アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

UNDERGROUND NETWORK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「言葉を明るく、笑顔を明るく、態度を明るく。そうすれば人脈が広がり、色んな事を教えてくれる人が貴方の前に現れるでしょう」

By 山谷えり子


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ドラゴンクエストの最新作がニンテンドーDSで出るそうである。これにてワタクシのドラクエ歴は"Ⅷ"で終了する事が決まったようなモンである。ドラクエファンのロンマニアの皆様には大変申し訳ないのであるが、ワタクシにとってのドラクエは"Ⅴ"で終了したようなモンである。"Ⅵ"は殆ど惰性でプレイしていて、"Ⅶ"と"Ⅷ"に至っては経験値&ゴールド稼ぎがあまりにも面倒くさいので改造コードを用いて最初からレベル99&最強武器装備&1億ゴールド所持でプレーしてしまった。勿論面白いワケがない(笑)何せこのシリーズの醍醐味を全部省略してしまったら、あとは良く言えば保守王道的、悪く言えば使い古したワンパターンなシナリオが残るだけである。それがドラクエの最大の欠点だとワタクシは思うのである。


 実はワタクシは当初ドラクエ派だったりする(笑)初期の頃の「ファイナルファンタジー(以後FF)」シリーズはとにかくゲームバランスが悪く、システムもドラクエのパクリ感が強くて、とにかくとっつきにくいゲームだったのである。が、上記にもあるように双方がスーパーファミコンに舞台を移してから(ドラクエだと"Ⅴ"、FFだと"Ⅳ")ワタクシの中の立場は大逆転。FFはどんなにヒットしても次回作には同じシステムやストーリーは殆ど引き継がず(唯一"Ⅹ"と"Ⅹ−2"だけ例外)毎回新しい事や大幅な進化を遂げてきて、それが毎回面白いようにワタクシのツボにピッタリはまる。次の"ⅩⅢ"では、何とFF史上初の女性主人公&裏表のストーリー2本立てというから、そのチャレンジ精神には頭が下がる思いである。


 でもまぁ、どっちも20年近くヒット作を連発しているシリーズというだけで大したモンである。ゲームに限らず、エンターテイメントのあらゆる分野で一発屋が如何に多いことか。いや、逆に言えば一発当たっただけでも大したモンであろう。何て言ったって、その数多くの一発屋の向こうには、それこそ陽の目すら拝む事を許されなかった有象無象の"零発屋"が居るのだから。そう思ってCDラックに目をやると、数多くの「20世紀最後の大型新人」や「21世紀最初の大型新人」が作った唯一のアルバム(とコケた次回作/笑)が多くあったりする。今回はそれを紹介するとしよう:


 まずはコレ↓

ザ・ギフト・オブ・ゲーム

ザ・ギフト・オブ・ゲーム

 クレイジー・タウンで"Butterfly":

アルバムが出たのが1999年

レコード会社が大プッシュするも、ライヴや演奏力が付いていかなかったため全くウケず

オイラ達もうだめぽ。。。orz

2年後、たまたまラジオでオンエアされた同曲がウケて、何時の間にかビルボード1位

んで、シングルカットと同時にオンエアされたのが上記PV

でもやっぱり実力は付いていかず

レコード会社のプッシュと曲のヒットの勢いで2ndアルバムを発表

勿論、大いにコケた

何時の間にかレコード契約は切られて、公式HPも閉鎖されて、メンバーはバラバラ

あぼーん


 とまぁ、思いっきり典型的な一発屋人生を歩んだバンドの、唯一のヒット曲である。因みにワタクシもこの曲が気に入ってアルバムを買い、次のアルバムで失望感を味わった大勢の中の一人だったりする(笑)曲の内容は「超サイコーにセクシーなキミ、舌と乳首のピアスが俺の理性をブッ飛ばす」という歌い出しのまんまの曲であり、深くて難しい内容など殆ど無い(爆)


 クレイジー・タウンを知らないロンマニアの方が多いと思うので、ここで一つ"一発屋の中の一発屋"または"ロック史上最大の一発屋"の名を欲しいままにする伝説のバンドを紹介しよう↓

ゲット・ザ・ナック

ゲット・ザ・ナック

 ザ・ナックで"My Sharona"

 洋楽が好きなロンマニアの方なら必ず一度は耳にするこの名曲である。30年以上前の曲であり、出た当時は何とビルボードで5週連続1位。30年以上経った今でも多くの洋楽ファンに親しまれている伝説の1曲である。あまりにも良く聞くんでアルバム買うのも面倒くさくなるぐらいインパクトの強い曲だが、当の演奏者達はあっという間に解散。余談だが、何とこの曲をカバーするかしないかで大ゲンカして、解散寸前まで追いやられたバンドが実在したのである(笑)


 コレもある意味一発屋なのでついでに↓

ゴースト・バスターズ ― オリジナル・サウンドトラック

ゴースト・バスターズ ― オリジナル・サウンドトラック

 レイ・パーカー・Jrで"Ghostbusters"

 世界中に映画のサントラや主題歌は数多くあれど、これほど強烈なインパクトを残す主題歌はこの曲か、ケニー・ロギンスが歌う「トップガン」主題歌"Danger Zone"ぐらいであろう。ワタクシがコレを聞いたのが小坊の頃で、未だにサビの部分のメロディーがアタマから離れないのである。実を言うと「ゴーストバスターズ」は決して面白いとは思わなかったのだが、この曲のインパクトがあまりにも強過ぎて、何時の間にか記憶に残る映画の一つになっちゃっていたりする(笑)で、レイ・パーカー・Jr自身はその後も細々とやっていたらしいのであるが"Ghostbusters"以上のヒット作は無く、映画の方も"2"がパッとしなかったという一発屋的なオチが付いていたりする。


 でもまぁ、繰り返し言うが一発当てられただけでも大したモンである。何故ならコレだけで食っていけて、上手く行けば(下手すれば?)歴史に名が残るからである。某プロレスラーのモノマネをネタにしている今売れっ子の某芸人は、あの芸一つでポルシェ買ったそうである。"零発屋"のワタクシからしてみれば、ひじょ〜〜〜〜〜に羨ましい限りである(笑)よし、ワタクシも一発当ててアストン・マーティンやケーニグセグを・・・・・と大風呂敷広げる前に、現実を直視して原点に戻って、1年通しての無事故&無違反を達成する方が先という事を再認識する今日この頃であった。