アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

TALES FROM THE THOUSAND LAKES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「競技場では、競技相手の攻撃を好意をもって避ける。人生という競技場でも、共に競技をしている人たちを大目に見てあげようではないか。人を疑ったり憎んだりせずに避けることは可能なのだから」

By マルクス・アウレリウス・アントニヌス


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*お山と椅子

 今日の午後は外回りの仕事が終わったのが想いの外早かった+その仕事場から10km先には筑波山+梅雨真っ只中の今頃においてビックリするぐらいの快晴+夏至だから日が暮れるのも遅い→ちょっと走りに行かないでどーするんだって話である(笑)ただ単純に軽く走りたかったのもそうであるが、以前【シートを改良した】ばかりなので、その具合を確かめたかったのである。筑波山はホントにご無沙汰だったのであるが、しばらく行かない間に随分様変わりしたモンである(^_^;)道は荒れていてアチコチで工事していて、心なしか分離帯のキャッツアイが増えた希ガスし、速度抑制のために道が敢えて凸凹して作ってあるのである。まぁテメェでテメェの首を絞めてると言われればソコまでだが、何とも肩身の狭い気分である( ̄〜 ̄;)


 とは言っても、常識的な範囲でワインディングをするぐらいは出来るので、簡易的なシートのテストには十分である。結果は「ローポジションは(・∀・)イイ!!」といったトコであろうか(笑)クッションの材質が変わってケツをシッカリ包み込むような感じになった&ソレに合わせて背凭れも一部改良した結果、腰の重心が低くなった上にホールド感がアップしてる→ちょっとぐらい横に振ってもケツがずれ難くなってるのである。ソレだけじゃなくて、腰のホールド感が良くなった分足に余裕が出来た→以前あったペダル操作時のヘンな疲れが改善されているのである。無論、フルバケットシートには敵わないのは言うまでも無いが、現状で望める結果は全て出ているので満足であるъ( ゜ー^)


*熱闘24時間

 タイトルでもう大体想像付くと思うが、つい先日行われた【ニュルブルグリンク24時間レース】の話である。このレースの何が面白いかって言うと、クルマが基本的に市販車+αだという事である。曰く24時間レースってのは街乗りの30万〜40万kmに匹敵するぐらい消耗するとの事→メーカーとしてはただ単純に宣伝するだけじゃなく、自分たちの技術の優秀さをアピールする機会になるのである。機械ってシロモノは性能もそうであるが、ソレ以上に信頼性が重要だからであり、ソレが高額商品であるクルマなら尚更である。ちゅーワケで【山内一典シャッチョのR35がクラス優勝を果たした】というニュースを聞いたら・・・

  • 何はともあれ、大舞台で日本車が優勝した〜v(o ̄∇ ̄o)v → フツーの人
  • 地雷であるVR38DETTとGR6が24時間走り切れてスゲェ〜(゚Д゚) → ロンマニア(笑)

・・・と考えてしまうワケである(笑)エンジンとミッションはノーマルとほぼ同じとはいえ、あくまでコレはレース用→ワタクシの乗ってる市販車とは勝手や微妙な仕様は違うだろうから一概には言えないが、このレースで手に入れたノウハウの一部が年改で適用されて、ソレがワタクシら一般オーナーに還元されれば嬉しい事この上ないのである。


*決着!?インプvsランエボ

 でもって元GDB乗りとして当然気になるのが【GVBインプのクラス優勝】である。何ちゅーか、十数年前から続いてきたインプvsランエボの伝統の対決が、この場で完全決着したように感じたのである。レースにしろタイムアタックにしろ市販車の売り上げにしろ、ほぼ完全に「インプ>>>ランエボ」って感じである。慢心、環境の違いなど色々考えられるが(笑)ワタクシが思うにインプの勝因は「スバルがGRB&GVBの価値を正確に熟知していたから」じゃないかと思うのである。価格が価値とほぼ一致してたから売れた。でもって、メカニズムは旧来のまま→目新しさは無いが信頼性は確実で、今までのチューニングがほぼそのまま使える→チューニングベースにも最適だからである。


 例えばの話【アウディR8】みたいなクルマをスバルや三菱が作って800〜1000諭吉の値段で売ったとしよう。多分世間は「誰が買うんだこんなモン(`ヘ´)スバル/三菱ふざけんな氏ね 」って答えるであろう(笑)買えない人は勿論そうであるが、買える人だって買わないであろう。何故か?ソレがスバル/三菱のクルマだからである。R8はアウディのエンブレムが付いてるから1700諭吉で売れるのである。たとえ親会社であろうとも、VWのエンブレムじゃ同じ値段で絶対売れない。三菱&ランエボの失敗はココだとワタクシは思うのである。本来の価値以上に価格を上げてしまったことである。世知辛い話であるが、クルマの価値ってシロモノはカタログスペックや走行性能だけで決まるモンじゃないのである。


 だからSTIが手組みエンジンを止めてまでも【R205】や【WRX STI ts】の値段を500諭吉以下に落としてきたってのは、今考えればある意味賢明な判断だったのだとワタクシは思うのである。一般モデルで400諭吉以下&特別モデルで500諭吉以下。メカニズムは凝った事をせず従来通りで。ソレが最大公約数が望むインプWRX-STIの姿だからである。ンでもって、ファーストカーにはソレ以上を&セカンドカーにはソレ以下を望むワタクシとしては、今後もインプ&ランエボは購入対象にはならないってワケである・・・試乗はするけどネ(笑)そー考えると、何時ぞやの1200諭吉のプライスタグつけて自爆した【ニスモ400R】を乗り越えて、今や1575諭吉の値段つけてR35を売ってる水野氏&スタッフの努力をしみじみ感じる今日この頃であった。