アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

HOSANNAS FROM THE BASEMENT OF HELL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「愚痴はどんなに高尚な内容でも、またいかなる理由であっても決して役には立たない」

By ラルフ・ウォルドー・エマーソン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 パンフを貰ってきたのである、モノホンを見てきたのである。ちょっとした野暮用でディーラーまで行ってきた時に、300台限定の中でその内50台しかない黄色の【インプレッサWRX STI spec C TYPE RA-R】を。申し訳無い事に公式HPの内容が未完成なのであるが、モノホンを見れて大変満足である。真っ黄色のボディーもそうであるが、何と言っても一番気になるのがやはり「足回り」である。てゆーかワタクシが思うに、同じGDB(特にE型以降)乗りのロンマニアの皆様も同じ事を考えているのではないかと思う。


 分かりやすく言うとこういう事である:

って言ってないな(笑)何と6ポッドのフロントブレーキ(ブレンボSTiの共同開発)である、ロータも2ピースタイプのグルーブド18インチローターで、しかもフローティング式の2ピース。よくもまぁ、2Lコンパクトセダンにこれを乗っけようと考えたモンである。あと実物見てビックリしたのが、恐らくフロントとのバランスを取るためにリアまで専用設計になっているのである。2ピースではないが、リアキャリパーにもキチンとグルーブが入っていたりする。「コレ移植できないかなぁ」と考えたGDB乗りのロンマニアの方、実に鋭い。何故ならワタクシも同じ事考えていたからである(笑)


 実はブレーキに関しては、パッドを除けばワタクシは純正が気に入っていたりする。何が良いのかと聞かれたら「バランスが取れている」からである。サーキット等で本格的に走れば前の方が早く磨り減るのは仕方が無いが、街乗り〜ワインディングぐらいだと前後バランスが良く取れていて素直なブレーキングになるからである。ブレーキ関係を弄る→このバランスが崩れる、という事もありブレーキ関係はノーマルのままだったのであるが、これが同じSTiによるチューニングなら話は別である。運の良い事にGDBのE型以降はPCDが114.3になっている→移植可という可能性が高いとワタクシは踏んでいる。スバルが粋な計らいをしてこの一式だけスポーツパーツとして別売りにしてくれる事を願うのみである。とは言っても、ワタクシにとってはまだまだ先の話ではあるが(^_^;)


 あともう一つビックリしたのがコレ。まずは現行型(G型)のトルク曲線:

280ps/43kgmのトルク曲線で、ご覧のように3000rpm過ぎた辺りからトルクが乗ってきて、4000rpm〜5000rpmぐらいでピークに達する。トルクが大きいのは良いのだが、いかんぜん高回転まで回さないとトルクが来ない。ところがどっこい:

RA-Rになると(320ps/44kgm)ご覧のように2500rpmがらトルクが乗ってきて、3000rpm〜5000rpmまでフラットにピークが来る。そう、インプ最大の泣き所である「低速トルクの弱さ」が改善しているのである。恐らくは専用触媒、専用タービン、専用ECUの効果によりそうなったのであろう。


 が、「欲しいか?」と問われると「イラネ(゚⊿゚)」である(笑)アレは殆ど完全にサーキット専用車である。街乗り用に別のクルマを持っていて、サーキット専用のセカンドカーとしてカリカリにチューニングして使うというのなら話は別だが、生憎ワタクシにはそこまでの余裕は無かったりする。街乗り、ワインディング、サーキット、サバゲー(爆)、デートカー(今の所無理/涙)と1台でオールマイティーにこなそうというのが"トリックマスター"の基本理念であり、それについては今後も不変であることが考えられる。にしても、クルマを目的に応じてその分だけ持つという夢のようなカーライフを送ってみたいという願望が益々強くなった今日この頃であった。