アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RHEINGOLD

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「”いい男”とは何なのか?一言で定義づけるのは難しいが、その条件のひとつが私は”格好をつけ、やせ我慢ができる男”だと考えている。つまりなにか大切なものや、ことのために精神的、肉体的なものを犠牲にできる、ということだ」
By 落合信彦

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*高級車って何ですか?
 コレは前々から言ってきた事であるが、ニッポンがクルマ産業をガチりだした時には貴族や財閥はGHQに解散させられた&参考にしたアメリカのクルマ産業もそうだったため、ニッポンにゃ「貴族向けのクルマを作る文化」なるモンが存在しないのである。だから「高級車を作れ」って言われても、大衆車をそのまんま豪華にしたようなモンが出てくるのである。シートだとかインパネだとかを豪華にして、エンジンをパワーアップさせて、快適装備を盛りだくさんにして等々。ソレが間違いだって事は、ニッポンに於いてですらレクサスの売り上げが落ちてる&逆にドイツ三羽烏が伸びてる事からも分かるのである。

 すんごい分かり易い例がポルシェ911である。今でこそ随分と豪華になってしまったが、空冷時代のポルシェ911のインテリアって良く言えばシンプルイズベスト、悪く言えば殺風景なのである。多分同じ時代の国産の高級車の方が、内装は全然上等だったんじゃないかと思うのである:
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マジで走る為に必要なモン以外が殆ど乗っかってない状態であったとしても、至れり尽くせりな国産高級車の何倍もの値段がポルシェには付いてたのである。コレが「ガチの高級車」と「大衆車を豪華にした高額車」の決定的な違いであり、コスパやカタログスペックの追求だけじゃ辿り着けない世界なのである。

*カッコ良いスポーツカー乗り五ケ条
 ワタクシが免許取ったのは26の頃で、実際にクルマ乗るようになったのは30と随分遅かったのであるが、スポーツカー歴の長さは自慢できるのである。何せ最初のクルマから今に至るまでスポーツカーしか買った事無いんだから、そりゃそーなるわなって話である(笑)そんなワタクシがコレからスポーツカーに乗ろうとしてる人に勧めたいのが、サブタイにあるソレである。簡単に言うとこんな感じである:

  1. クルマは立派なヤツを無改造で乗るべし
  2. 公道では紳士的かつ丁寧に、サーキットでは豪快かつ大胆に走るべし
  3. モータースポーツを嗜み、常にドラテクの向上に努めるべし
  4. クルマに関するどうでもいい雑学やムダ知識を自慢するべからず
  5. 運転する時は身嗜みを整えるべし

コレがワタクシの知る限り、スポーツカーを最も楽しくかつカッコ良く乗れる方法である。先ず①であるが、ぶっちゃけチューニングやらカスタマイズやらはメリットよりもデメリットの方が多いのである。だからグレード選びやメーカーオプションやメーカー公認チューナーの各種パーツやコンプリートカーを駆使して、最初から自分のニーズにピッタリ合ったノーマルをゲットしてしまうのがベストなのである。ノーマルならバランスも耐久性も良いし、ソレが高級車ならば将来の売り値だって高くなるのである。

 あと今時のスポーツカーって性能が高くなり過ぎて、公道ではそのパフォーマンスを味わい尽くせないのである。だからワタクシはスポーツカーに乗るのならばサーキット等でのスポーツ走行に参加する事を強く勧めるのであり、その為の②と③なのである:
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あとやっぱ、スポーツカー乗ってて運転が粗くてヘタなのはカッコ悪いと思うのである。例えるなら、ブサメンのデブが一流ブランドの服を着てたら滑稽なのと一緒である(笑)スピードへの要求やストレスはサーキットで満たして、公道では余裕を以てスマートでカッコ良く運転すべきなのである。

 あとクルマ好きって何をどーやってもオタク気質なヤツが多くなってしまうので、オタクである事を前提で乗ってくしかないのである(笑)ンで、オタクってのはオタクだから嫌われてるのではなく、了見が狭いくせに自己承認要求だけはムダに高いから嫌われてるのである。だから④と⑤が必要なのである。ワタクシがGDB乗ってた頃は④やるヤツが余りにも多く、ソレ故に「もう二度とスバル車にゃ乗らねーぞッ!」って誓ったほどである(爆)
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あと身嗜みって言っても、別に高級ブランドで身を包む必要は無いのである。ユニクロとかしまむらとかで買ったような安いヤツでも良いから、ヨレてないパリッとしたモンを着てれば清潔感をアピールできるのである、少しぐらいデブでハゲでブサメンでも、清潔でさえあれば不快感は大幅に減るのである(笑)

*チューニングは通過点
 無論、ワタクシはチューニングやチューニングカーの在り方を否定しないし、若くてカネが無い間は安く買った中古車をチューニングしてパワーアップを図るというのは自然な流れなのである。あとやっぱチューニングカーの佇まいってのは、厨二病持ちの性癖にグサリと刺さるモンがあるからである。若くてカネの無い時にソレをやるorまだ世の中やクルマを良く分かってない時に試行錯誤の一環としてやるのはワタクシも昔そうだったから反対しないが、でも若くなくなっても尚ソレをやり続けるって事は、ワタクシ的にはどうよって思うのである。

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 昔は兎も角、今の時代はチューニングのデメリットの方が多いってのもだけど、いい年こいて立派なクルマに乗れるだけ稼げてないってのはどうよって話である。ちゅーのもワタクシの知る限り、スーパーカーとかってのは「乗れるから乗る」のではなく「乗りたいから乗る」類のモンだからである。どうすれば稼げるようになるかを必死で考えて、夢の為にリスク上等で決断し実行する。そういう苦労や覚悟が多少なりとあるからこそ、スーパーカー乗りはモテるし尊敬されるのである。リスクを恐れ、悪い事を全て他人のせいにするヤツは、決して大儲けできない。クルマにはその人の人生が現れる事を改めて思う今日この頃であった。

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