アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THUNDER IN THE EAST

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「ゴマをすったり同情を買ったりして昇進しようとする人間がいつでも何人かはいる。しかし、良心的で仕事熱心でごますりが苦手な人間には絶対不公平なことだ」

                             By ウォルト・ディズニー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 「キャプテン翼」がまた連載再開するらしい、これで4度目の復活である。今まで復活したマンガは沢山あるが、4回も復活したのは「キャプテン翼」ぐらいなものであろう。良く考えてみれば、三回目の復活は四年前のワールドカップ前で、ワールドカップ直前に連載終了となっていた。まさかと思うが、今回もワールドカップ前に連載終了して、さらに四年後の次のワールドカップ前に5回目の復活を果たすのではないのであろうか。

 
 時代は変化するものである。国際的な試合で日本が優勝したり、FIFAランキングが1ケタ台まで上がるなど、20年前なら「キャプテン翼」だけの話であったが、今は現実の方が「キャプテン翼」に近付いている。ワタクシは思うのだが、原作「キャプテン翼」の主人公である大空翼が描いていた"遥か遠い夢"が「日本をワールドカップで優勝させる」とあったのである。


 だから、現実世界のサッカー日本代表がワールドカップに優勝して、初めて「キャプテン翼」が連載終了するのではないであろうか。そうでなければ、コナン・ドイルと「名探偵シャーロック・ホームズ」の関係同様、原作者の高橋陽一は永遠に「キャプテン翼」をワールドカップ開催ごとに書かなければいけないのではないかと考えてたりする。


 とまぁ、長過ぎた前置きはこれ位にして、"師匠"とワタクシは【峠の釜めし本舗おぎのや】で腹ごなし(といっても、食ったのはワタクシだけだが^_^;)を済ませた後、いよいよ国道18号線、聖地の中の聖地、伝説の碓氷峠ダウンヒルにチャレンジ。釜飯エナジーが脳内シナプスを活性化させているためか、赤城峠よりも冴え渡るハンドルワーク、それでも・・・


"師匠"の教え・その八:
「ブレーキング、アクセリングが全然甘い。コーナー→ブレーキ→荷重移動→アクセリングのタイミングを考えて上手く繫ぐんだ。4駆ならまだしも、2駆じゃぁこうは行かないぞ」


 碓氷峠の印象としては、赤城峠よりも狭くて、見通しが悪くて、路面の舗装状態が悪い。その上厳しいカーブ、予想外のカーブが多数あって難しい。「頭文字D」みたいに、ここを全速力で抜けれたらさぞ気持ち良いであろう思うのであるが・・・・・


"師匠"の教え・その九:
「やっぱお前には、このクルマ反則だわ。お前の欠点を全てこのクルマがカバーしてるし、ETCにカーナビにレーダーにクリフォードといった近代機器が悉くお前をサポートしてくれている。お前、これ以外のクルマ乗れるか?」

 乗れません、ハイ・・・・orzカーナビ無しの運転なんか考えられないし、クリフォードが無ければおちおち夜も寝られない。ブレンボポテンザRE070が無ければ、今頃修理代や賠償金をいくら出していた事か・・・・orzとここで一言:


"師匠"の教え・その十:
「良いんだよ、失敗したって。お前には失敗を認識できるし、それを直そうという気概もあるし、そして何より失敗してもやり直せる時間と能力がある。気にせずドンドン失敗すればいいんだよ」


 流石に峠攻め二本立ては身体に堪える。頭はしっかりしていても、身体がそれについていかない。すると当然荒くなる運転。休憩を挟みながら何とか"師匠"宅付近に到着。晩メシを食おうという"師匠"の誘いに応じて某和食系ファミレスへ、そこでまた"師匠"から一言:


"師匠"の教え・その十一:
「とにかくもっと走るんだ。ただ惰性で走るだけじゃない、一回一回テーマを見つけ、それをその時に克服してしまうつもりで考えて乗るんだ」


 当然、一日中ドラテクの話をしていたわけでは無い、サバゲーの事、メンバーの事、新型銃の事、クルマに纏わる雑談、仕事の話、そしてワタクシ自身の話。この日、最も印象に残った言葉を最後に載せよう。


"師匠"の教え・その十二:
「スピードリミッターやレヴリミッターより、もっと速めに切らなければいけないリミッターがある。医師中心の家庭環境の中で育ったお前の心の中にある"医師免許"という名のリミッターだ。お前はやろうと思えば何でもできる。やろうと思っている事にリミッターが制限をかけてくるのなら、いっその事切ってしまえ」


 本日の走行距離は約600km。だがワタクシにとっては6000km走ったのと同様か、それ以上の価値のある600kmであった。ワタクシはこの日を忘れないであろう。"師匠"を送った後、一路茅ヶ崎へと向かう、そこで"彼女"から更に一言。


"トリックマスター"の教え・α:
「"師匠"殿のお言葉でようやくお気づきになられて。今まで貴方がわたくしをエスコートしてリードしていたおつもりだったのでしょうが、主導権を握っていたのは最初から全てわたくし。走らせていたのも、曲がらせていたのも、止まらせていたのも、殆ど全てわたくしのリードによってよ。今日はお疲れでしょうから、休ませて差し上げますわ。もっとドラテクを磨いて、わたくしに相応しい殿方になってくださいまし」


orz



な今日この頃であった: