アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE GRAY RACE

 何か最近、自分でも信じられないぐらい口が上手くなったように感じる。今日も受け持ちの患者さんの治療についての説明をしたのだが、自分でも信じられないぐらい口が動くは動くは。患者さんのご家族から質問を受けても、以前のワタクシだたら間違いなく戸惑っていたものが、口が異様なぐらい小回りが効く様になっていた。まるで他人の口が喋っているようかである。

 外来を受け持ってからであろう、ここまで口が回るようになったのは。外来には来るは来るは十人十色、純情な人、ひねくれた人、豪快な人、繊細な人、大雑把な人、繊細な人、善意で来る人、悪意でくる人、信頼を寄せてくれる人、不信感を抱えている人、数えたら限がない。そういった方々を何十人、何百人と相手にしている内にいつの間にか自動的に口が回るようになったのであろう。

 にしてもやっぱり一番大きいのは、ここ(茅ヶ崎)に来る以前に2人の人物に会った事が一番大きかったであろう。一人は言わずと知れた(?)"師匠"である。まず笑顔から入ること、過ちを犯したら言い訳はしないこと、何か尋ねられたら必ず返事する事。たったこれだけの事で人間関係が上手く回るものだと遅蒔きながらしみじみ感じるものである。

 もう一人はT会副理事長のM氏。低い姿勢から入り相手のガードを下ろして、小まめに相手を持ち上げてウィークポイントをこじ開ける。そして相手に気付かれないように徐々に相手の牙城を切り崩し、いつの間にか自分が主導権を握っている。そして自らの手の内は決して晒さない。ワタクシが見てきた中でも、最も華麗な話術の一つである。是非とも完全に習得したいものだ。

 このテクニック、活用するなら今しかない。ジェミニやダイアナやエレンやキャルやレンやミゥや天満や八雲や舞衣や命や九羅香や与一やエステルやクローゼや乾闥婆王や蘇摩や光や海や風やナディアやエレクトラや・・・・(以下省略)・・・・・みたいな娘をもうすぐ納車される我が愛車の助手席に乗せて、この会話術を200%駆使して・・・・・ってその前にどーやってそういった娘を車に乗せるまで持って行くんだ。とまぁ、自分にボケツッコミする今日この頃であった。