アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GATEWAYS TO ANNIHILATION

 今日はサバゲーの日・・・の筈だが、指定された場所には誰もおらず。後々にドタキャンになっていた事を掲示板で知るのだが、その時は知る術も無く川釣りや野球といった健全な方々の中から、延々と迷彩服着た不健全な集団を探して新昭和橋付近を探し回る事1時間。遂に見つからなかったのでその場を去ることにした。

 かといって、買ってきた昼メシやドリンク、それに猛り狂うファイティング・スピリッツを無駄にするわけにもいかない(笑)。ハッキリ言ってカネを払うのは嫌なのだが、その同じ川沿いにあるあの有料フィールドまで直行。思ったより人数が少なかった。てゆーか、ワタクシを含めて気温35℃の炎天下でサバゲーやろうという人間の気が知れないのだが(爆)

 案の定、直射日光と脱水であっという間にヘロヘロであった。フル装備でフラッグまで行くのにもう体力を使い果たしてしまった。頭は回らないは身体は動かないはでもう散々であった。その上10mの距離からワタクシがいとも簡単に背後をとって撃ったにも関らず、あたかも当たってないかのように逃げ出した挙句反撃してきて、おまけにオーバーキルと来たもんだ。呆れて言葉も出ないので、2ゲームでマーカー返却して即刻フィールドを去る。変なスケベ心を出したワタクシが愚かであった。

 雨季は去ったものの、やはりこの季節のサバゲーはしんどいものがある。"彼女"がいなかったら今頃熱中症でひっくり返っていたであろう。その足で"彼女"の生みの親であるスバルのディーラーまで走らせる。前々より狙っていたBBS製のアルミホイールの値段について聞いてみたところ、とんでもない額が出て来たので怖気付いてしまった。なにせこのBBSホイール、インプにしか使えない上にディーラーでしか扱ってないから自然と目ン玉飛び出しそうな値段になるのだとか。仕方ない、当分純正ホイールで我慢しよう。

 ここからは、千葉の親戚のパーティーに招かれていった時の話である。早速"彼女"を紹介したのだが、評判は東京の医局のそれとほぼ同じであった。曰く、お前はいつから走り屋になったんだ。曰く、ただでさえ燃費の悪いスバル車なのに何でその中でも最も燃費の悪いのに乗っているんだ。曰く、2ヶ月でまだ2500キロしか走らせてないのか。曰く、五体満足で茅ヶ崎に帰れるのか、等である。やはりスポーツカー乗り→走り屋→マナーが悪くて危険な運転、といったイメージが先行している様である。

 ワタクシはそうは思わない。マナーの悪い連中は、何に乗ったってマナーが悪い。品の無いデコレーション施して、レーシングゲームみたいに蛇行する人もいれば、追い越しをしようとしたら逆ギレして追い越し路線を塞ぐ人もいたり、更には分岐点が近いので再三路線変更のために道を譲って欲しいとウィンカーで合図しているにも関らず車間を詰めて来る人など、もう数えたら限がない。

 ワタクシがスポーツカーに乗って学んだ事の一つが「スピードを出さない事」である。速く走ることが売りのスポーツカーだが、そこであえて自制する事が美学である、というのがワタクシの考え方の一つである。上手く語れないが、トルストイヘーゲルスピノザが人間の進化の為には心の中の獣性を抑える必要があると述べているのと同じ・・・・って、余計ややこしくなってしまった今日この頃であった。