタン的思想に傾いてくのである。

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 ンでもって前にも話したと思うが、そういうヤツ等が被害者意識とコンプレックスとルサンチマンをポリコレという形で昇華させようとし、コネをフル活用して各界に送り込んだ人材と連帯してアメリカ中にポリコレの嵐を巻き起こしたのである。でもって今時はSNS等で海外の情報が簡単に手に入るから、ソレを用いて海外大学の似たような境遇のヤツ等と連帯して足並みを揃えて攻勢をかけてきたのである。ココ数年の「保守系の偉いヤツが何か引っかかる事を言う→SNS等で一気に拡散→各界が足並み揃えて糾弾し同時にデモも動員する→偉いヤツ追放」の流れは見事だったと言う他無いのである。

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 コレが何故途中から上手く行かなくなったかって、やり過ぎたからである。ワタクシが思うに、もっと時間をかけてポリコレ思想を浸透させていけば、多くの人々は世の中を変えられた事に気付かぬままソレを受け入れてたと思うのである。何かを変えた時、人は正しいか否かよりも先に、違和感を感じてしまうからである。でもって人間というナマモノは理屈よりも感情で動く以上、正しくても違和感の強いモンは受け入れ難いのである。だから違和感を抑えるために徐々にやる必要があるのだが、コレを焦り過ぎて矢継ぎ早にポリコレ改革をやり過ぎたから反発を招いたのである。

*21世紀のプロレタリア革命
 まぁ何ちゅーか、サヨク古今東西そうだけど、結局プロレタリア革命思想から抜け出せないのである。形式や言葉遣いを変えてもやる事が結局同じだから見破れるし、見破ったら後は対処も簡単である。今考えると欧米でポリコレの嵐が吹き荒れても指導者連中が何もしなかったのは、つまりそういう事だと思うのである:

ポリコレ騒ぎを起こす

権力者や大企業の人間がキレてやり返す

「強者の横暴ッ!」って世間を焚きつける

階級闘争が始まる

(゚д゚)ウマー

でも権力者や大企業は何もしない

その皺寄せが一般庶民に来る

鬱積した不満がポリコレ勢に向く

マスクがツイッターを買収してキラキラポリコレ勢を追放する

振り戻しがガツンと来る

( ゚Д゚)マズー

というワケである。コレが貧しい国だったら「権力者共を倒せば苦しい生活が楽になるかもッ!」ってなるんだろうけど、欧米先進国だと社会福祉もソレなりにシッカリしてる→不満はあれど政府転覆しようとは思わなくなるのである。

 ソレが学生運動時代のニッポンだったのである。あんだけ激しい学生運動サヨク運動が起こったにも関わらずニッポンが社会共産主義国にならなかったのは、ニッポンが豊かだったからである。破壊衝動ってのは飢えてるからこそ起こるモンであり、腹さえ満たせれば不満はあれど壊そうとは思わなくなるのである:
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結局ポリコレ勢やサヨク勢がやりたかった事って、歴史を紐解けば中国やニッポンで既に行われてて、共に失敗という結果に終わってるのである。ビスマルク曰く「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とあるが、ポリコレ勢の失敗の原因はちゃんと歴史の中にあったのである。たとえ遠回りになったとしても、大事な事は時間をかけてゆっくり確実にやるべきだと歴史が語りかけてきた今日この頃であった。