ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「民主政治は専制政体と変わらない。なぜならば、民主政治とは全員がひとりの意志を無視し、時にはこれに逆らって議決し得る。という全員ならぬ全員が、議決し得る執行権を認めるからである」
Ｂｙ イマヌエル・カント
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊最終型のススメ
クルマを買うなら何時頃が得か。初期型？中期型？クルマに詳しい某ロンマニアの方曰く「オススメは最終型」なんだそうである。曰く「初期型は必ず何らかのトラブルが起こるからオススメしない」であり、マイナーチェンジ後の中期型は「悪くないけど、もう一つ美味しいトコが欲しい」だそうである。最終型は何が良いって：
- そのモデルにおける不具合が殆ど解決されてるから
- 乗り味や走りの熟成も一番熟してる頃だから
- 在庫処分だからお得な装備が多く付いてる上に安くなる
- 将来売値がアップした場合、一番値が上がるのが最終型だから
- 特に当該車種が生産終了になる場合、最終型の価値は一気に跳ね上がる
という理由である。確かにコストパフォーマンスを考えれば最終型が最も優れてるのであり、その次に控えてる新型への好奇心さえ抑える事ができるのなら、最終型こそ攻守最強の選択肢だと言えるのである。
特にスポーツカーの場合、その価値は計り知れないのである。有名所ではBNR34NurとかFD3SスピリットRだとか、今までの伝説も加わって今現在値段がヤバい事になってるのである(^_^;)マジレスするとBNR34の全体販売台数１.２万台の内、Nurは２０００台→BNR34の６台に１台がNurなのであるが、ンな事お構いなしに最終型と言うだけで値段がシャレにならん事になってるのである：
youtu.be
ただワタクシは「好奇心＞カネ勘定」なのと「どうせ乗ってボロボロにしちまうんだから売値は関係無い」って考え方なので、丁重にお断りした次第である（笑）ワタクシはやっぱ中期型派であり、ソレが好奇心とコスパの一番のバランスだと思ってる次第である。
＊ノーモア集団指導体制
今日はもうネタが無いんで、退屈な政治話で茶を濁しまくろうと思うのである（笑）気が付いたら４日後にはウクライナ侵略から丸一年となるのだが、改めて思う事は「やっぱ集団指導体制でもダメだった」って事である。スターリン＆毛沢東の死後に「独裁だとソイツが暴走した時にヤバい事になる」って事で党内に派閥作って権力を分散する集団指導体制になったのは有名な話であるが、結局中央委員会に人心把握や権力争いの達人が１人でも入ってきたら、ソイツにより集団が各個乗っ取られてしまい、結局は独裁体制になってしまうからである。ソレがプーチンであり、キンペーであり、共に世界の厄介者と化してしまったのである。
いくら中央委員会の人間が選ばれた少数のエリート集団とはいえ、やはり人間であることに変わりはないのである。年取ると頑固になるし、理屈よりも感情が上回る場合も多々あるし、同調圧力に屈する事もあるし、欲望や邪念や狂気に突き動かされる事だってあるのである。オウムやニッポン赤軍なんかがソレであるが、どんなに優秀な人間であっても、外からの干渉に乏しい閉ざされた世界の中に居るとおかしくなってしまうモンなのである。ソレはココ最近、ニッポン共産党がものの見事に証明してしまったのである。アレこそ正に「集団指導体制の限界」と呼べるシロモノなのである。
この件の何が問題って「文句があるなら党内で」って言っても、党内でソレをちゃんと議論してるかを確かめる術が無いって事である。意見しても握り潰されてるかも知れないし、そうだとしても「意見を握り潰されたッ！」って公言したらアウトになる。いくら「党内では自由な議論ができる」って言っても、ソレを確かめる術が何処にも無いのである。ソレを「党の決まりだから受け入れろ」って言われても、フツーの人からしたら「ンなモン受け入れられるかッ！」で終わりである。この件に関しては、ニッポン共産党のやった事は悪手の中の悪手だと言えるのである。
＊腐っても民主主義
じゃあどうすれば良いかって、国家元首の任期はキッチリ制限して、全政治家は定期的に選挙による選別を受けてもらうしかないのである。そう、典型的な民主主義のソレである。実質独裁されても任期終われば何とかなるし、党員や国民の意見を平等かつ客観的に反映させる最も有効な手法は結局選挙だからである。こう書くと「ヒトラーも選挙で選ばれた云々」って言われるだろうけど、ヒトラーは憲法を停止して任期や選挙をできなくしてしまったのが問題なのであって、ヒトラーが選ばれたとしても任期満了か選挙で落とされるなら、ソレは民主主義が機能してる証なのである。
前にも言ったと思うけど、民主主義の一番の利点は「最高の国を作れること」ではなく「最悪の国を作らないこと」だとワタクシは考えてる次第である。確かに名君を任期や選挙でバッサリ切っちゃうのは勿体無さ過ぎるが、その代わり暴君を任期や選挙でバッサリ切れるのである。名君のソレは後継者がワンチャン何とかしてくれるが、切れない暴君はシャレにならないのである。でも今時の人間にとって自由はまだまだ荷が重く、安全安心安定を欲するあまり「善良なる独裁者」を追い求めてしまうヤツが少なくない。結局歴史って、こういうのを延々と繰り返してるような希ガス今日この頃であった。
