ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「僕はすべてにおいてこだわりが大切だと思うんです。こだわりを持って生きることがね。仕事でも、趣味でも、持ち物でも、物をつくるのも、物を売るのも、絶対にこだわりが必要です。こだわりがなければ、人は何も感じてくれません」
Ｂｙ 北原照久
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊Ｔｈｅ世界観
ワタクシは今まで色んな外車ディーラーを訪問したが、一貫して思うのは「外車ディーラーはクルマだけではなく、建物やグッズやスタッフの対応などの全てを使ってブランドの世界観を演出してくる」って事である。コレは高級ブランドに限った話ではなく、ミニだとかアバルトだとかの大衆ブランドでもである。最近じゃレクサスとかマツダとかGRガレージとかがやり始めてるが、そういう考えは国産メーカーにはまだまだ乏しいのである。外車ディーラー行った後に国産車ディーラー行くと、その殺風景さに愕然と来る時が偶にあるのである(￣～￣)
多分ロンマニアの方々のトコにも、国産メーカーからのチラシ広告が結構な回数入ってるはずである。クルマの写真を大根だとか白菜だとかの写真に入れ替えて、値段から「諭吉」の表示を抜き取れば、そのままスーパーのチラシとしても使えてしまう、あのセンスが微粒子レベルすらも感じないチラシである（笑）合コンに行って、見た目なアレなヤツと仲良くなりたいと思うであろうか？当然ノーである。古人曰く「襤褸を纏えど心は錦」との事であるが、実際は襤褸着たヤツの心なんぞクソ喰らえなのである（爆）見た目やセンスもまた、中身の一部分なのである。
＊純正へのこだわり
手前味噌（？）でアレであるが、ワタクシはポルシェ911の一番の魅力って「どんな顧客のニーズにも応えられる」だと思うのである。ワタクシが次期愛車にGT3選んだのだって、ワタクシのクソ面倒臭い要求に応える事が出来たからである（笑）ちゅーのもスポーツカー乗りって要求が千差万別で、クルマに求めるモンがマジで全員違うからである：
という感じに、顧客のどんな要望にも応えられちゃうのである。こうやって大まかな使用用途を決めてグレードを選んで、各論的な細かい部分は豊富にあるオプションで埋めていって、ソレでも埋められない細か過ぎる拘りは【エクスクルーシブ911】で追加料金払ってワンオフれるのである。生産枠が貰えるかどうかは別として、オーナーの千差万別っぷりにココまで応えられてしまうのである。
ココまで自身が持つ拘りに応えられてしまったら、その後に「ご要望にはお応え致しますが、お値段がですねぇ～(`∀´)」って言われても「そ、そんなモン(;´Д｀)・・・喜んで払うに決まってるだろッ！」ってなってしまうモンであり、ワタクシも然りである（笑）因みにワタクシの細か過ぎる拘りであるが：
ココまで細かくても、何と全て応えられてしまうのである(￣Д￣;)そりゃぁまぁ、逝くっきゃないであろう（笑）この手のクルマにソレなりのカネを出せるヤツってのは、やっぱ皆そういうトコが五月蠅いのである。でもソレに応えさえすれば、オーナーのメーカーへの忠誠心はうなぎ上りになるのである。
こう書くと「社外パーツかチューニングで何とかすれば良いんじゃね？」って言われるけど、そうじゃないのである。何故ノーマルが良いって、世界観の統一だとか全体的なバランスだとか、そういうのは純正が一番良いからである。社外品やチューニングって今思えば、牛丼に生姜を山盛りするアレと同じように感じるのである（笑）
youtu.be
無論ソレが悪いとは言わないし、牛丼ならばそういう食い方もアリであろう。だが残念な事に、911は牛丼じゃないのである。ノーマルの段階で突き詰めるトコが徹底的に突き詰められているのであれば、ノーマルで乗るのがトータルで見れば一番良いのである。やっぱ何だかんだ言って、そのクルマの事は作ったメーカーが一番良く理解してるモンなのである。
＊シングルグレードはNG
サブタイ見れば、何故二代目NSXがダメだったのかが良く分かるってモンである（笑）そう、NSXはグレードが１つしかないのに加え、各種オプションが余りにも貧弱だからである。百歩譲ってシングルグレードでおｋだったとしても、せめて豊富にオプションが選べるようにして欲しかったのである。カーボンローターとサーキット走行向けじゃないシート以外の選択肢が無い時点で、たとえ半額でもワタクシは買う気が起きんのである。まぁワタクシも鬼じゃないのでポルシェレベルのオプションは要求しないが（爆）ソレでもやっぱ拘りは値段よりも価値があるのである。
詳しくは【コンフィギュレーター】にあるから省略するけど、NSXのオプションってマジで色とカーボン外装内装の追加しかなく、ステージや用途に応じた仕様の変更がまるで出来ないのである(；´Д｀)上記の911にあったような千差万別なオーナーの要望に応える事なんて実質不可能なのである。１つで全て賄おうとすると何もかもが中途半端になってしまい、結局誰のニーズにも応えられなくなってしまうのである。高級車は決して「バカ高い大衆車」ではなく、求められてるモンが根本から違う。ソコを理解できるか否かが次のステージに進むカギだと思う今日この頃であった。
