アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RIO GRANDE BLOOD

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「重要なことに口を閉ざすようになった時、私達の人生は終わりはじめる」

By マーティン・ルーサー・キング・ジュニア


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 衛星放送面白すぎワロタ。お陰さまで折角のドライブ日和だというのに、部屋に篭ってテレビ見てるかネットやってるかゲームしているかという自宅警備員さながらの生活を送っていたりする(笑)様々な分野の番組が50チャンネル以上もあれば、必ず何処か一つはワタクシの興味をそそる番組がやってるからである。無かったら無かったで、ゲームするかネットサーフィンでもすりゃいいだけの話である(爆)なんとまぁ"医者の不養生"を地でいく生活ではあるが、先週は出張諸々が忙しくて休む暇が無かったため、こーゆー休みの過ごし方もたまにはいい気もしないではない。


 ワタクシにアスペルガーだという診断が正式に降りて以来、ワタクシはむしろ積極的に休日を一人で過ごすようにしているのである。何ちゅーか、たとえ遊びであっても人と会って話をするのは疲れるのである(^_^;)遊びでコレだから仕事だと尚更(笑)問題は何処にあるのかというと「遊ぶ事」ではなく「他人と会話する事」なのである。言葉はしばしキャッチボールに例えられ、アスペルガー症候群はしばし「心の盲目」と呼ばれる。つまりワタクシにとっての他人とのコミュニケーションというのは、例えるなら目が見えないのにも関わらずキャッチボールをやるようなモンである。


 つまりキャッチボールがイヤなのではなく、キャッチボールがしたくても目が見えないから難しいっちゅー話である。相手が何時何処にボールを投げるかが分からないから平凡な球でも落球するし、相手が何処にいるかが分からないから明後日の方向に球を放ってしまう。つまりキャッチボールが成立しないのである。で、何が一番問題になるかというと「こっちが目が見えない状態であるという事を相手は分からない」の一点に尽きる。故に「ヘタクソ」だとか「協調性が無い」だとか言われてしまい、最悪の場合には「ケンカ売ってるのか」だとか「何か企んでるのか」だとかいう感じで悪意として受け取られる事すらある。コレはワタクシだけに限らず、世界中のアスペルガー症候群を持つ方々の永遠の課題の一つでもある。


 とは言っても人間ってナマモノは社会的なナマモノである。生きてく上でコミュニケーションをしないワケにはいかない。故にワタクシは何らかんら言ってキャッチボールはすることにしている。で、対処法はどうしてるのかというと色々あるのであるが、ソレを全部述べるにはファイル容量がいくらあっても足らないのでパス(笑)仕事用のソレはさて置いて、プライベート用のソレについて簡単に触れよう。まず一番は「休みは一人で過ごす」であるが、コレだと話がココで終わってしまうのでパス(爆)ワタクシの取ってる方法の一つが「量より質」「勇み足はしない」である。


 よーするに、接する人間が多ければ多いほど、その人との関係が浅ければ浅いほどキャッチボールは難しくなる&失敗した時のリスクが高まるワケである。だったら接する人間を少なめにして、且つワタクシが盲目である事を存じているor何となく分かっていそうな人を出来るだけ選ぶようにするのである。あとアスペ人間のコミュニケーション失敗で結構多い(ワタクシだけかも知れないが^_^;)のが「対処能力以上に人との距離を縮めようとする」という点である。距離を縮めるのは構わないが、人と人との距離を縮め過ぎると、今度は人間ってナマモノが持つ"悪意"ってシロモノと接する危険を増やす事になるワケである。目が見えなければ相手が意図的に暴投しても気付かないし、気が付いても対処困難。つまり、そーゆー事である。


 ワタクシが今じゃサバゲーとかクルマ関係のオフ会とかに滅多に顔を出さなくなった理由がコレである。今じゃサバゲーも見知ったチームの定例会ぐらいしか行かないし、旧知の人達主催の走行会やカート大会がワタクシにとってデファクト上のオフ会である。ソレを端的に味わったのが実はクルマだったりする(^_^;)ワタクシの前のクルマはGDBであり、しかもワタクシはオタクである→行き着く先はスバヲタ連中とのオフ会だったワケである(笑)で、ソコで起こったスバヲタとの数々のトラブルについての説明は面倒くさいのでパス(爆)ご興味のある方は過去ログにソレがまだ残っているため、そちらをご参照あれ。


 よーするに、目が見えていないのであればキャッチボールする相手はシッカリ選ばなきゃいかんって話である。とは言えまぁ、スバヲタ連中とのトラブルは今となっちゃいい勉強と経験だったである。こういう言い方は誤解を受けるのでアレだが、今ワタクシが当時揉めていたヤツと再び出会うことがあるのであれば、ワタクシはソイツを抱きしめてキスしてしまうかも知れないのである(笑)成長するためにはこーゆー経験も不可欠なのであろうが、それでもやっぱスバヲタ連中と仲良くするのは金輪際ムリである(爆)確かにクルマ的に見れば失敗だったが、ソレを含めてもやっぱりGDB時代は良い時代だったと言い切れる今日この頃であった。