ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「売上を左右するのは物言う消費者ではなく、物言わない消費者だ。クレームを言ってくれれば直すこともできるが、”何が不満か”を言わないで去っていく消費者のほうが圧倒的に多い」
By 垣田達哉
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*見せてもらおうか、新型サスペンションの性能とやらを!
この前レーシングギア一式を引き取りに行った時、ワタクシはふと「あの別タンク式の新型サスペンション、どうなったの?」って聞いてみたトコ「もうそろそろ発売」なんだそうである。でもって買う気が抑々無い&買っても付ける車両が無いのに「お値段幾らほど?」って聞いてみたのであるが(笑)コレもアッサリと「150諭吉前後」と答えてくれたのである。ワタクシが以前買った赤足も結構なお値段(86諭吉)だったのだが、ソレをアッサリ超えてしまったのである(゜◇゜;)でも常連達からはガンガン注文が入ってきてて、滑り出しは好調だとの事である。
その値段の内訳であるが、曰く「ダンパーそのものが大幅に進化してるのもだけど、ドイツでしか作れない特殊な可変スプリングを使用してるから」だそうである。別タンクにしたのはストロークを稼ぐ事もだけど、オイル量を増やして冷却効果を高める為なんだそうである。確かにお値段は途方も無いが、ただNISMOにも純正採用されてる赤足の性能は折り紙付き&今回のコレはソレ以上の性能&オーバーホール可能との事なので、買って損する事は絶対無いとワタクシは断言できるのである。無論、ワタクシは買えないのであるが、R35属性のあるロンマニアの方は騙されたつもりで騙されて欲しいのである(笑)
*熱量は言葉ではなく金額
何だか第二世代GT-RとかRX-7とかA80スープラとかEK9とかDC2とか、あの辺りのクルマに乗ってる一部のヤツ等から「メーカーが部品を出してくれない」だとか「熱意のあるオーナーを大事にしない」だとか騒いでるが、何を言ってるんだテメェ等はって話である┐(´д`)┌メーカーってのは新車買ってもらわなきゃ潰れちまうのであり、新車が売れてて儲かってるからこそ旧車の部品やレストアに回す余裕が生まれるのである。だから部品を作ってほしいのであれば、そのメーカーの新車をガンガン買ってあげることが一番なのである。旧車趣味ってのは基本的に余裕のある人間がやる趣味であり、カツカツのビンボー人のやる事ではないのである。
よーするにレストア事業だとか部品の復刻なんてのは、ロイヤルカスタマーが多く居るメーカーでしか成り立たんのである。そのブランドの新車を定期的に何台も買っていて、その序でブランドの旧車を所有してて、レストアとか復刻部品とかってのはそのロイヤルカスタマーに対する特別なサービスなのである。新型が出ても「高ぇ」だの「MTが無い」だの「デザインが悪い」だの文句ばっか言って買わず、古いのを延々と乗り続ける。そういうヤツはロイヤルカスタマーなどではないのである。レストアや復刻に掛かるコストの所為で新車価格が上がったとしても、ソレでも喜んで買ってくれる。そうじゃなきゃレストアやパーツ復刻なんて成り立たんのである。
何故ポルシェやベンツやフェラーリとかが昔の全車種の全部品を出してくれる&レストアしてくれるかって、顧客達がブランドの新車をガンガン買ってくれるからである。高くても買ってくれる事こそが顧客の熱量の客観的な証拠であり、ソレに応えるために愛着のあって手放せない一台をずっと乗れるようなサービスを提供してるのである。そう、ブランドに対する熱量ってのは言葉や態度ではなく、カネの支払い量で示すモンなのである(笑)ソレが資本主義ってモンであり、より良いサービスはより多いカネ払いからしか生まれないのである。
*スポーツカーは贅沢品
バブル時代に90年代の国産スポーツカー全盛期をリアルタイムで過ごすと感覚がマヒするのであるが、サブタイにもあるようにスポーツカーって本来贅沢品であり、今オタク達が「高ぇ高ぇ」って言ってる値段ってのは、本来のスポーツカーの値段なのである。スポーツカーってのは基本的にロイヤルカスタマーがセカンドカー以降に趣味本位で買うモンであり、ビンボーなオタクが安アパートと月極駐車場でカツカツになりながら維持するモンじゃないのである(笑)だからあの時代の国産メーカー達は、スポーツカーを売る相手を間違えてたとも言えるのである。
だから時代が本来の在り方に戻ったのなら、スポーツカーを乗る側も本来の買い方に戻るべきだと思うのである。兎にも角にも新車を買って、メーカーを儲けさせることが先決である。新車買ってくれなきゃメーカーは売れ線のクルマだけにリソースを集中して、薄利多売でソレを売る方向に進むしかなくなって、結果ブランド力と利益率が更に下がって、ソコから悪循環突入である。でもってワタクシが見る限り、トヨタ以外の国産メーカーの多くがその悪循環に片足突っ込んでるのである。メーカーに文句を言えるのは、そのメーカーのモノを買った人だけ。当たり前過ぎる事だけど、何だかんだ真理だなと思う今日この頃であった。