アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PROFOUNDEMONIUM

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「判断するときは皮肉を避けなければならない。精神のあらゆる性向のうちで、皮肉が最も聡明からは遠い」
By サント・ブーヴ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ノーマル万歳
 今日はちょっと用事があるんで、珍しく早めの更新である。カスタマイズやチューニングにおいて重要な最もモンは何か?ワタクシの答えは「ベースとなるノーマルの素性が優れている事」である。ノーマルが優れてるって事は強度計算がシッカリしてて、組み立て精度もシッカリしてるって事である。だから弄っても簡単には壊れないし、少しぐらい弄り方がヘタでも十分カバーできてしまうのである。カスタムショップでの弄りは勿論の事、素人のDIYでもソレなりの結果は出るし、どノーマルで使っても十分な成果が得られる。なぜ東京マルイのエアガンが絶大な支持を受けるのかって、ソレが理由である。ノーマルの精度が高いから、パーツ交換の成果が簡単に出るのである。


【組込】東京マルイ FNX-45 TACTICAL インナーバレル 交換【カスタム】

 コレが中華銃とかになると純正パーツの精度がバラバラ過ぎて、個体によって性能が全く違うなんてのがザラにあるのである( ̄▽ ̄;)抑々ノーマルがダメなんだから、弄っても思ったような効果が出ないのは当然の話である。各パーツをネジ単位で熟知したカスタマーやチューナーなら何とかなるだろうけど、素人は完全にお手上げである。ワタクシが初心者に海外製エアガンをオススメしない理由がコレであり、ソレを国内製の信用できるモンに混ぜて売る今時のガンショップの姿勢を快く思わない理由も同様である。エロゲやAVじゃないけど、海外製エアガンにはゾーニングが必要なんじゃないかと思うのである(笑)

*ショップの限界
 何故トレポンが売れないかって、つまりそういう事だとワタクシは思うのである。確かに高いけど、高い事は大した問題じゃないと思うのである。一番のネックは「完全ノーマルで性能を発揮できない事」だと思うのである。東京マルイの鉄砲みたいに工場ラインのおばちゃんが組んだ時点で性能の8割ぐらい出ててれば、ノーマルでもソレなりに売れたんじゃないかと思うのである。後はユーザーがDIYでパーツ交換して楽しんだり、ソレなりの技術を持ったチューナーやカスタマーがニッポン各地にショップを展開したりして、ユーザー主体でトレポン文化が普及したのではないかとワタクシは思うのである。


トレポンを室内40mで撃ってみた。システマ PTW 射撃会 Airsoft

 そう、今時のトレポンは何がネックになってるって、カスタムショップを経由しないと満足な性能が出せないって事なのである。でもってトレポンのカスタムショップは確かに色々あるのであるが、言っちゃ何だが腕を信頼できるトコは実に少ないのである( ̄~ ̄)ワタクシがトレポンを任せてる【MOVE】は数少ない信頼できるショップの一つであるが、一番の問題は何かって「店が東京の錦糸町にしか無い」って事である。あの近辺に住んでるなら良いのであるが、錦糸町から離れれば離れるほど不便になってくモンであり、マニアでないなら不便さに耐えられなくなるのである。でもってワタクシの知る限り、トレポンショップは都市部にしかない。そう、都市圏に住むマニアにしか普及できないから、トレポンは伸びないのである。


【サバゲー】みんな知ってる? トレポンの買い方前編【カリフォルニアゲート】

 でもってトレポンは高額商品であるために、マニアでもそう頻回に買い換えたり買い足したりするモンじゃないのである。だからマニア層に一通りトレポンが行き渡ったら、後は伸びが頭打ちになってしまうモンであり、実際今はそうなりつつあるのである。ワタクシは鬼じゃないんで「東京マルイぐらい頑張れ」とは言わないが、トレポンの裾野を広げたいのであればソコんトコ何とかしなきゃならんと思うのである。折角あんだけ素晴らしい鉄砲なのに、イギリスのバックヤードビルダーのクルマみたくマニアの間で細々と取り扱われるだけになるのは勿体無いのである。折角ならフェラーリランボルギーニぐらいになってほしいモンである(笑)

*目指せエアガンのポルシェ
 あんま知られてる事じゃないけど、ブランド商売って実は儲からないのである。フェラーリランボルギーニアストンマーチンも小さな会社だし、利益も大して出てないのである。だから幾度となく経営危機に見舞われてるし、その多くが大衆車メーカーの傘下だったりするのである。フェラーリとかランボルギーニみたいな有名所はブランドを確立してる→ライセンス料やグッズ売り上げで凌げるけど、そうでないトコは出ては消えての繰り返しである。でもってトレポンはエアガン界においてブランドと呼べる地位を築いてるかと言えば、残念ながらそうじゃないのである( ̄~ ̄)こう言っちゃ大変アレであるが、クルマやモタスポとは違って、エアガンもサバゲーも未だ底辺的な娯楽である。


やっぱりドバイのスーパーカー屋はすごかった 前編(1/2話)【ラフェラーリ・ブガッティシロンだらけ】

 じゃあどうすれば良いのかと考えたのであるが、やっぱエントリーモデルを用意するべきなんじゃないかと思うのである。ポルシェがカイエン作る事で経営危機を脱したように、トレポンにも20諭吉以下で十分な性能を出せて比較的何処でも買えるような汎用安価モデル、つまり「トレポンのカイエン」が必要だと思うのである。利益が全てだとは言わないが、利益を出さなきゃ会社が潰れちゃうし、何よりバリエーションが無くて退屈なのである。今の日産みたいに面白い車種はドンドン切り捨てて、明らかに売れそうなヤツしか残ってなくて、ディーラー行く気すら起こらn・・・この話するとマジ限が無いんで(笑)もう終わりにしようと思う今日この頃であった。

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