ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「外に出るな。汝自身の中に立ち帰れ。内的人間にこそ真理は宿るのである」
By アウレリウス・アウグスティヌス
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*内省内省アンド内省
ニッポンは島国で他国との直接的交流が少なく、民族的にも実質単一民族で、かつ170年前まではバリバリ鎖国してたせいか、何かを考える時に「先ずテメェはどうあるべきか」から考えるのである。外との交流が殆ど無いから「この件について他民族のヤツ等はどう考えてるか」って考えず「まずは伝統的な価値観に忠実にあらねば」って考えるのである。その考え方はグローバル化した今現在でも続いているとワタクシは考えるのである。参政党の「ニッポン人ファースト」も、サヨク政党の「憲法9条ガー」も根底は同じなのである。
憲法9条云々が正にソレであるが「我々が平和主義を掲げる」で思考停止してしまって「海外ではどうなのか」の観点がまるで無いのである。この「テメェが正しくあれば相手も感嘆するはず」もニッポン的な価値観なのであるが、ソレがそのまま海外にも通じると考えてしまうのである。今はネットの進歩で海外と比較するのが容易になったから、若い子達は海外の価値観と比較できるようになってるのであるが、社民や共産を支持するようなジジババは「自分等さえシッカリしてれば」の価値観のままなのである。よくある「海外に比べニッポンは云々」な海外出羽守的な発想も、この考え方を逆手に取ったシロモノなのである。
*とあるマフィアの揺れ目録
コレを「我々はシッカリしてるのに上手く行かないのは外国のせいだッ!」って言うのがウヨクであり、そして「シッカリしてないヤツが居るから上手く行かないんだッ!」ってするのがサヨクなのである。どちらも内向的主観的な価値観であり、ある意味コインの裏表なのである。さて話は変わって、と:
*誠実さは美徳?
話は戻って、何故この類の「テメェさえシッカリしてれば良い」の考え方が開国した今尚ずっと受け入れられてきたかって、やっぱ「マジメにやってればソレだけで豊かに暮らせたから」だと思うのである。戦後からバブル崩壊まで、ニッポンは「成長しかしてなかった」のである。高度成長期~バブルで終身雇用と年功序列が全国民の出世街道としての地位を確立して、特別な事をしなくてもマジメにやってさえすれば給料は上がっていって豊かな暮らしができたんだから、そりゃテメェ等の価値観に疑いを持たなくなるに決まってるのである。
が、経済の知識があるロンマニアの方ならばお分かりかと思うが、終身雇用も年功序列も、本来の資本主義とは相容れない制度なのである。だから前々から言ってる事であるが、今時のニッポンってのは衰退したのではなく「本来の資本主義国になりつつある」のである。明確に外からの影響でニッポンが色々変わってるのに、少なからぬニッポン人が「テメェさえシッカリしてれば云々」に未だ囚われてしまってるのである。本来の資本主義に立ち返って転職や投資をガンガンやるようになるか、今後も昔に固執するか。戦後100年はソコがハッキリするんじゃないかと思う今日この頃であった。.