ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「採算を向上させていくためには、売上を増やしていくことはもちろんであるが、それと同時に製品やサービスの付加価値を高めていかなければならない」
By 稲盛和夫
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*やはりトルク‥‥!! トルクは全てを解決する‥‥!!
ワタクシが常々「EVは確実に成功する」って言ってる理由であるが、ソレは「モーターは強力なトルクを停止状態から出せるから」である。ぶっちゃけ世の中の99.9%のクルマは130km以上の速度を出さないモンであり。クルマの馬力はソコまで出す分だけあれば事足りるのである。重要なのはソコまで辿り着く為の加速力であり、加速力を担うのがトルクなのである。何故一昔前ディーゼル車が欧州で主流だったかって、つまりそういう事である。軽油が安い、ディーゼルエンジンの燃費が良いのもだけど、一番は「低速から強力なトルクが立ち上がるから」なのである。
ワタクシがA200dの走りに感銘を受けたのは、正にこのディーゼルのトルクゆえである。馬力は150馬力と”ショボい”が、トルクは320Nmと大排気量ガソリンエンジン並みにあるので、街乗りが楽しいのである。エンジンがパワフルなだけでなく車体剛性や足回りもシッカリしてるから、ちょっとした街乗りでもキビキビ動くのである:
高速道路とかワインディングロードに入ったら、こんな風にスポーツモードもある&インパネもソレ用があるんで、切り替えて楽しむ事もできるのである。まぁ流石にSクラス程のエンジンの静かさ&滑らかさ&パワフルさは無いが、コレがベンツ最底辺のAクラスである事と、あと値段(諸々込みで665栄一)を考えりゃコレで十分である。
*一番気に入ってるのは‥‥コスパだ
そう、乗ってから気付いたのであるが、コレはオプションのアドバンスドパッケージが入った車体だったのである。だから代車あるあるの「最低グレードでオプション無し、ただ走るだけ」じゃなく、快適装備がてんこ盛りだったのである( ̄▽ ̄;)先日ネタにしたパノラマルーフがソレであり、その他色んなアクセサリーが付属してたのである:
こんな風にHUDが付いてて、現在の速度と今走ってる道の制限速度、あと各種アシスト機能の動作が確認できるのである。無論今時のHUDだから、昔のソレみたいにチラついて長時間見てると目が疲れるなんて事は無いのである。
あと駐車時にアラウンドモニターもちゃんとあるのである。当初は懐疑的だったコレも、使ってみると思いの外快適なのである。
あとこんなモンまで付いてたりするのである( ̄▽ ̄;)何だかコレが昨今の外車のトレンドっぽいのであるが、ワタクシにゃ全く理解できんシロモノである。因みに911もオプションで同様なのを選べるが、生憎ワタクシはケチだったのである(笑)
あと「オーディオの音がえらく良いな~( ̄▽ ̄)」と思ってたら、なんとブルメスターだったのである( ̄Д ̄;)何時かはブルメスターのオーディオを体験したいと思ってたが、まさかこんな形で体験する事になるとは思わなかったのである(^▽^;)ブルメスターもへったくれもない音楽なのがアレであるが(笑)こんな音楽でも心地良く聴けちゃうんだから、やっぱブルメスターは欲しくなってしまうのである。
あと今時はどんなクルマもそうであるが、スマホのワイヤレス充電&USBがCだけなのはもうデフォなのである。iPhoneもUSB-Cになっちゃったし、面倒臭いけど家にある各種ケーブルはもう色々と処分しなければならないなと思った次第である。
あとA200dでワタクシが一番気に入ったのがコスパもであるが、実は内装もなのである。新しいモンを色々取り入れつつも、安易に変えてはいけない古いモンは残してある、ソコの絶妙さがである:
ベンツに限らずどのメーカーもそうであるが、ダッシュボードって基本的に曲線&曲面が主体のデザインなのである。でも液晶モニターってのは直線であり平面である。つまり「液晶モニターは基本的にダッシュボードにおける異物」なのである:
だからちゃんとしたメーカーは色々と工夫して、曲線曲面が主体のデザインの中で直線的になる部分を上手く作り込んで、ソコに液晶モニターをハメ込むのである。ムダにデカいモニターをハメ込むと直線平面が際立つようになって、結果デザインがアンバランスになってしまうのである。
あと内装でもう一つ重要なのが「物理的スイッチは必ず残す」って事である。液晶パネルにスイッチがある事の何がアレって「パネル見ながらじゃないと操作できない」と「実際にスイッチが入ったかどうかを目視で確認しなきゃならない」の2点がであり、ソレ即ち「運転中に操作するのは危険」って事なのである。物理スイッチなら見なくても触覚で分かるし、スイッチが入った事をクリック感で判断できるから、運転中でも目をそらす事無く操作できちゃうのである。
でもってインパネ画面の切り替えとか、音量変えたり電話取ったりクルコン操作したりとかも、全部ステアリング上のスイッチで操作できちゃうから、運転しながらでも簡単に操作できちゃうのである。でもってコレ等全部直感的に操作できちゃうから、UIも無問題である。古いモンが全て良いワケではないが、かと言って新しいモンも全て良いワケでもない。そのバランス感覚が実に巧みだと思ったのである。
*目指せ頂点?
こうなると「コレより上のクラスはどんなに凄いんだ+(0゚・∀・) +」ってワタクシも思うし、ベンツ側もそう思って上のクラスに買い替えて欲しいのだろうけど、実際はそうじゃないっぽいのである( ̄▽ ̄;)AクラスとBクラスは現行を最後に生産終了になってしまうらしいが、その理由が「顧客がAとBで満足しちゃって上のクラスへ行ってくれないから」らしいのである(^_^;)そして今回、何故AクラスBクラスのオーナー達がソレで満足しちゃうのか、何ちゅーか理屈ではなく身体で理解してしまったのである(笑)確かにC以上と比べればショボいが、ショボくても使い勝手は十二分にあるからである。
ワタクシが20~30代ぐらいの頃は「ベンツなんてダセー(^Д^)こんなオヤジ臭くて色々と地味なモン誰が乗るんだよ(^∀^)」って思ってたモンであるが、いざワタクシ自身がオヤジになると、その真価が分かるようになってしまったのである(笑)ベンツの真骨頂は何かって、上記にもあるように「コスパ」なのである。突き抜けて最高なモンは殆ど無いが、最大公約数を追求するとベンツが最適解になってしまうのである。ただワタクシは「肉体はオッサン、精神はガキんちょ」なので(笑)まだまだ尖ったクルマで走り続けたいと思う今日この頃であった。