アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MIDNIGHT MADNESS AND BEYOND

 ようやく"トリックマスター"が我が家にやってきた。この感動はもう言葉では言い表せません、ハイ(´-⊂)装備も完璧、セキュリティーも完璧、あとはもう何も心配する事は無・・・・・ん、よく見ればホイールナットが純正のまんま。そーいえばどっかの本で読んだのだが、インプSTi付属のポテンザタイヤとブレンボのブレーキは価値が高いので狙われやすいとか・・・・・

 ヤバイ(;゜Д゜)!!車両盗難の方に注意が行き過ぎていて、こうした細かい事まで目が回らなかった。「灯台下暗し」とは正にこの事である。こうして"彼女"のデビューは事もあろうに隣町のオートバックスとなってしまった。しかもワタクシはバリバリのペーパードライバーである。オートバックスに着く以前に、マトモに駐車場から出れるのであろうか・・・・・(-_-;)

 不安は案の定的中。一方通行車線に逆方向に突っ込むは、交差点のド真ん中で半クラッチかけ損ねてエンストするは、ギアチェンジの度に車がガックンガックン揺れるはでもう大変。これが車通りの少ない地域だったから良かったものだが、これが真昼の東京のド真ん中だと考えると・・・・・ガクガクブルブル(((((((((;゜Д゜))))))))

 それでもしばらく乗っているうちに不思議と身体が思い出す。まるでデジャヴュの様に自然にトランスミッションを動かし、自然にクラッチワークが決まり、自然に車体間隔が理解出来る。問題は教習者とは違い、"彼女"がスパルタン過ぎる事である。ちょっと踏み込んだだけで、206kW(280PS)/6400rpm、412N・m(42.0kg・m)/4400rpmのエンジンはあっという間に回転数が上がる。しかもヘタに回しすぎると今度はターボがかかる。以前、スバルの方に乗せてもらった時にインプレッサWRX−STiのターボ加速を体験させてもらったが、ハッキリ言ってシャレになっていない。と言うわけで、怖くて2500rpm以上回せない。「それじゃぁ軽自動車と一緒じゃん」と言われても反論できないワタクシが悲しい・・・orz

 それでも、何とか無事にオートバックスに到着。まるで「はじめてのおつかい」の子供になった気分である。たかが隣町へ行くのに、何でここまで緊張せにゃいかんのだ。着いたら着いたで駐車場に停めるのに一苦労、ロックナットを買って取り付けてもらうのに、ピットまで持って行くのに一苦労。しかもこの後茅ヶ崎に戻って駐車場に入れなきゃならないと来たもんだ。

 それでも無事我が家に帰宅、"トリックマスター"にはキズ一つ付いていない。デビューとしては上々である。やっぱりちゃんとペーパードライバー講習でプロの方に指導して頂いた方が良い。何らかんら言いながら「餅は餅屋」である、しっかりと免許取った時に戻るのが一番だと痛感させられる今日この頃であった。