アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

AT THE END OF THE DAY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「自分は毎日少しづつ改善し続けているという自覚だけが、人生で唯一の安心感の源だ」
By アンソニー・ロビンズ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*最終モデル(?)爆誕
 あと二週間強で、R35の22年モデルが発表される模様である。詳しくは【こっちに書いてある】から省略するが、まぁ噂されたT-Specとかやらは要するに「特別色と専用パーツのあるプレミアム&トラパ」ってトコである。この22年モデルが最終モデルならば間違いなくT-SpecはNISMOと並ぶプレミアが付くので、争奪戦は必至であろう。ただ20年モデル→22年モデルの進化が殆ど無い事から分かるように、もうR35の進化も行き着くトコまで行き着いたから、ワタクシもコレが最終モデルで間違いないと考えている次第である。そうでなきゃ、横浜の日産本社前で激しい暴動が起こる事であろう(笑)

 R35の年改発表って毎年大体この時期なので、来年の今頃に生産終了ってのがワタクシの予想である。でもって来年末にはNSXも生産終了で、来年いっぱいで国産車からスーパースポーツと呼ばれる車種が一旦消える事になるのである(´・ω・`)R35がデビューした時、ワタクシは「コレからは国産車にもスーパーカー時代がやって来るッ!」って予言したのであるが、その予言は外れてしまった次第である(笑)
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リーマンショックが重なったのもだけど、やっぱ一番大きいのは「スーパーカー専業メーカーが誕生しなかった&レクサス以外の高級車専門チャンネルが生まれなかった」だと思うのである。日産もホンダも基本的に大衆車メーカーだから、クルマ作りの哲学にどうしても庶民性が混じるし、経営状況が悪くなれば最後には大衆車を選んでしまうモンなのである。フェラーリランボルギーニが未だに小さな会社であるように、ブランドって実はあんま儲からないのである。

スーパースポーツの道も一歩から
 まぁバブルの時ですらNSX以外のスーパーカーが生まれなかったんだから、今は尚更ムリって事であろう(^_^;)バブル時代のモーターショーには各メーカーから多種多様な国産スーパーカーのコンセプトカーが展示されてたのであるが、ワタクシ的に一番ときめいたのは日産のMID4である。WEC見れば分かるように、スポーツカーの攻守最強はMRレイアウトの4WDであり、MID4は正にその攻守最強を体現させたクルマだったからである:
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多分だけど、コレが市販されてれば、BNR32なんか比較にならないほど速いクルマになってただろうと思うのである。コルベットが結局FRを捨てた事から分かるように、やっぱ速さを究めようと思うならエンジンは運転席の後方にある必要があるのである。パワーはチューニングで幾らでも増やせるが、クルマの素性だけはどうにもならないのである。

 じゃあ何故MID4が市販されなかったかって、答えは「市販しようと思ったら、車両価格は最低でも2000諭吉ぐらいになるから」である。でもってあの時代の日産にゃそんなクソ高い値段のクルマを売るだけのブランド力が無かったが故に、MID4の市販は断念されたとの事である。じゃあ何故そんなに高くなるかと言えば:

日産にゃ他にMRレイアウトのクルマは無いから、専用プラットフォームが必要になる

専用プラットフォーム作る為には、当然だが専用の工場ラインが必要になる

そして新規のラインを作る為には莫大なカネが必要になる

バカスカ売れる大衆車とは違い、MID4は少数しか売れないスポーツカー

販売台数が少ないなら、コストを回収するには車両価格をバカ高くするしかない

結果、2000諭吉超という超高価格になる

( ゚Д゚)マズー

という事らしいのである。第二世代GT-R、そしてR35が何故安く作れたかって、スカイラインの設計を応用してる&スカイラインの生産ラインを使ってるからである。そしてスカイラインの諸々を応用してるが故に妥協が生まれ、ソコが弱点になってしまってるのである。例えばR35のPCDは114.3と多少物足りないが、ポルシェみたいに130にしたりセンターロックを採用しようと思うと、新しいラインを作るために価格が素で2500諭吉まで値上がりするんだそうである(^_^;)

 何故スポーツカーの進化に歴史が欠かせないかって、つまりそういう事である。最初から最高のモンを作ろうと思ったら、MID4みたいに値段がシャレにならなくなるからである。だからフルモデルチェンジをする度に徐々に値段を上げて稼ぎを増やして、その稼ぎで徐々にラインを増強してくっきゃないのである。名立たるスーパースポーツも、最初からスーパースポーツだったワケじゃないのである:
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コルベット911も最初からスーパースポーツだったのではなく、どっちも初代はお手頃なスポーツカーだったのである。半世紀かけて色々積み重ねて、ソレ専用のラインやインフラを持ってるからこそ”お買い得”な値段でアレだけの高性能車を作れるのである。スポーツカーを一代限りで生産終了にしてしまうホンダが如何に罪深いか、こう書けばお分かり頂けたと思うのである(笑)

*ビバ上級国民
 まぁただフェアレディZの進化は辛うじて続いてる&信用できるソースからも「R35は生産終了になるけどGT-Rは今後も続けていく」という話を聞いてるので、ニッポンのスーパースポーツの未来は図らずとも日産の双肩に託されてしまったのである(笑)まぁニッポンにスーパーカー文化が根付かなかったのは、280馬力規制やバブル崩壊リーマンショックが重なったのもだけど、一番はやっぱ「ニッポンにはガチの上級国民がおらず、国産メーカーに高級車を作るノウハウが不足してたから」だと思うのである。やっぱ高級車ってのは基本的に上級国民の乗りモンであり、上級国民を知らなければ高級車は作れないのである。

 例えばロールスロイスであるが、あそこは課長より上は全員貴族なのである。名前に「サー」が付いていて、城みたいな家(てゆーかリアル城)に住んでるリアル上級国民だからこそ、同じような上級国民のニーズが十二分に理解できるのである。普段からタキシードを着てる人等でなければ、シート作る際に「どうすればタキシードに皴が寄らないようにするか」なんて発想は出来ないのである:
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何でもかんでも豪勢にすれば上級国民が喜ぶかと言われたら、答えはノーである。連中は基本的に質素であり、ココぞという時にしかカネを使わないのである。その「ココぞという時」をどうやって知るかといったら、顧客として地道に付き合ってって徐々に増やしてくっきゃないのである。マジのガチで良いモンを作ろうと思ったら、途方もない時間と経験が必要。ユークリッドの正しさを思い知らされた今日この頃であった。

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