アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DISILLUSION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「 そんな態度なら、ゴルフなど辞めてしまえ!」

By 宮里藍の父 〜  アマチュア時代、ラウンド中に舌打ちした娘に対して


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 最近、エアガンでバカな事をやる連中が多くて、サバゲーマーとしてはひじょ〜〜〜〜〜に迷惑極まりない。犯人を見つけたら、許されれば警察に突き出す前に一発ケリを入れてやりたい、と考えている真っ当なエアガンファンも少なくないであろう。こういう極少数のアホタレのせいで、その他大勢の健全な社会生活を送り、健全にエアガンを楽しんでいる人々まで白い目で見られるのである。


 例えばの話であるが犯人が使ったのがエアガンじゃなくて、野球のボールやゴルフボールによるものだったら、果たしてマスコミで「野球の危うさ」とか「ゴルフの危険性」とかいわれるであろうか。間違いなく言われない。これがニュースに取り上げられる事自体、エアガンやサバゲーがまだまだ社会的認知を得ていない証の一つでもあるのであろう。犯人出て来んかいゴルァ!!!!!凸(`Д´メ)


 とりあえずその話しは(/∀^)/置いといて、先日の続きである。師匠とワタクシは赤城レッドサンズの本拠地、峠攻めの聖地の一つといわれる群馬県赤城山峠にに到着。そこのヒルクライムへと挑む事になった。緊張の為か、ワタクシの悪癖の一つであるイップスが発作、ハンドリングがおぼつかなく何度も対向車線に出るハメに。


"師匠"の教え・その四:
「視線は常に自分のコーナリングコースに置け、そうしないとハンドリングの切り戻しが定まらなくなる。眼は常にコーナーの先に置くんだ」


 始めてとあって、ワタクシの攻めは散々なものであった。でも確かにここには走り屋達の息吹が感じる所である。道路中(特にコーナー)に生々しく残っているタイヤの後、そして所々(これまた特にコーナーw)に生々しく残っているガードレールのへこみ。「攻めた("師匠"の言葉を借りれば、タコった/笑)クルマがインプで良かったな。これがシトロエン・クサラかプジョー206だったら今頃クルマのケツが流されてガードレールの餌食だったぞ」と"師匠"。

 
 ガス補給も兼ねて一度下山、そして目指すは峠の聖地中の聖地、マンガ「頭文字D」の舞台であり、"ドリキン"ごと土屋圭市の血と汗(クルマだから、タイヤ痕とオイル?)を流しその神技を編み出したという伝説の碓氷峠へ向かう。途中高速道路で移動中、またも"師匠"が一言。


"師匠"の教え・その五:
「普段でもそうだが、追い越し車線を走る時には特に車間に気を付けろ。左からの割り込む隙を与えず、尚且つ前の車両に異常があったとき緊急回避可能な距離だ」


 ワタクシが聞いた話によると、高速道路での事故死亡率パーセンテージ数は、時速のそれとほぼ比例しているという。それ以外にも、ワタクシが医学生だった頃に法医学の講義で見せられた「高速走行トラックからこぼれた積荷の一部が身体に喰い込んだ死体写真」や「高速中央分離帯に激突して、全身グチャグチャになった死体写真」を急に思い出し。車間距離に対する認識を更に強める事とした。更にもう一言。


"師匠"の教え・その六:
「いいクルマの条件の一つは、前輪の状態がハンドルを通して手に、後輪の状態がシートを通してケツに伝わる事なんだ。今は晴天で何とも無いけど、雨天時、降雪時やタイヤの状態がおかしい時に、この手とケツの感触でそれを理解できるんだ。ダメなファミリーカーの怖い所は、快適さを追求するあまりこの感覚が伝わってこない事にあるんだ」


 聖地に挑む前に、"師匠"御用達である【峠の釜めし本舗おぎのや】にて釜飯を購入。当初は自宅に持って変えるつもりだったが、店員さんの「9時までには食べてくださいね」の一言に揺れるワタクシの心。

「9時までには食べてくださいね」

今の状況では、9時までに家に帰れない。

これから、一大チャレンジが控えている。

釜飯はホッカホカ。

今食うしかない。

( ゜Д゜)ウマー!

 というわけで、その場で食ってしまった(爆)"師匠"はワタクシの行動を見透かしたかの如く、ニコニコと向かい席に座ってタバコをふかす。そして一言。


"師匠"の教え・その七:
「なぁ、こうして心が向くままに行きたいとこへ行って、行った先で美味いモン食って、自分の事を知っている人が誰もいない所で思いっきり羽を伸ばす。これって幸せじゃぁないか?」


 確かにその通りである。ここに来て釜飯食っていると、今まで自分の部屋で思考と不安の無限ループにはまり込んでいた自分がバカバカしくなってきた。これで迷いは消えた、いざ向かわん聖地・・・・と言いたい所だけど、書くのが面倒くさいので第3部に引き伸ばす今日この頃であった。