ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「革命前にはすべてが努力であった。革命後にはすべてが要求に変わった」
By ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*革命についてけなかったヤツ等
遂に今年8月いっぱいでR35の生産が終わるが、ワタクシの元に最初のR35が納車されたのは丁度17年前の同じ8月だったのである。初めてR35乗った時の衝撃は今でもハッキリと覚えており、一通り試乗し終えたワタクシの率直な感想は「革命(゚∀゚)キタコレ!!」だったのである。その後速攻でハンコ捺して、計2台13年12万キロ走ったのは以前から何度も言ってる通りである。当初は外車に全く興味の無かったワタクシの見解を完全に変えてしまったのは、R35をキッカケに世界中のスーパースポーツに触れる機会を得たからである。もしあの時CZ4AかGRB選んでたら、ワタクシは今頃FL5の納車待ちをネタにしていたであろう(笑)
今でも良く覚えてるのが、当時のR35への反応である。ワタクシの様に熱狂的に歓迎するクルマ好き達が多く居て、その反面「こんなのGT-Rじゃないッ!」って拒絶反応を示す自称クルマ好きも少なくなかったのである。曰く「車体も部品もムダに高い」「縛りがキツくて弄れない」「MTの設定が無い」「スカイラインじゃない」「GT-Rは直6であるべき」「外車を意識し過ぎ」「電子制御だらけで面白くない」「車重が重たい」等々。ソレ等が如何にマヌケな意見だったかは、その後のスポーツカー界隈がどうなっていったかを見れば分かる事である┐(´∀`)┌
*操る楽しさの復権
まぁただあの時代は2002年の排ガス規制からまだ然程経ってなかった→90年代国産スポーツカー黄金時代の名残がまだあった時代だったんで、その”基準”から大きく逸脱したR35の存在は国産車ファンにも外車ファンにも受け入れ難いモンがあったのであろう。何ちゅーか、革命家が最初は変人と受け止められるのは古今東西変わらないって事である。さて話は変わって、と:
改めて思うのは「86/BRZはポスト黄金時代を代表するクルマとして受け入れられた」って事である。欠点は色々あるのであるが、でもリーズナブルさとシンプルさとソレなりの速さは幅広い支持を得ることに成功していて、売れた台数も多いから扱うショップもカスタムパーツも多いし、中古車も豊富にあって安い。初代の頃からコレを狙ってその通りにしたのだから、やっぱトヨタのマーケティング戦略恐るべしである。youtu.be
当初ポルシェは「911以外はEVにしていく」って戦略だったのであるが、気が付いたらタイカンは全然売れなくなったし、次期カイエンはICEとの併売になりそうだし、マカンもEV化したけどICE版(旧型?)も併売されそうだし、718もひょっとしたらICE併売かもってなってるのである(^_^;)でもって何時の間にかポルシェどころか、ドイツそのものがヤバい事になってたりするのである( ̄▽ ̄;)ワタクシに992.2GT3の枠が回る頃、ドイツ経済はまだ息をしてるであろうか(笑)
*夏草や、GT-Rどもが、夢の跡
でもってあの時から17年、今となってはR35は国内外のクルマ好きから受け入れられ、自称クルマ好き共の批判が的外れであったことが証明されてしまったのである┐(´-`)┌まぁ流石に2002年からもう23年だから、あの時を生きたヤツ等は皆年を食って走る気力を無くしてるってのもあるのであろう(笑)あとは時が経ち過ぎてあの時代のクルマは軒並みネオクラの仲間入りをして、中古車バブルと海外JDMブームのせいで残った在庫も軒並み消えてって、バブル経済も完全に終わって若者もオッサンもカネが無くなって、もう夢を追いかけるだけの気力体力も無くなってしまったのであろう。
あとコレはワタクシがとある情報筋から聞いた話なのであるが、曰く「R35の部品は生産終了から15年は作られ続ける」との事である。つまり今年8月で生産は終わるけど、理論上2040年まではR35に乗り続けられるって事である。ただソレ即ち「発売から既に15年以上経ってる初期型(MY07~MY09)の部品はもう出ない」って意味でもあるのである( ̄▽ ̄;)だから水野氏時代のR35に憧れるのは分かるのであるが、実際に買うならばポスト水野氏時代のソレがベターなのである。R36が2040年までに出るかどうかは分からんが、真のR35ファンがその時まで耐え凌いでくれる事を願う今日この頃であった。