ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「結婚というものは、人間の作った制度のうちで一番放縦なものだ。結婚が人気があるのは、つまりこのためだ」
By ジョージ・バーナード・ショー
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*ブランドvsカルト
ワタクシは「人気」というのは2つの意味があると考えてるのである。1つは一般的な意味で使われる「ブランド人気」である。分かり易く言うとiPhoneやポケモンや、クルマで言うとランクルみたいな「ブランド価値による幅広い人気を得た人気」の事である。大概の場合「人気コンテンツ」と呼ばれるのはコレの事である:
youtu.be
一番の特徴は「幅広い層に万遍無くウケている」というトコである。だから新型や新作は一般的なメディアでも話題になるし、世間一般でも名前を言えばフツーに通じるのである。こういうコンテンツを作ることが、そのメーカー全体の底上げになるのである。
もう1つは世間一般の知名度は低いけど、マニアやオタクにはウケまくってる「カルト人気」である。ファンの熱量は高いけどファンの絶対数自体が少ないから売上には繋がらず、ブランド価値の向上にも繋がらないのである。ニッポンのアニメやマンガ、あと国産スポーツカーの多くがコレなのである:
youtu.be
だから「中古の第二世代GT-Rが海外じゃアホみたいな値段で取引されている」って言っても、ソレは一部の熱狂的なマニアがアホみたいなカネを出してるだけであり、フェラーリやランボルギーニの様なブランド価値によるリセール高ではないのである。だから「ニッポンの○×が海外で大人気ッ!」って記事を見ても「ソレがブランド人気なのか、カルト人気なのか」を考えるべしなのである。
*バブルとガラパゴス
そう考えるようになったのも、クルマ好きのロンマニアの方々と新型プレリュードに関しての雑談をしてからである(笑)やっぱ皆、口を揃えて「斬新な事をやりたいのは分かるんだけど、色々と中途半端だからスベってる(^_^;)」「昔のホンダはこうじゃなかったのに、何故こうなった(´・ω・`)」って言うのである。ソコでワタクシなりに色々考えた結果、出た結論は「ニッポンが高度成長期~バブル期だったから」だったのである。あの時代は戦後の世界最貧国レベルのドン底から立ち上がるだけの状況だったから何をやっても上手く行ったし、ニッポン人も「あの頃と比べりゃ全然マシ」って徹底して楽観的になれてたのである。
別にホンダに限った話ではないが、この頃の国産メーカーは「作れば何でも売れる」的な状況だったから、各社競うようにして面白いクルマを作り合ってたのである。ライバルを出し抜く為に未知の可能性に賭けるトコが出てきてて、ソレがマツダのロータリーエンジンであったり、スバルの水平対向エンジンだったりするのである。この頃の国産メーカーは何処も新参モンでブランド力は皆無だった故に国内にしか市場が無かったが、その国内市場が世界屈指の大市場だったため、ガラパゴスのまま世界的大企業に成長していったのである。
そう、国産スポーツカーの個性や人気の秘密ってのは「バブル時代が背景にあったからこそ」「ガラパゴスな国内市場を前提としてたからこそ」のモンなのである。ビックリするぐらい安い価格で、価格帯からは考えられないほどのスペックを詰め込めたのも、ソレが「社会や若者にカネが溢れてて、本来はカネ持ちかマニアの乗りモンであるスポーツカーが一般的な若者相手にバカスカ売れてた」という社会背景がソコにあったからこそ成し得たのである。そう、あのホンダの神懸かってたイノベーションの連発ってのは「あの時代でカネを回し続けられたから可能だった」のであり、バブルが終わったらどうなるのかって話である。
*ボーナスステージ終了
バブルが終わったらどうなるかって、答えは「本来のあるべき姿になる」である。上記にあるように、スポーツカーってのは本体「カネ持ちが2台目以降に買うor熱心なカーマニアが買うモン」であり、カネの無い若者がソレ1台で遣り繰りするためではないのであるが、あの時代の国産スポーツカーは正にその「カネの無い若者が一人で遣り繰りする」というニーズに合わせて作られてたのである。カネ持ちやカーマニアは後部座席を必要としないし、何より「安く買って弄って完成させる」って考え方に乏しいのである。そのニーズに合わなかったから国内でも海外でも売れなくなって、残ったのはカルト人気だけになってしまったのである。
だからホンダが21世紀以降「ミニバンとフィットばかりの退屈なメーカーになってしまった」っていうのは「バブルが終わって本来あるべき姿になった結果」とも言えるのである(^_^;)バブルが終わるまでにブランドを構築してこなかったからバブルが終わった後はクルマを高く売れないから稼げず、でも従来のホンダファン達は昔ながらの「革新的なアイディアで皆に夢を与える存在」をホンダに期待してる。その結果が中途半端な斬新さしか見当たらない新車の数々なのである( ̄~ ̄)ブランドは難しいと改めて思う今日この頃であった。
