アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE TERROR STATE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「自分が上り調子の時は人に親切にすることだ。下りの時に同じ人とすれ違うのだから」

By ウィルソン・ミズナー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 12月という月は冬のボーナスもあって収入も多いが、同じぐらい出費の多い月である。何せワタクシの家族、友人、知人にはやたらと12月生まれが多い。当然、プレゼントもその分用意しなきゃならんのである。が、ここで「どーでもいいモンをプレゼントするぐらいなら、しないほうがまだマシ」という無粋を嫌うワタクシの性格が災いして、どうしても凝ってしまうのである(笑)当然、出費もそれなりになる。しかも忘年会のシーズンであり、ドクターだというだけで会費を多めに取られる(実話)ワタクシは酒が飲めないし、カラオケのバリエーションも一般ウケする曲は皆無に等しいから(爆)一次会か良くて二次会でトンズラするのだが、その間に食えるだけ食っても割に合わないのである(核爆)


 12月の別名が"師走"、その言葉を聞いてハッと思い出したのであるが、"師匠"が"走る"マシン選びの作業をスッカリ忘れていたのである(笑)以前の日記で書いたNG事項を踏まえて色々御伺い立てたのであるが、悉くNGを喰らったのである:
・【コペン・アルティメットエディション】→スタイリングがNG
・【RX−7(FD3S)】→ロータリーエンジンもそうだけど、スタイルがNG
・【BMW Z4】これもスタイルでNG
・【コルベットC5】→顔がNG
との事であった。どうも「スタイル」を重視されているようである。んで「理想のスタイリングは」と聞いてみた所「今の愛車(コルベットC4)」との事であった。んでもって、コレにNAのDOHC仕様V8エンジンを載せたようなクルマが理想に最も近いという事であった。現在、ちょくちょくとそのテのサイトを覗いてみてはいるのだが、未だに見つからずじまいである。


 で、以前"師匠"が語っていた事があるのだが、クルマにおける理想の駆動系は「ミッドシップAWD」との事である。今考えると、確かに面白い駆動形式ではある。AWDというクルマは前輪用の駆動機器一式があり、エンジンを前に積んでいる限りは何をどうやってもフロントヘビーのアンダーステア傾向になる。が、かつてのランチア・デルタみたいにエンジンを後ろに持っていけば、そこんトコが上手い具合に解決するワケである。その上MRでは無かった"前輪のトラクション"がこの場合存在するため、上手く使えばMR独特の欠点も何とかなるかも知れないのである。カートなんかが正にMR(てゆーか、殆どRRみたいなモンだが^_^;)で、オーバーステア→直そうとしてアクセル踏む→ケツが飛ぶ→カウンターステア、っていう時に「前輪が駆動してれば、もっと楽に行けたんだけどな〜」って部分が大幅に改善されるのである。考えただけで(0゜・∀・)ワクワクテカテカである。


 が、何故だか知らないが何処のメーカーもこのミッドシップ4WDというシロモノを作っていない。今知っている限りでは【ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640】が採用しているぐらいであるが、このテのスーパーカーは基本的に"巨大なチョロQ"である。箱根や赤城をワインディングしたり、海岸沿いやレインボーブリッジなんかをまったり走る分には良いと思うのであるが、サーキット用や日常生活には全くと言って良いほど向いていない。ましてやコレでアキバやサバゲーフィールドなど行った日には世界中のランボルギーニファンから怨まれる事請け合いナシである(笑)というワケで、国産メーカー製のサーキット上等&ワインディング上等&買い物上等なミッドシップ4WDスポーツカーをマジでキボンヌである。


 調べてみた所、同じ事考えていた国内メーカーは幾つかあったらしいのであるが、いずれも試作車段階でボツになったとの事である。理由は簡単、「売れないから」である。フツーの2+2のスポーツカーですら居住性の悪さや搭載量の少なさという何とも現代的な理由で敬遠されているのだから、搭載量も居住性も最悪に近いミッドシップレイアウトのクルマじゃハードコアなクルマ好きしか買わないに決まっているのである。んで、ワタクシは正にその"ハードコアなクルマ好き"なので、このテのクルマにマジで乗ってみたいのである。が、それ以前に「今のクルマを乗りこなさなきゃいかんな〜」という限界が高過ぎるゆえ余計に大変な過程をこなさなきゃいかん今日この頃であった。