アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&718ボクスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

V – METAL MACHINE MUSIC

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「いつかは失われるものにたいした意味はない。失われるべきものの栄光は真の栄光にあらず」
By 村上春樹

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*約束された敗北の開発拠点
 トヨタは昔F1に参戦してて、8年も挑戦したのに1回も勝利できなかったのは有名な話である。で、少なからぬ人が「あんだけ資金をガッツリ投入したのに何故勝てなかったのか?」って思うだろうが、F1属性のある某ロンマニアの方が出した答えは「開発拠点がドイツだったから」だったのである:
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曰く「F1に関する人材や情報や技術やインフラはほぼ全てイギリスに集中するから、イギリスに開発拠点を置かなかった時点で負けが決まってた」んだそうである。拠点がイギリスに無いのはフェラーリぐらいであるが、あそこは特別だし、何より最近はロクに勝ててないのである(^_^;)

 だからそのロンマニアの方曰く「アウディも拠点がスイスだから正直怪しい」だそうである。だから今回5回目の参戦を果たすホンダについても「開発拠点が事もあろうにニッポンだし、第四期も散々やらかしたから、ぶっちゃけ【今回も案の定の結果】になった」だそうである( ̄▽ ̄;)
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第四期も参戦から数年はこんな感じで、アロンソから「GP2のエンジン」って言われてたのは懐かしい限りである(^_^;)コレに関してもホンダ側は「そりゃイギリスでやればより効率的に勝てるだろうけど、でもソレじゃホンダの人材育成には繋がらない」と言ってたから、もう色々とアレなのである┐(´д`)┌当初は期待してたが、こりゃ第三期~第四期と同じような感じになりそうである( ̄~ ̄)

*撤退は筋トレが如く
 ただソレでも尚、ホンダに期待するファンが少なくないのも事実である。ぶっちゃけワタクシなんかは「第三期や第四期とあんま変わらん結果になるから、期待し過ぎても辛くなるだけだよ」なのであるが(笑)やっぱファンもホンダ自身も黄金の第二期を忘れられないようなのである。あの頃の大活躍に脳を焼かれたヤツ等からしてみたら、どんなに小さな可能性であっても「まだだ、まだ終わらんよ!」ってなっちゃうんだろうなって思うのである(^_^;)ソレが叶わない理由は何かって、ワタクシが思うに「参戦と撤退を繰り返すから」である。市販スポーツカーもそうであるが、ホンダのマジのガチで悪い癖である。

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 ソレの何が悪いって「撤退から再参戦するまでの間の空白期間に技術や人材が失われるから」である。レースに限らずクルマの技術ってのは日進月歩であり、一年ブランクが開くだけでも大きく差を付けられるのもだけど、現場に居続けなければ得られないようなノウハウや勝負勘や空気感をも失ってしまうのである。例えるなら筋トレと一緒である。筋トレをサボった時に失われた筋肉を取り戻そうと思ったら、サボった時間を上回る時間と手間を掛けなければいけないが、ソレと同様の事が起こるのである、フェラーリの何が偉いって「F1の歴史が始まってからずっと、何があろうとも絶対に撤退しないことが」なのである。

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 オイルショックが来ようが、リーマンショックが来ようが、新コロ禍が来ようが、フェラーリは一貫してF1に参戦し続けてるのである。その事がレースでも市販車でもフェラーリを絶対的なブランドとして押し上げているし、ココ数年ロクに勝ててなくてもファンや関係者の絶対的な信頼を得ているのである。こう書けば今までで既に4回も撤退してて、そして今回のコレで5回目も見えてきたホンダとの決定的な違いである(笑)今後ホンダエンジンが勝ちまくることがあったとしても、ホンダがブランド的にフェラーリやマクラーレンやウィリアムズに並ぶ存在になれるかと問われたら、ワタクシは甚だ疑問である。

*泡弾け、ホンダファンが、夢の跡
 やっぱ何ちゅーか、ホンダやそのファン達は未だ以ってF1第二期や本田宗一郎時代を諦めきれないのである。あの頃のホンダは神懸かっていて、アレこそがホンダのホントの姿であり、F1をキッカケにまたあの頃が戻ってくるかも知れない。多分ファンの多くが、そしてホンダの中の人も、そう願ってて止まないのである。が、ワタクシは「あの時代は戻ってこない。何故ならば、あの時代のホンダは本来のホンダじゃないから」と答える次第である。何故あの頃のホンダが神懸かってたかって「高度成長期~バブル期の波にシッカリ乗ってたから」であり、本来の実力以上のモンが出てたからである。

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 別にホンダに限った話じゃないが、あの時代の国産メーカーはバブルの影響もあって、何処のメーカーも本来以上のパフォーマンスを出せてたのである。もしもバブルが無かったら90年代の国産車黄金期は来なかっただろうし、ホンダのF1参戦第二期も無かったであろう。ファンの多くは「F1撤退した後のホンダはショボくなった」というが、ワタクシが思うに「バブル崩壊後のホンダが本来のホンダ」なのである。だから今のホンダに必要なのは「あの時代を取り戻すこと」ではなく「ありのままのテメェであること」なのである。ホンダのDNAにレースは無かった、残念だけど事実な今日この頃であった。