アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SOMETHING WICKED

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「何かを得ようと思ったら、毎日、毎日、繰り返しやりますよね。そうやらないとうまくならないし、成果が出ないじゃないですか」

By 野茂英雄


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 早いもので、当ブログを開いてはや1年。当初の目的とは若干方向性が変わってしまった(別物になってしまった、とも言う)が、何はともあれ1年間続けられたというのが何とも奇跡的である。自分でも「よくネタが尽きなかったな〜〜〜」と某マラソン選手では無いが自分で自分を褒めたい気分である(もう殆ど死語、これを言った選手の名前が出て来る人の方が少ないのではないであろうか^_^;)


 テレビはどこも同じような物しかやっていないものである。そんでもってどの局も例の耐震強度の偽装問題をどこも同じようなカットを使って垂れ流しているだけである。2年前は皆揃って大晦日に格闘技やっていたのを思い出させる光景である。果たしてテレビ局の首脳陣には"独創性"ってモンがあるのかがワタクシ的に非常に疑問である。いや、ホリえもん三木谷社長に簡単にぐら付かされるぐらいだから、恐らく無いのであろう。こんな事だったらスカパーかCS入ってりゃ良かったと強く思ったりする。


 んでもって、話は耐震強度の偽装問題に戻るが、事件についてのコメントはもうワタクシが言うまでも無く各マスコミで書かれまくっているからあえて言うことは無いが、1つだけ言えるのはあの事件に関ってる連中の殆どが、所謂"成り上がりモン"である事は間違い無い。"心が弱い"くせに東京に事務所構えてベンツ2台乗り回す奴といい、同窓会にロールスロイスで乗り込んで自主制作のCDを配る奴といい、どいつもこいつもカネの使い方が下品である事がその証拠である。


 上記の連中に限らず、なんていうか日本にはまだ"金持ち文化"ってモンがまだ定着していない様にワタクシは思う。外国の金持ちなんかは、ステータスシンボルとして慈善事業をやるのが当たり前になっている。それも金持ちであれば金持ちであるほどその規模がデカい。他にも音楽が趣味だったらコンサートホールを建設して楽団を誘致したり、絵が趣味だったら博物館を建てて絵のコレクションを展示したりする。勿論、言うまでも無く一般開放である。よーするに、向こう(外国、特に欧米)では社会に自分の財産を還元する事が自分のステータスのデカさを示すのと同時に一般大衆の支持も集められて一石二鳥という訳である。


 ところが日本及びアジア諸国では、まだこの"金持ち文化"ってやつがあまり定着していない。大体みんな稼いだカネを自分のためにしか使わない。上品な使い方をするのならまだ良いが、厄介なのは上記の"成り上がりモン"である。"成り上がりモン"というのは大抵が"偉くなって、金持ちになって、良い所に住んで、豪華な服を着て、美味い物をたらふく食べたい"という原始的衝動から来るハングリー精神を持って今の地位についた者が多い。


 ワタクシはそのハングリー精神について否定はしない。どんな事でも強い目的意識があるのは大いに結構な事なのだが、ここで問題が1つ。ハングリー精神で"成り上がった"人間は、それで得たカネや地位をその原始的なハングリーさを満たすために使ってしまう事が実に多いのである。その結果、上記のような下品なカネの使い方になってしまう。ハングリー精神を"昇華"させて、本当の意味での金持ちになった人間はほんの一握りである。


 「そう言うお前は金持ちが嫌いなのか?」と聞かれれば、ズバリ答えは「ノー」である(笑)さて、ロンマニアの皆様。皆様はカネがお好きですか?ワタクシは大好きです(爆)てゆーか、嫌いな人を探す方が難しいのでは無かろうか。チャンスと実力があったら、人間誰だってのし上がりたくなるモンである。これを綺麗事でカマトトぶる奴の方が逆に信用でき無いモンである。


 「新世代ゲーム機、どれが一番良いんだろう?」って思ったら「全部買えば分かる!」って軽く言いたいし「ランエボかインプか?」で迷ったら「両方買っちゃえ!」って即答出来るようになりたいし「サバゲーしたいんだけど、フィールドが無い」って困った時に「山を丸ごと買ってしまおう」って断言したい。しかしまぁ、たとえ金持ちになったとしても、要求のレベルが全然変わっていない"成り上がりモン"予備軍な自分自身を実感する今日この頃であった。