アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

A NEW DIMENSION OF MIGHT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「恩仇は大いに明らかにすべからず、明らかにすればすなわち人、携貮の志を起さん」
By 洪応明

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*階級と差別
 階級社会と公然とある差別については以前の記事で述べたと思うんで、ソコんトコの説明は省略である。その中で「特別な才能を持ち大きな成功を納めた人間は階級を飛び越えられる」と説明したが、なぜ飛び越えられるのかって、上の階級であればあるほど差別が少ないからである。その階級の人間が持つ教養レベルが高い、その階級になると世界を股にかけて仕事してる人間が多いってのもあるけど、上の階級の人間は下を見下す必要に乏しいからである。下の階級の人間を見下す事で自己肯定感を得る必要が殆ど無いから、差別する必要が無いのである。あと上流階級の人間って基本的に個人主義者で、安心安定安全を得る為に群れを成す&群れから異物を排除する必要が無いってのもあるのである。


華麗なる中国1%富裕層の暮らしへようこそ | Ep1 China’s Wealthiest 1% | GQ JAPAN

 だから差別から逃れるための一番確実な方法は古今東西「死ぬ気で努力して出世してのし上がる事」なのである。こんな事言うとただでさえ溜まってるヘイトが更に溜まるからアレなのであるが(笑)ワタクシも外国籍だった頃、差別なんて受けた事が無いのである。大坊時代に一度だけマンション入るの断られた事があるけど、後にも先にもその1回だけである。国立大学医学部生の肩書があれば何処行っても差別どころか持て囃されるし、医者の肩書があればローンは間違いなく通るし、大学や病院の先生方も差別的な言動はしてこないし、結果出せば誰もが尊重してくれるのである。何故そんなワタクシがモテないのか、マジで世界七不思議レベルの謎である(爆)

*最後は力勝負になる
 以前「もうこのネタはやらない」と言ったものの、ネタが枯渇して他にやるモンが無い&未だ収まる事無く盛り上がり続けてるので、前言撤回してBLMネタを再開する事にした次第である(笑)まさか文革時代の「造反有理」「愛黒無罪」を民主主義と法治主義の最先端と言えるアメリカで見る事になるだなんて、ワタクシ自身夢にも思ってなかったのである(´ヘ`;)数十年前まではアメリカの中間層って60%ぐらい居たのであるが、今じゃもう40%ぐらいまで減っちゃったんだそうである(^_^;)そりゃ黒人層だけでなく、一部の非黒人層やマスコミも「市民革命にワンチャン賭けてみようッ!」って感じに、法律や道理を捻じ曲げてでもBLMデモをプッシュしたくなるって話である。


Central West End couple explains why they pointed guns at protesters who demanded Krewson's

 詳しくは「セントルイス 夫婦 銃」とかでググれば分かるので省略するが、あの夫婦の私有地に入った時点で明らかな主権侵害であり、どんな崇高な目的であろうとも許されない事なのである。抗議デモ含む各種自由ってのは違法でない事と他者の主権を侵害しないからこそ保証されてるのであり、ココ最近のBLMデモの最大の問題点はソレなのである。そうすると次はどうなるかって、ルールを守れない&話が通じないのであれば、後は力ずくで対処するしかなくなるからである。でもってアメリカに限った話じゃないが、権力も財力も影響力も軍事力も白人側の方が圧倒的に強いのである。そう、BLMの連中がやってる事は、テメェでテメェの首を絞めてるに等しいのである。


Martha McCallum Interviews BLM Leader Hawk Newsom 6/25/2020

 英語分からん人の為に【記事】も貼っておく次第である。あの連中が過激な事を言えば言うほど、黒人優遇を訴えれば訴えるほど、穏健派の黒人や連中を支持してた非黒人も白人側に付くようになるのである。力vs力の戦いになったら、そりゃ強い方に付くのは至極当たり前な話である。そう、BLM連中がブッ壊したがってる警察や司法とかいうのは、寧ろ連中にとってのアドバンテージなのである。人は順法的平和的だからこそ他者の話を聞く気になるのであり、ルール破りや暴力をしたらソコでお終いである。敵に対して容赦無く振舞うヤツが自分に対しては真摯になるだなんて、そんなん誰が信じるんだって話である。意見の相違が発生すれば、敵に向けてるソレを自分にも向けるようになるだけだからである。

*革命はオワコン
 ワタクシが前々から言ってきた事だけど、各種自由や各種権利が制限されている独裁国家なら兎も角、ちゃんとした法治や民主主義システムが機能している国において、革命で社会を変えるなどという事は起こり得ないし受け入れられないのである。社会を変えたいのであれば選挙へ行って自分の要望を通してくれる議員や政党に票を投じ、その他大勢の人に対して自分達の考えを理解してもらえる様に説得すれば良いのである。自分達の考え方が社会に受け入れられないのが不満ならば別の社会に移り住むか、我慢して既存のやり方を受け入れるか、その2つに1つである。何が正しくて何が正しくないかなんてのは人其々であり、テメェのソレを押し付ける事は決して許されないのである。


【世界史⑥】英雄アベンジャーズ!革命の嵐が吹き荒れる【2019版】

 上記の「死ぬ気で努力して出世してのし上がる事」もその一つである。その属性の中の人間から成功者が現れれば、他の同属性の人等も憧れて切磋琢磨するようになるからである。そしてその成功者が財力でインフラを構築したり、その影響力と権力を駆使して同属の便宜を図ったりとか、出来る事は結構あるのである。無論、ソレにはとてつもない時間がかかるのであるが、中国系は実際にソレをやり遂げて、今や東南アジアじゃ華僑は一大勢力である。どんな民族でもどんな人種でもどんな属性でも、弛まぬ不屈の努力と忍耐が無ければ何も成し遂げられない。今回のBLMの件で改めて認識させられた今日この頃であった。

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