アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WORLD OF LIES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「何でもいいよ。だって、生まれ変われるのなら、その次も生まれ変れるでしょ?だから、次はこの人、その次はこの人って事になるんだから」

By 所ジョージ 〜 「もし生まれ変わるとしたら、何になりたいですか?」と問われて


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ワタクシの最近の持論は「クルマはデザインだ」である。分かりやすくいえば人の良し悪しが大概顔で、ギャルゲーの良し悪しが大概イラストで決まるのと同じようなモンである(笑)特に戦闘機やレーシングカーなんかが持つ機能美から生まれたデザインが好きなのである。あの「たった一つの目的のために、不必要な全てを取り除きましたっ(>_<)」って言わんばかりの無骨さと不器用さが、何ちゅーか堪らなく(・∀・)イイ!!のであり、ワタクシのクルマ選びは大概ココをルーツにしている。つまり逆に言うと八方美人的なデザインは好きではない。例えば新型レガシィとか、新型レガシィとか、新型レガシィとか(爆)ソレと同じ事が【光岡・オロチ】にも言えたりする。


 で、そのオロチが【何時の間にか244諭吉も値下げしていた】のであるが、ソレでも思いっきりどーでも良かったりする(笑)人が何に対して「美」を求めるかは人それぞれなので何とも言えないが、ワタクシは機能美と実用美を持たないクルマは一切認めない。どー見ても走行性能に関係なさそうなエクステリア。ムダにデカいだけで剛性も低そうな上に重たいシャシートヨタのSUV用を転用した非力な上に回らないエンジン。ンでもってトルコン5AT。こう言うのもアレであるが、ワタクシはオロチを「カッコ良いっ、欲しいっ(>_<)」って言うヤツとはクルマ談義が出来る自信が無い(爆)ワタクシだったら878諭吉で迷わず【ロータス・エヴォーラ】か【ポルシェ・ケイマンS】か【ケーターハム・スーパーライトR500】を選ぶ。その方が確実に走って楽しめるからである。


 で、その878諭吉すら持ち合わせていないワタクシが幾らアレコレ言っても説得力皆無なので、いい加減話を変えるとしよう(笑)何ちゅーかバスも電車も少ない地方に住んでいる上に、ココ最近ずっと雨続きである。こーゆー時にクルマがないと何とも不便である(^_^;)まぁ、ある意味考え方の方向性を変えるという意味では良い機会なのであるが:

ワタクシの大好きな解剖系クルマ本である(笑)こーゆーのを見るたびに思う事は、スーパーカーの美しさは何といっても「機能美の徹底追及」にあるのであるということである。分かり易いのがカウンタックガルウィングドアである。アレ実は伊達なんかじゃなくて、機能を徹底追及した結果ああなったワケである。パッと見では意味不明で不便そうなモンでも、実は計算に計算を重ねた結果生み出されたモンであり、ムダなモンは快適装備以外は何も付いていない。スーパーカーのそういうトコが何ともカコ(・∀・)イイ!!のである。


 世間一般がスーパーカーがン千諭吉もするのに対し「ムダに高くてアホくせー(`ε´)やっぱ俺は○×△(国産スポーツカーの名前)だ」っていう人も少なくないが(笑)そもそもアレはクルマであってクルマではないのである。スーパーカーは所謂機能美の徹底追求をクルマという形で表現した「芸術作品」であり、一般的な国産スポーツカーみたいな「乗り物」ではないのである。絵画や彫刻を評価するのに製作費用の話をしたらお終いだっちゅー話である(爆)さて、カネ持ってないワタクシがスーパーカーの話してもアレなので・・・

REV SPEED (レブスピード) 2009年 11月号 [雑誌]

REV SPEED (レブスピード) 2009年 11月号 [雑誌]

・・・現実的な分野に戻るとしよう(笑)タイトルにもあるように、今回のネタはLSDである。が、残念ながら今回のネタもワタクシ的にはパス(爆)一応【R35用LSDは存在する】のであるが、まだワタクシのレベルがソコまで行くに至らないっちゅー話である。ちゅーのも:

ワタクシ的チューニングの優先順位:

  1. 内装(シート、ステアリング、ハーネス、装備品など)
  2. 軽量化(カーボンパーツ、及び自身のソレ/笑)
  3. 冷却関係(デフクーラー、ミッションクーラー等)
  4. 足回り(タイヤ、ホイール、車高調など)
  5. デフ
  6. エンジン

ワタクシのチューニングコンセプトは「クルマを100%楽しむこと」であり、そのためにデフは優先順位が低いからである。まずはノーマルのポテンシャルを十分に引き出して、限界が来て不足が生じてから始めて手を加える。コレがワタクシのGDB時代の反省から得られた結論である。


 ワタクシがこの雑誌を評価する理由の一つが、無闇にエンジンチューンの特集をやらないトコである。正直な話、エンジンはノーマルで十分である。やるとしてもサーキット用にリミッター切って、メーカーから出てるような純正形状スポーツエアクリーナーと軽量マフラーでお終い。パワーを上げすぎると腕がついていかないのもそうであるが、長く楽しく乗るためである。チューニングエンジンが何を犠牲にしてあのパワーを引き出しているかといったら、他ならぬ「エンジンの寿命と耐久性」である。自社のクルマのチューニングに寛容なメーカーですら声を揃えて「エンジンはNG」って言うのは、つまりそーゆー事である。


 メーカー(及び直系のチューナー)は寿命と耐久性をキチンと計算した上で、ギリギリまでチューニングしてエンジンを組んでパーツを開発しているのである。社外のチューナーと比べメーカー主導のソレによるチューニングが緩い理由は、アレから先のパワーやレスポンスはエンジンの寿命と引き換えに出るモンだからである。ワタクシの知る限り、大概「エンジンブローした〜〜。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。」って泣くヤツは大概メーカーのキャパを超えてエンジンを弄っているか、リミッターにぶつけまくるようなヘタな運転しているかのどっちかである。てゆーか、280馬力も出ていればアマチュアにはもう十二分なのであるから、コレ以上求めても手に負えなくなるだけだとワタクシは思うのである(^_^;)


 エンジンパワーだけに限らず、チューニングってある意味麻薬みたいなモンなのである。即座に効果が得られて気分もこの上なく高揚するが、その代わり効果が切れるのも早く耐性もつきやすいため、一度ハマると抜け出しにくい事もそうだが使用量が徐々に増えて益々ドツボに堕ちてゆく。蛇足であるがソースはワタクシ(笑)まだ保証期間が残っているのでNISMO指定のソレ以外は手を出せないのがアレであるが、ソレが終わったらカーボンパーツやら鍛造マグネシウムホイールとか逝っちゃって、何らかんら言って麻薬にドップリ浸かりたいことは否定できない今日この頃であった。