アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DINOSAUR

 うーむ(-_-;)夏休み明けだというのに、疲れが全然取れない┌┤´д`├┐休みは十分とったんだけどなぁ。やっぱりどっかに相談に行った方が良いのであろうか、このままじゃ仕事にならん。一応相談した事はしたのだが、帰ってくる答えは決まって「頑張ってください」である。

 「頑張ってください」?(゜Д゜)ハァ?そんじゃぁテメェ、オリンピックでメダル取ってない奴は頑張っていないとでも言うのか、プロ野球の2軍選手は頑張っていないから2軍のままだとでも言うのか、ァン。「頑張ってください」で全て解決するんだったら世の中医者も警察もハローワークもいらねぇんだよコノヤロー!ボコッ!!(マイクを叩きつける音)カンカンカ〜〜〜〜ン!!!って、もうこの摩邪ネタ何回使っただろうか(笑)

 幸い(?)飲んでいないレキソタントレドミンの余りが大量にある。気分は優れないが、とりあえず一時凌ぎにはなるであろう。とはいっても、あくまで一時凌ぎで根本的な解決にはならないが(^_^;)どーもワタクシは付き合いベタで困る。人に言わせるとワタクシは感情を隠すのがヘタだということである。顔に出さないように、言葉をオブラートして表現を変えても、やっぱり本心が体のどこかやしゃべる時の声の抑揚なんかですぐ分るらしい。

 反対にワタクシにはそれが全くと言って良いほど分からない。言葉通りに物事を捉えるから、相手の本心を全く無視して行動する事がしばしば。それを考えたとしても相手の本心と全く違う解釈をする事が多いから、相手としても「こいつと喋ると疲れるから止めよう」てな感じなのであろう。残念な事に、日本という国ではこうした本心の読み合いが良好なコミュニケーションを築く為の鍵となっている。欧米やお隣の韓国みたいに本音をぶつけ合う(極端な話、向こうの人は「お前が嫌いだ」などと臆せずに言う)コミュニケーションは、まだまだ受け入れられない様である。

 ワタクシの場合、欧米文学・哲学の洗礼を受けた事もあるんだと思うが、直接感情をぶつける事に違和感を感じない。むしろ黙っている方が逆に気持ち悪い。よくメジャーリーグなんかで打たれた先発投手がベンチに戻ってきて暴れるシーンがあって、日本人選手なんかがそれをやると評論家から「大人気ない」と言われるが、向こうではそれが普通なのである。むしろ逆に失敗して悔しさを表さないという事は、向こうの人にとって見れば「ファイティング・スピリッツが無いから、負けても悔しがらない」と捉えられてしまう。

 昔、朝青龍貴乃花に負けたときに「チクショー!」って花道で悔しがって親方達から批判されたというが、朝青龍からしてみれば、それがごく自然な表現だったのであろう。が、残念な事に感情を表さない事が美徳とされている日本社会、特に保守傾向が非常に強い角界ではそれは受け入れがたいものであろう。話は戻って、それじゃぁお前(ワタクシの事)は欧米ならやっていけるのか、と言われたら「分りません」としか答えられないヘタレな今日この頃であった。