ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「罪や悪は人間のマイナス部分。電池と同じで、完全な人間になるにはプラスとマイナスの両方が必要なの」
By ドリー・パートン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*適材適所って何ですか?
前々から言ってるのであるが、ワタクシは決してEVアンチではないのである。ただ単に「EVはワタクシのライフスタイルに合ってない」ってだけの話である。何だかんだワタクシはまだサーキット遊びを引退する気が無く、まだ身体が動く内に色んな車種で走ってみたいと考えてて、EVも例外じゃないのである。だからEVを買うとしたら:
- サーキットで30分間の連続全開走行をこなせる
- 走行後、10分以内に満充電できる
- 車重は1.7トン以下
この3つの条件を満たしている必要があるのであるが、現行のラインナップにソレが可能な車種は見当たらないのである。てゆーか、バッテリーがリチウムイオンバッテリー(以後LIB)である以上、上記条件を満たすのは不可能に近いのである。
何がダメかって、バッテリー容量云々もそうであるが、ソレ以上に「熱でダメになる」のである。EVってLIBがクソ重いから何をどうやっても同サイズのICEよりも300~400kg重くなってしまい、重さによる鈍重さを誤魔化すためにモーター出力をムダに上げるのであるが、サーキット走行だとソレ等が全て仇になってしまうのである:
クソ重たい車体を超絶ハイパワーで加速&減速&旋回させる
↓
フルブレーキ時にタイヤ&ブレーキにスゲェ負荷が掛かる
↓
回生されるにしてもモーターやインバーター等に抵抗熱が生じる
↓
LIBで頻繁に電気の出し入れが行われるため、LIBが発熱する
↓
バッテリーに余裕があっても発熱でフェイルセーフが作動して出力が落ちる
↓
過熱したLIBは充電も受け付けなくなる
↓
/(^o^)\ナンテコッタイ
といった感じである。デカくて重いクルマはソレだけでクルマの色んなモンに過度な負荷を与えるが、EVだとその負荷が更に増えるのである、あとLIBは液体電池であり、液体電池である以上は熱に対して不安定な性質を有しており、コレまたサーキット走行には向かないのである。
*充電>容量
EVファンはよく「EV=スマホ」「ICE=ガラケー」って例えを用いるが、ソレは強ち間違っちゃいないとワタクシも思うのである。ただ違うのは「スマホが世間に広く受け入れられた理由がEVには乏しい」って点である。なぜスマホがガラケーを駆逐できたかであるが、ワタクシが思うに「充電インフラが確立されたから」である。黎明期の頃のスマホってバッテリーが1日どころか半日持たない、所有して1年経つとバッテリーの劣化が始まるなどの弱点があったが、ソレでもスマホが受け入れられた理由は「様々な方法で充電できるようになったから」である。
モバイルバッテリーやACアダプターを持ち歩く、クルマのシガーやUSBポートを使う、コンビニで充電する等々。ソレ等が充実したからこそバッテリー云々を心配せずにスマホを利用できるようになったのである。もしもスマホが「自宅やスマホ屋でしか充電できない」「通常充電には数時間かかるけど、急速充電できる場所もインフラも少ない」「自宅以外の充電サービスは有料」とかだったら今頃どうなってただろうか?答えは「未だにガラケーが主流になってた」であり、コレが今時のEVで起こってる事なのである。そう、バッテリー云々よりも、充電インフラの方が遥かに重要なのである。
なぜICEが現在も主流でいられるかって「液体燃料の圧倒的な利便性」である。20L缶分のガソリンがあれば純ICEなら200~350km、HVならば300~500km走行可能なのである。その上ガソリンは常温&長期間の保存ができるんだから、この上なく使い勝手が良いのである。EVを300~400km走らせられるだけの電力をバッテリーに入れて持ち運ぼうと思ったら非常に大きく重たくなり、大型車種や貨物車以外は車載不可であり、ましてや持ち歩くなんて以ての外である。バッテリーがガソリン(及びその他液体燃料)のエネルギー密度に肉薄できない限り、EVがICEを置き換えることは無いと思うのである。
*大合成燃料時代
でもって、そのレベルのエネルギー密度のバッテリーが実用されるのは何時か?ワタクシの予想では「22世紀ごろ」であり、その頃ワタクシは確実に生きていないであろう(笑)だから21世紀の乗りモンの主流となるのは何かと問われたら、ワタクシは「合成燃料(e-fuel)」と答える次第である。環境問題を解決して、かつ液体燃料のエネルギー密度を得ようとするならば、自ずと合成燃料しか方法が無くなるのである。そうすると「合成燃料作るためには大量の電力が必要になるけど?」って疑問にぶつかるが、その答えは「原発をバカスカ建てる&核融合発電を実用化する」である。
放射能云々言われるけど「今後もドンドン増え続ける地球人口を支えれて」「EVやAIで今後益々増える電力を賄い切れて」「かつ環境負荷を最低限にできる発電方式は?」となったら、答えは「原発」しかないのである。結局環境問題を解決しようと思ったら、人類全体で何らかの形でリスクを背負うしか方法が無いのである。でも環境ネタを売りにしてるヤツってのは基本的に「良いヤツに見られたい」ってヤツしか居ないから、リスクの話なんて口が裂けても言えないのである。人間、何かを犠牲にしないと前には進めない。改めてそう思う今日この頃であった。
