アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

OVER BJOERGVIN GRAATER HIMMERIK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「見えないところで私のことを良く言っている人は、私の友人である」

By トーマス・フラー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*30ヶ月経過

 ワタクシのNDも納車されてから2年半、時間が流れるのは随分と早いモンである(^_^;)走行距離は28000キロほどで、サーキットも複数回行っているが、未だ何の異常も見当たらない次第である。でもって2年半ND使ってみた感想は「スンゲェ使い勝手が(・∀・)イイ!」ってトコである。メンテさえしてればサーキット等での全開走行を計60分分もフツーにこなせるし、車重が軽いからMTのデメリットが殆ど無いかからMT操作が苦痛にならないし、燃費もリッター15〜16と優れてるし、クルマが小さいから各種消耗品の値段も安く済む。欠点はパワーが無い事、突き詰めれば細かい部分での作りの甘さが見られる事であるが、上記のメリットに比べれば些細なモンである。つまり加速力や最高速度が足りない以外は、スポーツカーとして非常に優れてるってのがワタクシの素直な感想である。



 だから今後の予定であるが、NDはこのまま乗れるトコまで乗り続ける予定である。モタスポ云々ってよりも、普段使いにおいても色々と便利だからである。燃費も良いし、小さいから街乗りで色々と捗るし、万が一何かあっても安上がりだし、何よりオープンカーは楽しいからである(^-^)ぶっちゃけた話、ワタクシ実は屋根は基本閉めたくないのである(笑)ワタクシがNDの屋根を閉める時は、仕方なく(雨や雪が降ってる、暑すぎる寒すぎる、走行会の規定等)閉めてるのであり、そうでなければずっと開けていたいってのが正直なトコである。取り敢えずNDの次(NE?)が出るまではNDに乗り続けて、ソコから先はNEと他の候補(BMWのZ5とか)と比べて考えようと思うのである。つまりあと数年は、NDに乗り続けるって事である。


*見えないトコこそ重要

 でもって30ヶ月という事もあって、ディーラーに定期検査に出してきたのである。別に出さなくっても構わんのであるが、ディーラーにはディーラーにしか出来ない事(診断機を用いたシステムチェックなど)があるし、何よりディーラーとの友好関係を保っておいて悪い事は無いので、ワタクシは半年毎の点検と車検はディーラーに任せる事にしてるのである。コレはNDだけでなく、R35も同じである。あと前回の点検の時と車高変えたから光軸も念のため見て貰う必要があったのと、冬の間はアイドリングストップが全然機能しなかったので、バッテリーと合わせて【i-stop】がちゃんと機能してるのかをチェックしてもらいたかったのもあるのである。結局アイドリングストップが機能しなかったのは今年の冬が寒過ぎてバッテリーがアレだっただけで、機能的には何の問題も無かったのである。


 でもって作業中はずっとヒマだったんで、展示車という展示車のコクピットに座りまくって暇を潰してたのである(笑)でもって、色んなマツダ車のシートに座ってみて、驚いた事が一つあるのである。ソレは「どの車種もドラポジがシッカリ取れる」って事である。CX-8みたいな大型車から、デミオみたいな小型車に至るまで、全車種でである。ワタクシは常々「ドラポジがダメなクルマは他がどんなに良くてもダメ」って言ってるのだが、この事がどのぐらいワタクシに感動を与えたのかは最早説明するまでもないであろう(爆)実際ドラポジの良いクルマってのは運転してて楽しいし、何時間運転しても疲れないのである。どうやら【マツダのHPに書いてあったドラポジ云々のソレ】はマジだったのである。




 正直な話、ワタクシはこういう数字には表れないトコへの拘り、クルマがホントに好きな人に訴えかけるアピールは大好きである。最近では大分マシになってきたものの、国産車ってのはこういうトコがダメだったからである。口を開けば「燃費ガー」「新機能ガー」「価格ガー」で、出来上がったシロモノが乗っててストレスの溜まるモンだったりするし、スポーツカーでも「〇×でのタイム計測ガー」「各種テストの結果ガー」って優位性を数字で出そうとするのである('A`)ソレが重要じゃないとは言わんが、少なくとも最優先すべき事ではないからである。何はともあれワタクシはマツダのこういう姿勢は大好きだし、大いに支援したいとも思う次第である。やっぱクルマはデザインが良い事と、乗ってて楽しい事。この2つに勝るモンは無いと思うからである。


*ノーモア数字

 ワタクシが街乗りからサーキットに至るまでNDを乗ってきて思った事は「何かが突き抜けてて凄い」ではなく「ダメなトコが殆ど見当たらない」である。ソレ故にワタクシは「コレなら飽きないからずっと乗り続けてられる」って思ったのである。クルマに限らず何かに飽きちゃう理由ってのは、ワタクシが思うに「欠点が積み重なってストレスになってきたから」だと思うのである。最初は些細な欠点でも、何ヶ月もしたら乗るのが徐々に億劫になって、何年もしたら買い替えたくなる。でも欠点が無いモンってのは何ヶ月何年と使っても億劫にならないから、結果何時までも使い続けられるのである。今まで生産されたポルシェ911の7割が未だ現役ってのは、丈夫にできてる、ブランド価値があるってのもあるけど、一番はやっぱ「乗り続けても飽きないから」だとワタクシは思うのである。



 でもってこういう「飽きが来ない」ってのは数字で表せるモンではなく、作り手が乗り手の気分になって必死に考えて試行錯誤して、ソレを長年続けてきたからこそ出来るのである。ロドスタコルベット911が良い例であるが、積み重ねてきたモンがあるからこそ、世代交代しても「コレなら大丈夫」って思えるのである。でもってそういうトコも、国産メーカーは全然分かってないのである┐(´д`)┌その典型例が今のNSXであり、確かに数字的には凄いし技術的には面白いモンがあるけど、積み重ねが全く無いのである。だからハデに登場したのは良いけど、真っ当なクルマ好きには相手にされなくなってしまった・・・コレ以上の事はいくら話しても限が無いので(笑)さっさとお暇するに限る今日この頃であった。