アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

KILLING JOKE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「同世代の人達や過去の世代の人達に勝とうなどと考える事はない。自分自身に勝つ事を考えるべきだ」

By ウィリアム・キューベルト・フォークナー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 いきなりで何だが、ワタクシはウソが大嫌いである。ウソをつくのもウソをつかれるのも大嫌いである。ワタクシが人付き合い(といっても、全然ダメなのであるが^_^;)に際して相手に求める最大のものの一つに「正直者」がある。世の中には"優しいウソ"なるモノがあるらしいのだが、ワタクシはそんなモンは偽善だと考えている。確かに相手は喜ぶかも知れないが、長い目で見れば相手の問題点は改善されないままなのである。相手が笑顔で奈落の底へ落ちて行くのを黙って見るのは優しさでもないし友情でもない、正しく"偽善"以外の何者でもないとワタクシは考える。相手の鳩尾にキツイの一発かまして、足腰立たなくしてでも奈落へ行くのを止めるのが長い目で見たら相手のためだし、それが優しさであり友情だとワタクシは思うのである。


 が、この「相手の鳩尾にキツイの一発かまして、足腰立たなくしてでも奈落へ行くのを止めるのが優しさであり友情」という考え方はどうやら一般ウケしないようである。ワタクシのお袋からは「貴方には人情が足らない」とか言われてしまうし、夕方のミーティングの時にそれを言うと、ミーティング後に事務の方がやってきて「先生の言いたい事は分かるのですが^_^;」と言われてしまうのがオチである。ワタクシは世の中云々を語るほど偉くはないし、ワタクシの付き合い下手を世の中のせいにするつもりはないが、どうやら日本社会ってヤツは"和"を保つために"優しいウソ"の積み重ねる事で成り立っているような気もしないではないのである。


 まぁ"Do in Rome as Romans do"と言う様に、ワタクシも"優しいウソ"をつかねばならんのだが、これが結構難しいのである。自分では上手くついたつもりでも全然バレバレだったりとか、自分はウソ言っていないのに相手はそれをウソと捉えられたりとか、もう散々だったりする(笑)そこんトコもうちょっと上手くやれば、もっと人間関係が潤滑に行くのではと考えるのだが。32年の人生を何処でどう間違ったのかは知らんが、全然ウソのつき方がなっていないのである(爆)同じように"優しいウソ"が嫌いな人同士でなら上手くやれると思うのだが、これがまたどノーマルの3ドア白黒ツートンカラーの初期型AE86を探すよりも遥かに難しかったりする(核爆)んで、そのスマトラオランウータン並に希少な"優しいウソ"のお嫌いな方の一人が"師匠"だったりする。


 つまり"師匠"とはそういうお方なのである。"師匠"は基本的にワタクシ側にいらっしゃるのでであるが、相手の方に分があると分かった場合は容赦なくワタクシの方に銃口を向けてくる。「同じ側のヤツだから」とか「長い付き合いだから」なんていう理論は全く通用しないと思って良い。むしろ同じ側にいる人間だからこそ銃口を向ける、ワタクシの知る限りそれが"師匠"の優しさの表現法なのである。言い方を変えれば"師匠"に銃口を向けられるという事は、むしろ感謝すべき事なのである。"師匠"はどうでもいいヤツに銃口を向ける時間も手間も惜しむお方だからである。というワケで"師匠"と接する機会のあるロンマニアの皆様、くれぐれも"師匠"の前ではウソをついたり隠し事をや誤魔化し等はしないように。"師匠"はそんなモンを簡単に見破るし、ヘタにつき通そうと思ったらアウトになるからである。


 で、ワタクシがこんな事書くという事は、察しの良いロンマニアの方ならすぐ分かると思うのだが、他ならぬワタクシが鳩尾にキツイ一発をかまされたばかりだからである(笑)要点だけ挙げると:

  1. 残念ながら、お前の方に分が悪い。
  2. お前、ここ最近ずっと"トリックマスター"とマトモに話していないだろう。"女"を放ったらかしにするなんて男としてやっちゃならん事だぞ。
  3. お前は今自分が今何処に居て、どんな状態にあるのか考えろ。少なくとも今のお前は俺の望む場所からかなり離れた所に居るぞ。
  4. クルマについてはグリーンゾーン(完全にコントロール下にある状態)とイエローゾーン(制御可能なドリフト状態)の境界を保つようにしているのは分かるが、肝心のお前自身がイエローの辺りをうろついていて時々レッドゾーン(完全にコントロール不能)に入ったりもしているぞ。とにかく休め。

との事であるorz


 良く考えてみたら、ここ最近ずーっと働き詰めで、休日になったらなっらで「時間がもったいない」って言って無理矢理遊んでいた気がするのである。まぁ、これも一つの機会である。暫くは1日200km前後走るといった事も休んでみて"ごく普通"に1日20kmしか走らないでおくといった事も良さそうである。当然、今年一杯はまったりと街乗り程度で過ごして、年が明けて気温が上がってグリップが復活するまでサーキット&峠は封印という事になるであろう。結局、今年の年始年末も大人しく過ごす事になりそうだが、それでも"トリックマスター"が走れるだけまだマシだと思う今日この頃であった。