「え?M16が好きか?あはは、う〜〜〜ん。大好き」
・・・・・って、またパクってもうた。
詳しくは↓
- 作者: 小林尽
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/09/17
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (95件) を見る
アメリカ4軍制式アサルトライフルM16。その魅力にとり憑かれた人は星の数。少しでもミリタリーに興味のある人間なら分かると思うが、M16シリーズは優秀な銃であることには間違いは無いのだが、決して最高のそれではない。そもそも40年前に設計された銃である。出来た当時は革命的だったものも、40年も経ってしまえば流石に時代遅れである。今では客観的に見てM16より優れた銃はいくらでもある。だが、M16が世の中に出てきてから今まで、M16より人を魅了するアサルトライフルはいまだ見当たらない。
ワタクシ的に言えば、これはやはり”萌え”によるものだと思う。勿論、「世界最強の軍隊、アメリカ軍御用達」という肩書き、ハリウッド映画での露出度の高さ、そしてその武骨さと様式美、前代的要素と近代的要素、この相反する要素が絶妙なハーモニー、これらが美味く噛みあって、他のアサルトライフルには無い独特な”萌え”を生み出すのであろう。
かく言うワタクシもM16に”萌え”ている一人である。初めて買ったエアガンはM4A1カービンだったし、M16系の銃なら現在2丁所持している。恐らく殆どのエアガン愛好家は何らかの形のM16系の銃を所持しているものと思われるし、実際、サバゲーのフィールドなんかへ行くとゲーマーの半分以上はM16系の銃を使用している。実銃同様、これも決して最高の銃ではない。これが”萌え”の魔力である。
だが、このM16というエアガンは、非常に重大な構造的欠陥を持っている。設計上どうしても銃身が重くなり首回りが弱くなるため、命中精度が落ちてしまうのである。今まで色々なアイディアが出てきたが、根本的な解決法は唯一つ。プラスチック製であるが故に、いかなる補強をしても最終的に落ちる強度を、金属性に置換することである。だが、この”総金属化”というのが非常に厄介で、中身のカスタムも含めると、最終的には本体の2〜3倍かかってしまうのである。これが、構造的欠陥の無い機種なら、精々1.2〜1.5倍がいいところである。
M16のもう一つ厄介な点は、バリエーションが非常に多いことである。その上アクセサリーも山のようにあるから、一般兵用のM16A2、海兵隊のM16A4、スナイパーライフル仕様SR-15やSR-25やSPRモデル、近距離戦闘用のM733やCQB-Rモデルなどの色んなM16が作れて、現に使用されている。そうするとますます”萌え”るようになって1つ2つのM16では足りなくなる。現にワタクシも2丁持っているが、もしお金が無限に使えるのなら、恐らく10丁、あるいはそれ以上になっているかも知れない。それを実現するためのお金が欲しい、と思う今日この頃であった。