アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CITY BABY ATTACKED BY RATS

本日、ようやく我が愛車"トリックマスター"と初顔合わせにスバルショップへ。「顔は冷静を装っても、目が笑ってますよ、先輩」という後輩の声もなんのその、ここ数日の寝不足も吹き飛ばし、仕事を光速で片付けて、コールが来ない事を祈りつつ、"フライヤー"を全速力で飛ばして辻堂まで。残念なのはこれが正式な納車ではないという事だ。

 ややこしい保険や車検やローンや車の説明やオプションの説明を受けたあと、ようやく"彼女"と初対面:

をををををっ。う、う、う、美しすぎる(*´Д`)
萌えた、萌え尽きたよ、真っ白に
ようし、じっくり可愛がってやる!泣いたり笑ったり出来なくしてやる!

完全にブッ飛ぶワタクシの理性、早速乗ってみる。「失礼しまーす」って自分の車やんけ!今まで人に乗せて貰ってばかりいたせいか、車に乗る時つい癖で上記の言葉が出てしまう。

 予想した通りの乗り心地。バケットシートだというのに身体に吸い付くようなこの感覚。思えばこれがワタクシとランエボⅨとの決別の理由であった。ランエボバケットシートは硬い。仕事上、たとえ椅子に座った状態でも硬い椅子は時間が経つにつれ疲れてくる。これを知っているからこそワタクシはインプレッサWRX-STiを選んだ。

 決別のもう一つはディーラーである。場所によって違うと思うのだが、ワタクシが行った三菱のディーラーは車を売りたいという気概が感じられない。元々がそうなのか、それか黙っていても売れる車種なのか「買いに来たの、ふーん。それじゃ説明してあげる」ぐらいの熱意しか感じられない。スバルの方はそれこそ担当者どころか店長まで出てきてワタクシの手助けをしてくれた。

 経済の"け"の字も知らないバリバリの理科系人間であるワタクシが言うのも何だが、やはり商売という物は"ヒト対ヒト"の勝負であって、"ヒト対モノ"では無いと思う。どんなモノであろうと、売るのはヒトである。どっかの経済学者が「経済という物は、51%以上人間的要素で動いている」と説いたが、あながちウソで無い事を身をもって知った。

 もう過ぎてしまった事に"もしも"はないのだが、もしもこれが逆だったら、今頃ワタクシは50万近く高くても、シートがちょっとぐらい硬くてもランエボⅨを買っていたことであろう。買うとしたら色は勿論レッドソリッド、名前は恐らく"カンフーファイター"になっていただろうなぁ、としみじみ感じる平和な今日この頃であった。