ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「地球を動かしているのは、思想ではなく経済だ」
Ｂｙ 司馬遼太郎
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊トラックが終わらせた最高速伝説
あの９０年代国産スポーツカー黄金時代に走り屋やってたロンマニアの方曰く「昔アレが出来たのは２０代は他に娯楽が無かったのと、景気良くて改造費ローンしまくれたのもだけど、警察や世間が大らかだったのが一番だった」だそうである。騒音さえ気を付けてれば峠周辺の住人も文句言わなかったし、ケーサツもやり過ぎなければ大目に見てくれたし、マスコミも大して関心無かったんだそうである：
youtu.be
丁度３０年前の動画であるが、昔の首都高はこんな感じだったのである。夜中３時ぐらいになると一般車もロクに居ない＆この時間帯に走る一般車はこういう状況に慣れっこだから、あの時代は走り屋達がバンバン走ってたのである。
んで、後はご存知の通り、バブルが終わって皆ビンボーになってローンも通らなくなって、ケーサツも世間も五月蠅くなって、ネットとSNSの普及でこういうのが晒されるようになって、今となっては極一部の人間が細々と走ってるぐらいである。ただ首都高や湾岸が廃れた一番の原因は、ワタクシは「トラックの増加」だと思うのである。２０００年ぐらいから高速の夜間割引が始まって、ソレに伴い深夜帯のトラックが増えて、一気に走り難くなったからである：
youtu.be
特にアマゾンだとか楽天だとかのECサイトが一般普及するようになってからは物流も一気に増え、物流が増えれば当然トラックも増えるってワケである。あと更に言えば今時のオービスは結構進化していてて、時速３００ｋｍでもナンバーとドライバーの顔をシッカリ撮れちゃうんだそうである(^_^;)
＊２→５
話は変わって、ワタクシは以前から「今の新コロの２類相当ってのはワクチンが普及するまでの一時的なモンであり、普及して効果が確認されたらインフル同様まで引き下げられる」と予想していたが、どうやら【今年春には５類に引き下げるっぽい】のである。まぁワクチンの効果が想定通りだった、新コロの弱毒化が進んだってのもあるだろうけど、一番はやはり経済なんじゃないかなとワタクシは思うのである。２類の経済負担がデカかったのに加えウクライナ紛争まで起こってしまったから、経済を元に戻す意味でも引き下げが必要だったのではと思うのである。
ワタクシの見解は以前にも述べたが、基本的には５類引き下げは賛成である。確かに感染拡大のリスクは未だあるが、ソレ以上に経済の落ち込みによるリスクの方がデカいと思うからである。コレも以前から言ってる事であるが、経済は若い人も健康な人も殺すからである。失業による自殺もそうだけど、経済悪化に伴う犯罪率の上昇もあるし、経済が悪化すると社会インフラや防衛費に回すカネも減るからである。新コロで死ぬ人を抑えられても、新コロ以外で死ぬ人が増えたら本末転倒。コレもワタクシが以前から言ってきた事である。
でもって今の状況はどんな感じかって、確かに今の新コロ株の感染力は高いけど弱毒化は進んでて、感染した人の多くは無症状か軽症であり、殆どの人が対症療法だけで何とかなるレベルにまで落ち着いてる次第である。インフルが正にソレだけど、医療現場において一番肝心なのは「感染者を無くすこと」ではなく「感染者が来ても病棟が回ること」であり、前の第７波でもそうだったけど、今はソレが達成できてるのである。多分５類引き下げの判断は、そういう現場の状況を見て決めたんじゃないかと思うのである。
＊人間はビンボーの前には余りにも無力
こう書くと「たとえ国が貧しくなっても、皆で支え合って頑張ってけば良いじゃないかッ！」って言い出す人も居るだろうけど、ワタクシは「ソレは絶対にムリ」と断言する次第である。そんな事ができるんだったら途上国の社会問題とか内戦だとか、ンなモンは起こってないのである。経済的貧困は概して心をも貧しくしてしまうモンであり、ニッポン人だけが特別だなんてとてもじゃないが思えないのである。古今東西、人間というナマモノは貧しくなったら奪い合うモンであり、モラルや道徳は経済的豊かさにほぼ比例するモンなのである。
ワタクシは前の祖国がその類の発展途上国だったので、ビンボーが如何に人間や人間社会をダメにしていくか、そしてソコから立ち直って成長していくのが如何に難しいかをガキの頃から見てきたので、この手の「カネが無くとも人間は幸せになれる」的な事を安易に言うヤツがCVTと同じぐらい大嫌いなのである（笑）心が貧しいと、マジで先の事だとか他人の事だとかが考えられなくなるのである。今が良ければいい、テメェ等だけ良ければいいを皆でやって、ムダな争いを起こしてカネをドブに捨て続ける。ニッポンは折角心が豊かになったのだから、再度貧しくなってはいけないと強く思う今日この頃であった。.
