ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「職人とは職業ではなく、心構えであり、プロ意識である。ただ作っている人は職人ではない。それはただの作業人。職人とは、誇りを持ってやっている人」
By 黒田雅風
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*この素晴らしい職人技に敬意を!
製造業や重工業が盛んな国は多くあるが、その中で何故ニッポンとドイツが突出してるのか。ワタクシの答えは「長い歴史の中で職人技に対する哲学が育まれて、ソレに対する敬意を社会全体で払ってるから」である。究極の職人技ってアホほど時間と労力を費やさないと得られないけど、でもソコから得られる利益は大した事が無いのである。そんな職人のモチベを支えてるのが「社会全体からの敬意」なのである:
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ニッポン刀が分かりやすいが、ドローンが飛び回る現代の戦闘においてニッポン刀なんぞ何の役にも立たない→ニッポン刀を作る技術なんてのは非合理的極まりないが、ソレでも今に至るまで残り続けてるのは「究極の職人芸に対する敬意がニッポン社会にあるから」である。そしてこの「些細な事にも全力を尽くす」って思想は、他の業種にも伝播するのである。
製造業や重工業ってバカにされがちだけど、でも第三次第四次産業の縁の下を支えてる必要不可欠な要素なのである。ITやAIやロボットを作るのに欠かせない半導体やベアリングやその他精密部品はどうやって作るかって、ニッポンやドイツみたいな国のクソ高い工業力によって作られてるのである。ドイツにもニッポン同様に「職人を貴ぶ文化」があり、だからこそポルシェみたいなブランドがドイツから生まれてきたのである:
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ポルシェはドイツだからこそ誕生できたのであり、アメリカや中国からは決して生まれてこないのである。ニッポンやドイツだけでなくヨーロッパの多くの国でも芸術や工業を尊敬する文化があり、非合理的だと分かっててもアナログな技術追求が行われ続けてるのである。産業が第三次第四次、果ては第五次まで進化しようとも、第一次第二次産業は無くならないし、重要度も変わらないのである。
*アメリカ人は職人芸に夢を見るか?
つい最近トランプ関税が発表されて世界が大パニックに陥ったと思ったら、何時の間にか中国以外延期されてたのである(^_^;)お陰でワタクシのヘソクリが3%ばかり吹き飛んでしまったが、まぁソレは別の機会という事で(笑)で、トランプが関税で何を果たしたかったかって、中国との経済不平等の是正もあるんだろうけど、一番は「アメリカの製造業や重工業の復活」じゃないかと思うのである。が、ワタクシは「ソレ無理ゲーじゃね( ̄▽ ̄;)」って思ってたりするのである。その理由は「アメリカは合理主義が蔓延り過ぎて、職人や職人技に対して敬意を払わなくなってるから」である。
水野和敏氏も言っていたが、アメリカ流グローバリズムの本質は「徹底した合理主義」なのである。第一次第二次産業よりも第三次第四次産業が儲かるなら後者にステ全振りして、ソコから「高品質な工業品はニッポンやドイツ等から買えばいい」「ソコソコのモンはメキシコや中国にアウトソーシングすればいい」っていう考えに至るのである。高級化ブランド化よりも安かろう悪かろうのが儲かるなら迷わず後者選ぶし、ソレが長い目で見れば会社を衰退させると分かってても「その時は会社を売って別の事業に投資すればいい」って考えるのである(^_^;)今まではソレで何とかやれてたが、ココ数年でソレが飽和点に達したのである。
でもって何が問題って「アメリカ人は左右共に第一次第二次産業従事者をバカにしてる」って事がである( ̄~ ̄)イーロン・マスクやサム・アルトマンみたいな第三次第四次でキラキラしてるヤツが英雄視されて、第一次第二次産業を「途上国か底辺か移民がやる事」って考えてて、第三次第四次及び軍事と教育とエンタメとスポーツ以外がスカスカになってしまったのである┐('~`;)┌でもって今のアメリカが強い分野ってのは、基本的に「選ばれし者の為の職業」なのである。マジのガチで必要なのは上位10%以上の秀才天才だけであり、ソレ以外は「合理的」に安く扱き使われてしまい、そのせいで「MAGA対DEI」といったバカげた状況に陥ってるのである。
*人の技術は!!!終わらねェ!!!!
故にワタクシは「今のアメリカで製造業と重工業を復活させる事は無理ゲー」と考えるのである。復活させてもアメリカ人が製造業や重工業を見下してる以上は従業員のモチベを保てないのもだけど。ソレ以上に「アメリカ人従業員を安く扱き使う事も、アメリカ製品を高く売る事も出来ないから」である。iPhoneがソレであるが、アレがあの値段なのは「途上国で安く作ってるから」なのである:
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アメリカで内製しようと思うと工場云々もそうだけど、人件費がバカにならないのがアレなのである( ̄~ ̄)当然だがその分だけアメリカ製品の値段は上がるし、そしてもう一つの問題は「高いアメリカ製品を欲しがる人は少ない」という事である。そう、合理化し過ぎたあまり、アメリカ製品にはブランド力が欠けてしまってるのである。
冒頭の「職人技云々」ってのが何故大事かって「その職人技に価値を持たす事ができるから」である。スイスの機械式腕時計がソレであるが、アナログでも非合理的でも、人はソレに大金を支払うのである。キャデラックやリンカーンが何故ベントレーやロールスロイスになれないかって「職人技を過小評価してるから」である:
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ロールスロイスには車体に線を一本引く為だけの職人が存在して、この動画みたいに特注で絵を描くこともできて、そしてその職人が居ることで上昇するコストを喜んで払う顧客が世界中に居る。コレを理解できなければ高級車ビジネスなんて出来ないのであり、合理化を追求した先にコレは無いのである。人間は合理的じゃ存在じゃないと思い知らされる今日この頃であった。.
