アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE LAST SUPPER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「”今日は私の一番年をとった日”と思って起きる方と”今日は私の一番若い日、今日より若くなれないのだから若々しく生きよう”と365日心がける方とでは、一年の終わりにお顔が違ってきます。それは化粧品の問題ではありません。心の問題、心の象りとしての時間の過ごし方の問題です」
By 渡辺和子

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ポスト新コロ
 昨年は丸々新コロ云々に翻弄された一年だったが、今年は漸くソレが終わりそうな気配が見えてきたって感じである。ワクチンが出回って重症化例と死亡率が減ってきたのもだけど臨床の場での治療のノウハウが確立されてきたのに加え、世間もワタクシが前々から言ってるように「正しく恐れる事」を身に着けてきたって感じであろう。この前の夏のデルタ株だとか、今回のオミクロン株だとか、社会に際立ったパニックが無かったのがソレである。

 が、昨年から延々と続いた新コロ禍において切り崩してきた様々な諸々が、1年経って色んな影響を及ぼすようになってきたのである(´ヘ`;)その分かり易い一つが半導体不足問題であり、ワタクシも思いっきり巻き込まれた次第である。新しいiPhoneが遅れるわ、PS5が手に入らなくなるわ、新車の納車が遅れまくるわ等々、何ちゅーか思い出すだけで涙が出てきたのである(笑)
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アメリカじゃ物流が大変な事になってるらしく、ワクチンがロクに回ってこない発展途上国なんかの各種生産が新コロの影響で滞ってしまってるんだそうである。そう、来年以降は新コロそのものによる一次的な影響よりも、半導体に代表されるような二次的な影響の方がデカくなるんじゃないかと思われるのであり、我々はソレに備えておく必要があるのである。

*2021年のヒット商品
 さてココから先は年末恒例の「ワタクシと振り返る1年」である(笑)果たしてコレがヒット商品と呼べるモンかどうかは分からんが、今年はやっぱ【コミナティ筋注】と【COVID−19ワクチンモデルナ筋注】の両mRNA新コロワクチンであろう。コレの何が凄いって、感染予防効果が90%前後もある事である。当初研究者は「ワクチンは重症例と死亡例を減らせてナンボ、感染予防効果は50~60%あれば御の字」って予想でワクチンを研究開発してたのであるが、フタ開けたら重症例死亡例抑制だけでなく感染予防効果までもあるチートワクチンが出来上がってしまったというワケである:

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 でもって半導体不足の主原因もコイツだったりするのである(笑)ちゅーのもコイツが有効過ぎて人々が早い内に経済活動を再開しちゃって、当分は伸びないと思ってた各種消費が一気に元に戻ったせいで、半導体がソレに追い付けずに不足してしまったのである。ニッポンでも今現在人口の8割が最低一回はワクチンを接種した事になってて、そのお陰もあってオミクロン株はガッツリ抑えられてるんだから、見事なモンである。来年の春を緊急事態宣言無しに乗り越えられれば、ニッポンは新コロを克服したと考えても良いであろう。

*2021年のイベント
 コレはやっぱ【2020年東京五輪】であろう。一生に一度あるか無いかの「自分の母国でのオリンピック」を体験できたのもだけど、あのデルタ株流行の中でこんだけの大イベントを敢行できたという実績を得られたのがデカいのである。今後経済を本格的に元に戻すにおいて、海外との往来は不可欠だからである。この予行演習をこの機会で実行できたというのは、今後の大きな糧になるだろうからである。確かに「命を大事に」はその通りであるが、新コロに怯え続ける事で失われる命もあるんだって事を忘れてはいけないのである:

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 でもってワタクシの個人的見解は「もう国民の8割がワクチンを打ってる&治療のノウハウも十分にあるから、五輪に限らずイベントはガンガンやっちゃっておk」ってトコである。海外も既にそうなってるが、やはり経済を動かさないと医療やら社会保障やらが役に立たなくなってしまうからである。だからコントロールできる範囲で経済を動かすって事は、ソレ即ち新コロから命を守る事に繋がるのである。ワタクシがもう何度も言ってる&ゼロ新コロを目指した国が悉く失敗してる事からも分かるように、新コロとは折り合っていくしかないのである。

*2021年の人物
 コレはもう【大谷翔平】一択である。2004年にイチローMLB最多安打記録を叩き出した時「もうこんな伝説的な活躍が出来るニッポン人選手は出て来ないだろうなぁ( ̄▽ ̄;)」って思ってたのだが、ソレ以上のモンを17年後に見る事になるなんて夢にも思ってなかったのである。毎日、伝説が築き上げられてる瞬間をTVやらネットやらで目の辺りにし、SNS等でその興奮を共有し合う。そういう今までに無かったスポーツの楽しさを味わえたのも、この時代ならではである。大谷の活躍を知って以来、ワタクシは「もうコレ以上の○×は見られない」とは言わない様になったのである(笑)

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 何がヤバいって、今後大谷翔平の前と後ろで、やきうの歴史がガラリと変わる可能性が高いトコがである。今まで100年以上不可能だと思ってた事が可能である事を大谷が証明してしまったんだから、今後はMLBならず世界中のプロやきう団がその手法を取り入れて二刀流選手を生み出そう探し出そうとするし、今やきうをやってる子供達も二刀流を究極の目標と掲げて努力研鑽や試行錯誤をしてくる事であろう。物凄い選手は結構な数居るが、その前後で歴史が変わるような選手は殆ど居ないのである。その瞬間をリアルタイムで観れたってのは、この上ない幸運なのである。

*2021年のゲーム
 今年はワタクシの好きなタイプのゲームが揃って不作&期待作が延期されてしまうなどの不運が相次いだので本来なら「該当ナシ」にしようかと思ったのであるが。消極的なチョイスとして【ウマ娘プリティーダービー】を選出しようと思う次第である。ワタクシはソシャゲが大嫌いで、当然の如くウマ娘なんかやる気すら起こらないのであるが(笑)ワタクシの周囲が続々とハマっていったその影響力に驚かされたのである(^_^;)今までゲームの「ゲ」の字も口にしなかったヤツ等が吹っ切れたようにウマ娘の素晴らしさを説くようになったのだから、スルーしろというのがムリな話である(爆)

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 ゲーム属性の無いロンマニアの方は「一体全体、コレの何が良いの(。´・ω・)?」って思われるだろうが、ソレに対してワタクシは「安心しろ、ワタクシにだって分からん<( ̄^ ̄)>」と堂々と答える次第である(笑)強いて邪智するなら「競馬ファンはソシャゲに興味無く、ソシャゲファンは競馬に興味が無かったから」じゃないかと思うのである。互いに互いを興味無かったからこそ、ソレ等が初めて出会った時に互いに衝撃を受けたんじゃないかと思うのである。そして互いに互いへの免疫が無かったため、そのままズルズルとハマっていったんじゃないかと(爆)

*2021年のクルマ
 ポルシェ911GT3・・・と言いたいトコであるが、まだ乗ってもいないクルマの話をするのはフェアじゃないと思うのである(笑)というワケで今年は【新型トヨタ・ランドクルーザー】を挙げる次第である。ワタクシが前回述べた「高級車とは」「ブランドとは」を体現できてる数少ない国産車種だけでなく「ニッポン車らしいのブランドの在り方とは」の答えを示せてるのがランクルだからである。だからこそ世界中で支持されていて、盗難被害のぶっちぎり1位をキープしていて、今回の新型も納車4年待ちという事態になってるのであろう:

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 じゃあニッポン車らしいブランドの在り方とは何かって、答えは「絶対的な信頼性と耐久性」である。他国のメーカーよりもニッポン車が優れていて、特にトヨタがダントツに優れてる点がソコなのである。どんな悪路や悪条件の中でも確実に走れて、ドライバーを過酷な自然からも生還させられる。そんな絶対的な信頼感があるからこそランクルは「俺にはコレしかないッ!」絶対的な支持を受け、その性能に磨きをかけるために値段が上がったとしても顧客は喜んで大金を出してくれるのであり、ソレこそがブランドってヤツなのである。ソレを理解してるトヨタは流石なのである。

*2021年の試乗車
 今年一年で試乗して一番楽しかったクルマを挙げろと言われたら【ポルシェ・718ケイマンGTS4.0】である。コレの何に感動したって「全てが絶妙で丁度良い」って事がである。クラッチのミートポイントや踏力、シフトの短さや剛性感、ドラポジの位置、アクセルやハンドリングのレスポンス、ブレーキのフィーリング等々。その全てが最大公約数の物凄く丁度良い塩梅に設定されてて、操作してて不満が湧かないのである。MRだから右ハンドルにすると若干のペダルオフセットがあるが、欠点はソレぐらいである。公道~ワインディングがメイン使用用途ならば、コレは世界最高峰であろう:

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 もしも将来ワタクシがサーキット走行をしなくなったら、コレを愛車にしたいと思うのである。公道で少しヤンチャする後丁度良い塩梅、ポルシェの凄いトコは、数字には表れないその感覚を理解してるって事である。国産スポーツカーに足りないトコが正にココであり、そしてソレは街のチューニング屋レベルでは辿り着けない領域なのである。ソレが分かってるからこそ顧客はポルシェを信頼するのであり、ワタクシもそうであるが乗ってもいない新型車に対し躊躇う事無く大金を払えるのである。何年も前からフライング予約するヤツの気持ち、マジで分かってしまったのである(笑)

*2021年のマイブーム
 ワタクシの個人的な今年一年最大のイベントは勿論【次期愛車として911GT3をオーダー&成約した】である。去年の冬から随分と時間が掛かってしまったが、まぁある意味落ち着くトコに落ち着いてしまったのである。ワタクシが次期愛車に求めてる要求スペックを全て満たしていて、その上様々な車種を試乗してポルシェというブランドは信用できると実際に肌で感じたので、カール・ルイスの如く清水の舞台から全力でジャンプする&セルゲイ・ブブカが如くルビコン川を渡る価値が十二分にあると感じての一大決断である(笑)

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 サーキットへ行くのかって?ソレは大谷翔平に「来年も二刀流やるのか?」と聞くぐらい無粋な質問である(笑)サーキットに行くからこそのGT3であり、行かないんだったら【911カレラGTS】にした方が確実に乗り心地も良いし、快適装備も充実してて色々とお得なのである。GT系はサーキットに行ってこそ真の楽しさを味わえるモンであり、公道やワインディングだけなんてのは宝の持ち腐れ以外の何でもないっちゅーのがワタクシの見解である。スポーツカーはスポーツ走行して傷がついてナンボ、ソレがワタクシのジャスティスである。

*グッバイ2021年、フォーエバー2021年
 さて、2021年もあと数時間で終了である。トータルで見れば「何だかんだ2021年は楽しかった」ちゅーのがワタクシの感想である。原因は色々あるが、やっぱ「前の2020年の閉塞感が余りにもシャレになってなかった」ってのが一番デカいと思うのである(^_^;)あの頃と比べたら、そりゃ何だって良く感じてしまうってモンである( ̄▽ ̄;)あとやっぱ「GT3を成約できるレベルにまでワタクシはなれた」っていう事実が、ワタクシ的にはバカでかい自己肯定感に繋がってるんじゃないかと思うのである。やっぱポルセンで「貴方は素モデルじゃ満足できないでしょうから、役物を選ぶべしです」って言われるのは絶頂モンなのである(笑)

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 納車はゴールデンウィーク前後の予定であり、長年温めてきた「発達障害でもポルシェに乗れる」キャンペーンがスタートするのである(笑)でも東京五輪もそうだったけど、損したとしてもリスク上等で行動する方が、得しててもリスクを避けて消極的な選択肢かしないよりも素敵だと思うのである、古今東西、世の中を変えるのはダイナミズムと積極的なチャレンジであり、決して道徳や正しさじゃないのである。だから積極的になれた2021年はワタクシにとって良かった年であり、願わくば2022年もそうありたいのである。さて気が付いたら、来年まであと1時間を切ったのである。来年がワタクシだけでなく、ロンマニアに皆様にとってもダイナミックでチャレンジングな年になる事を願って止まない今日この頃であった。

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