アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CITY BABY’S REVENGE

 神奈川でサバゲーやるのは本当に大変である。まずフィールドの開拓がまだままならない。本当言うと、一ヶ所だけ凄く行きやすくて(茅ヶ崎から電車一本で行ける)、チームでも個人でも気軽に参加できて、しかもほぼ毎週ゲームをやっているという良いフィールドがあるのだが、残念な事に周りがダメにしてしまった。

 あれは昨年末辺りのことである。ワタクシと"師匠"とあと数名で行った時の話である。まだ午前のゲームが終わっていないというのに"師匠"が怒り心頭で帰り支度を始めたのである。話を聞いてみると、"師匠"が身に覚えの無いゾンビ*1疑惑を掛けられて他のゲーマーに詰め寄られた事が原因らしい。勿論、"師匠"はそんじょそこらの"バラ撒き屋"と違って純粋なゲーマーである。バラ撒く時間を延ばすためにゾンビなどするはずが無い。そしてまだ2ゲームもこなしていないというのに"師匠"は"坊ちゃん"が松山を出て行くが如く、"不浄の地"から去っていった。

 そしてこのあと、ワタクシは"師匠"に遅れる事数ゲーム、「もうこんな所、二度と来ねーぞ!!」と息巻く事になる。それは午後のゲームが始まった時である。前々からゾンビが多いな〜と感じていたが。このゲームに限っては敵だけで少なくとも4〜5名ゾンビを確認できた。故意ならまだ幾分許せるが、確信犯が2〜3名いたのは完全にトサカに来た。

 おかげで1000発近く持ってきた弾が全て空になってしまった。取ったヒット数は僅かに3つ。仕方ないからハンドガンを抜いて背後からスニーキングで近寄る。その間に聞こえる味方の声「いってー」「さすがに至近距離は痛いな」聞いてて唖然としてしまった。敵も味方もゾンビまみれ、もうワタクシの士気は無きに等しかった。

 そのあとハンドガンで相手の背後10mぐらいの距離から当てたのを確認。が、その相手も当たったのを分かった上で、まるで当たっていないかのように振舞う。そうこうしている内にワタクシが撃たれる、当然ヒットコールをあげる。が、まだ撃たれ続ける。オーバーキル*2である、思わずヒットコールを連呼してようやく収まる。ワタクシももう怒り心頭である。"師匠"の気持ちがよ〜〜〜〜く解った。

 有料フィールド独有の現象である。カネを払えば誰でも参加できる、裏を返せばカネさえ払ってしまえば誰も拒絶できない。チームで土地を借りて定例会をやっているフィールドだったら、ゾンビ疑惑の多いチームはお引取り願えるが、有料フィールドではそうは行かない。カネを払えばお客様、お客様は神様なのである。フィールドの管理人が頑張っているのは痛いほど解るのだが、こればかりはゲーマー自身の心の持ち様である。

 以前このフィールドを始めて発見したときにはここまでゾンビ&オーバーキルの連鎖は酷くなく、ごく普通のフィールドで、チームでも個人でも気軽に参加できて、しかもほぼ毎週ゲームをやっているという利点からワタクシ達も"師匠"も通いつめていたフィールドだけに、現在このような状況になってしまったのが非常に悔やまれる。現在東京マルイサバゲーを普及すべく活動しているのだが、今大事なのはゲーマーの量ではなくて質を上げることである。と、どーでも良い事に熱弁を振るう今日この頃であった。

*1:サバゲー用語で、弾が当たってもヒットコールしないでゲームを続行する人を指す

*2:サバゲー用語、相手に必要以上に撃ち込む事を指す