本日ようやくクリフォード(CLIFFORD)のカーセキュリティーについての話が聞けた。とんでもないシステムだとは聞いていたが、実際インストーラー(セキュリティーを設置する専門の職人さんをこう呼ぶ)にメカニカルな説明を受けてみると、ワタクシの予想以上にとんでもないシステムである事が判明した。よくもまぁ、あんな事を考えつくものだ。と感心させられるカーセキュリティーシステムである。
盗難や車上荒らしに限らず、犯罪全体によく言われているのが「犯罪はシステムの隙間からではなく、人間の心理の隙間から忍び込んでくる」と言うものである。クリフォードの真骨頂はここにある。オーナーの裏をかいてくる犯罪者の、そのまた裏をかいてセキュリティーを設置する事にあるのである。クリフォードの現在のラインナップはG5、つまり第5世代。犯罪者が新しいセキュリティーの裏をかこうとするのと同様、クリフォードもまた犯罪者の裏をかくために進化し続けているのである。
お値段は少々張るが、これだけのモノを見せられると決して高くは無い投資であると思う。車を盗られて、保険で賄えない分を賄って、その後に来る保険料の値上げの事も考えれば十分すぎるほどお釣りが来る。良く周りを見てみれば、ワタクシの周りの先生にも「(トヨタの)ランドクルーザー盗られた、イモビライザー付いていたのに(ToT)」という声もチラホラ。今回依頼したインストーラーさんに言わせれば「純正のイモビライザーなんて、プロにとっては飾りみたいなもの。番犬の方がまだ幾分マシ」だそうだが(^_^;)
が、良い事尽くめではない。第一に、非常にややこしいシステムゆえ、オーナーが一度トラブると二進も三進も行かなくなる事があること。第二に、防犯のためにクリフォード取扱店ごとに独自の方法でシステムを取り付けしているためトラブルがあった場合、最悪取り付けたインストーラーさんじゃないと解決出来ない場合があること。第三に、取り付けに日数がかかる事ととインストーラーさんからのシステムについてのレクチャーがあるため、ただでさえ遅れ気味の納車が更に遅れるという事である(T_T)
が、待たせられるだけの価値があるという事に関しては、ワタクシはキッパリ断言できる。それまで「エア・ギア」の最新刊でも読んでゆっくり待つとしよう:
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もし高級外国車、あるいはプロ窃盗団のブラックリストに載っている国産車(高級SUV、人気スポーツカー等)を購入する人を見かけたら、ワタクシは自信をもってこう薦めるであろう。「悪い事は言わない、クリフォードにしろ。車上荒らしを防げるシステムは数多くあれど、盗難に本格的に立ち向かえるのはクリフォードだけ」とまぁ、いつの間にかクリフォードの回し者になってしまった今日この頃であった。