アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&718ボクスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE SANGUINARY IMPETUS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「感性のスキルを極限まで磨いたのがプロであるはず。ところが近代野球は、嗅覚にかかわる部分まで分業化し、人にお任せだ」
By 豊田泰光

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*シートベンチレーションって何ですか?
 あとちょっとだけ前回の続きである。ワタクシ当初はシートベンチレーションを「エアコンの風をシート内に送り込んで、ソレを吹き付けることで体を冷やす装置」だと思ってたのであるが、コレは半分正しくて半分間違ってるのである。シートベンチレーションには各社色んな方法を取っているが、主に3種類あるのである:

  1. シート内に仕込んだファンの風をシートの穴を介して身体に吹き付けるタイプ
  2. シート内のファンを用いてシート外の空気を吸引するタイプ
  3. ペルティエ素子を用いてシートを冷やすタイプ

ポルシェ車で用いられるのが②のソレであり、汗かいて蒸れた背中やケツの湿気をシート穴を介して吸引する事で乾燥を促して、ソレで冷却を得るシステムになってるのである。コンプレッサーを一切使わないから、サーキットでも何ら問題無く使用できるのである。

 だから次回のサーキットデビューでは、暑さ対策にシートベンチレーションをフル活用する予定である。あともう一つは「ある程度Gが掛かると3点シートベルトがロックする&ベルトが少し巻き取られてホールド感が増す」って事である。調べてみた限り、ポルシェは大体どの車種でもこの機能が付いてて、そのお陰で強い加減速旋回Gを浴びても安定したドラポジが取れるようになってるのである:
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コレはどのメーカーのどの車種にも装備されてるモンであるが、ポルシェはこの機能を上手く使ってくるのである。だから純正スポーツシート&純正3点シートベルトでも、必要十分なホールド感を得られるのである。無論フルバケ&6点固定には敵わないが、ソレでも嗜む程度でのサーキット走行ならば十分に対応できるし、ワタクシも試したけど実際対応できたのである。

*ベースボールvsやきう
 今回WBC観てて思ったのは「ベースボールでもやきうでも、熱い気持ちのこもったハイレベルな試合は最高に楽しい」って事である。巷ではよく「やきうとベースボールは違う、ニッポンはやきうの独自性を守るべし」って声が上がってるけど、ソレに対しワタクシは「独自性ってソレ単体で楽しいの?」と問い返す次第である。楽しさには色んな種類があるが、ワタクシは「ハイレベルな争い」こそが楽しさを司る一番大きい要因だと思うのである。オリンピックが正にソレだけど、その競技にあまり詳しくなくとも、人はハイレベルな事ができるハイレベルな人間には敬意を払うモンなのである。

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 だから「ベースボールかやきうか」の論争において重要なのは「何方が球界や選手をより強くしてくれるか」なのである。やきう的なやり方がベースボール的なやり方を上回ってるなら良いのであるが、ワタクシの見る限りだと「多くの分野においてベースボール的手法がやきう的手法を上回ってる」のである。やっぱ何だかんだ言って、やきうが今直面してる問題ってのは、ベースボールが十ン年前に通り過ぎた事なのである。チャレンジ制度にしろピッチクロックにしろロボット審判にしろ、競技をより面白くより多くの人に楽しんでもらえる事を前提にして考え出されたモンなのである。

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 今回ワタクシがWBC観て思ったのは「野球はもう一部の国の興行ではなく、グローバルスポーツとしての道を歩み始めてる」って事である。リーガ・エスパニョーラとセリエAとJリーグが全く同じルールで動いてるのと同様、野球も全世界で基本的部分を統一すべきなのである。ソコんトコを揃えないと世界で戦えなくなるし、他国との交流も無くなるからレベルは下がっていくのである。ニッポンはやきうに固執してるようだけど、でもソレだと今後更なる成長は見込めないし、有能な人材はドンドン海外流出してしまうから、平行線どころかマイナスになってしまうのである。

*成功体験という呪い
 何故ニッポンの野球界隈が頑なにやきうに拘るかって、ワタクシが思うに「過去の体験がデカ過ぎたから」である。戦後から現在進行形でやきうをニッポン唯一無二の国民的スポーツにまでのし上げてNPBをMLBに次ぐ世界第二位の野球プロリーグに育て上げ、そんでもってWBCじゃ3回も優勝してしまったのである。なぜ少なからぬやきう界隈の人間が「ベースボールを全て真似る必要は無い、やきうの独自性を守るべき」って言うのかって、心の奥底じゃ「やきうはベースボールに負けていないッ!」って自負が多少なりとあるからなのである。

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 よーするに「やきうを突き詰めればベースボールと対等に渡り合えるはず」って考えてるからこそ「我々には我々のやり方がある」って考えるのである。ただ上記にもあるように「じゃあ今まで通り国内だけで完結するやきうに将来性はあるのか?」と問われたら、答えは「ノー」である。他の国がベースボールを取り入れて更に強くなって、ソレで今後のWBCでは第一ラウンド敗退が定位置になって、ソレで今後も独自路線による利益確保ができるのかって話である。人間はハチャメチャであっても、弱いヤツよりも強いヤツに惚れる。ソレを忘れちゃいけない今日この頃であった。.