アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MATANDO GUEROS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「お客様に対しては、いつも少しでも付加価値を与えてあげるんだ。投資の価値はあるよ。もし人が来なくなってしまったら、また来てもらうには十倍の費用がかかってしまうのだから」

By ウォルト・ディズニー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


格差社会のお客様

 前にも言ったが、ワタクシは格差社会の何が悪いのかがサッパリ分からんのである。一番腕の立つ歯医者に、一番美味いメシ屋に、一番技術のあるチューニングショップに、其々客が集まるのは当然の事であり、客の集まるトコが大儲けするのは当然の事であり、ヤブな歯医者や不味いメシ屋やヘタなショップから客が逃げて商売あがるのも当然の事である。客は迷惑してるか?当然ノーである。客は優れたサービスや商品を得られて満足、事業主も多額の報酬を得られて満足、一体誰が損してるんだって話である。優れたモンを提供できないヤツが食いっ扶持に困ろうが、客からしてみたら「ンなモン知るか( ̄へ ̄#)俺達を満足させられないソイツが悪い」でお終いである。


 だから格差社会を否定するヤツってのは、客を満足させられる実力の無いヤツか、客の側に立ってモノを考えられないヤツか、あるいはその双方であるとワタクシは思うのである。だから「格差社会反対!アベノミクス反対!TPP反対!」とかぬかすヒマがあるんだったら、黙ってテメェの実力を磨けって話である。例えばの話「彼女は美人じゃない上に歌も踊りもトークもヘタなアイドルです。でも彼女も世界における掛け替えのない個人であり尊重すべき存在なのだから、CD買ってコンサート観に来て下さい」と言われて、ハイそうですかとカネ出すヤツなんぞいるワケないのである(笑)失格の烙印を押すのは政治家でも社会でもなく、客なのである。


*悲観的なゼニが斬る!

 だからもし格差社会と戦いたいのなら、敵を間違えてはいけないのである。たとえ国や社会をどうこうしたトコで、客が優れたモンを求める事には変わりなく、優れたモンを提供する人の下に客が集まる事も変えられないのである。そう、国や社会や制度を変える前に、先ず自分が変わらなければダメなのである。さて、説教くさい話はウケが悪いので(笑)話題を変えるとしよう。

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プログレッシブ・デスメタルの雄、シニックの新作である。初期の頃はトルコライスみたいに「デスメタル」「ジャズ」「フュージョン」「プログレ」って感じにクッキリ分かれてたんだけど、今作になってシッカリ融合してきて次のステップへと進化したって感じである。もう何ちゅーか「プログレッシブデスメタル」だとか「テクニカルデスメタル」とか言わないで「シニックの音楽」って言っちゃった方が分かり易い、そんな感じである。


グラゼニ(1) (モーニングコミックス)

グラゼニ(1) (モーニングコミックス)

メシ屋の本棚に置いてあったのを偶然読んで、そのまんまハマってしまったワケである。このマンガの何が凄いのかと言えば「目新しい事は何一つしていない」って点にあるのである。ただ単に視点を変えただけ。エースや4番打者じゃなく中継ぎ投手を主人公にして、スター選手ではなく一軍境界線上の選手や裏方さんにスポットを当てて、白熱した対戦ではなくカネ事情とか引退後の生活だとかをネタにする。初めて読んだ時は「その発想の転換にしてやれらたッ(x_x;)」って思ったモンである。でもワタクシは、こうやって死角を突かれるのは大好きである(笑)


アカメが斬る! (1) (ガンガンコミックスJOKER)

アカメが斬る! (1) (ガンガンコミックスJOKER)

コレもメシ屋の本棚に・・・あるワケないよね、ウン(笑)iPadで【BookWalkerアプリ】開いて、新作だか話題作だかで偶然コレ見かけて、ちょっと気になったからダウンロードしてみたってワケである。インプレしたいトコであるが、実はまだ全然読んでなかったりする(^_^;)ただ一つ確実なのは、こーゆー時のワタクシの直感は結構アタリを引き易いって事である(爆)


*人間は平等に非ず

 人間は平等である。ただしソレは「あくまでデジュール上では」の話である。実際は全く同じ人間なんぞ一人もおらず、能力や才能や実力だって当然全員が違う。巷では「個性は最大限尊重されるべき」っていうのは、こういう能力や才能や実力の違いをも認める→長所も短所もシッカリ認めて、ソレによる差異も認めるって意味だとワタクシは考えてる。だから格差社会ってのは、競争システムが公平である限りは、ある意味「個性」ってシロモノを最も評価する社会だとワタクシは思うのである。個性が尊重されてないから自分が評価されない?否。その個性に評価するだけの価値が無いから、尊重されないだけの話である。どんなに個性的であっても、打ち切りマンガにカネなんぞ出せんのである(笑)


 そう、格差社会だとかアベノミクスだとかTPPだとかに反対するヤツの本音ってのは「テメェの悪い部分を直視したくない、認めたくない」なのである。ベンツもそう、松坂牛もそう、機械式腕時計もそう。ホントに良いモンを作っていれば、たとえ高価でも客はちゃんとついて来てくれるのである。そういうのが作れないヤツに限って「客は値札しか見ていない」だの「にわか客には良いモンなんて分かんない」だの言いやがるから、ホント救いようがないのである┐( ̄ヘ ̄)┌売る側は気付かないかも知れないが、客ってのはそういう雰囲気を思った以上に察するモンなのである。客は必ずしも賢明ではないが、ソレでも最大限敬意を示さなければならない。サービス業の端くれとして改めて思う今日この頃であった。