アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

OCTAGON

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「影響力があるかないかは、レディーの資格があるかないかに似ている。自分で自分はレディーよと言わなければ分かってもらえないようでは、レディーの資格はない」

By マーガレット・サッチャー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*”女性○○○”に物申す

 男女平等が声高々と叫ばれるようになって既に1世紀以上経って、その間登場した女性リーダーは決して少なくない。が、その中でモノホンと呼べるのはマーガレット・サッチャーただ一人。ワタクシはそう思っている。そのモノホンの女性リーダーであるサッチャーも【つい先日亡くなった】との事である(-∧-)因みにワタクシはサッチャーを「有能な女性政治家」とは一度も考えた事はない。ワタクシのサッチャーに対する見解は「性別がたまたま女性だった超優秀な政治家」といったトコである。そう、ワタクシがサッチャーを尊敬してるのは「女性だから」ではなく「優れた政治家だったから」なのである。でもって、コレこそがサッチャーと、その他有象無象との決定的な違いなのである。先ずは結果が全てなのであり、性別や人種や国籍などは二の次三の次なのである。


 そう、ワタクシは基本的に肩書は気にしない。女性だろうと男性だろうと、ニッポン人だろうと外国人だろうと、マジョリティーだろうとマイノリティーだろうと、健常者であろうと障害者であろうと等々。素晴らしい結果さえ出せれば、ワタクシは誰だって等しく評価する。ワタクシに言わせれば、大した事やってないのに無暗矢鱈に「私は○○○」ですってアピールするヤツほど、寧ろ逆に差別意識が強いのである。だからワタクシは”女性○○○”とかいう肩書をわざわざ誇張するヤツは信用しない事にしている。つまりソレって「一般的な女性にはコレが出来ない」って遠回しで言ってるようなモンだからであり、他ならぬ自分達で自分達を差別してるのと同様だからである。断言しても良い。この類のヤツは、失敗したら間違いなく「男社会ガー」とか言い出して、テメェの無能さを棚上げにするだろう、と。


パンク・ロックな気分

 話は変わって、今日は何ともパンクな気分である(笑)ワタクシがパンクを初めて知ったのが高坊の頃である。クラスでワタクシの隣に座ってたヤツが、何故だか知らないが突然セックス・ピストルズ(以後ピストルズ)に激ハマりして、言動が急激に厨二病めいて痛々しくなってきたのがキッカケである(爆)で、当時メタルに飽きはじめてきたワタクシは、この友人を激変させたピストルズとやらに興味を持ち、騙されたつもりでピストルズ唯一のアルバムである「Never Mind the Bollocks(邦題:勝手にしやがれ!!)」を買って聞いてみたのである。因みにコレがそのアルバムである。曲単位といったチャチなモンではなく、フルアルバムである:

曲順や歌詞はアルバムタイトルをググってみれば簡単に見つかるので、興味のある方はそちらをご参照あれ。コレ聞いた瞬間、ワタクシはその友人が激ハマりした経緯を超理解したのである(笑)ピストルズの魅力は何かと問われたら、ワタクシは「何回聞いても飽きない」と答えよう。35年前のアルバムで、ワタクシが初めて聞いてから既に20年以上経ってるのに、未だに飽きないのである。何ちゅーか、パンクの基礎中の基礎が全てこのアルバムにあるのである。シンプルでノリが良くてムダの無い曲構成。ド直球でウソ偽りない正直な歌詞。全てがワタクシのツボにハマったからである。


 ご存じのように、ワタクシはアスペルガーである。だから遠回しで間接的な表現をする音楽が苦手なのである。その点、パンクは余計な混じりモンが殆ど無く、見たまんま感じたまんまで万事おk。だからこそ理解し易いし、何時までも聞いていられるのである。高坊でパンクに目覚めて以来、結構な数のパンクを聴いてきたモンである。でもって、コレがワタクシがパンクに一番ハマってた高坊〜大坊時代に、サルが如く繰り返し聞いてたアルバムである:



ラモーンズは多過ぎて迷うのだが、一枚だけ紹介するとなると、やっぱ1stアルバムである「ラモーンズの激情」だろうと思うのである。曲の質は後期の方が断然良いのだけど、やっぱパンクの醍醐味である「シンプル・イズ・ベスト」を最も体現してるのがコレだからである。



「ソレ言ったらザ・クラッシュこそ1stだろーが」というツッコミも多数あるのは覚悟の上で、ワタクシは敢えてこの3作目"London Calling"を推す次第である。クラッシュのリーダーであるジョー・ストラマーの名言の一つである"Punk is attitude, not style(パンクは生き様であり、様式ではない)"を最も強く体現してるのがこのアルバムだとワタクシは思うからである。



デッド・ケネディーズ(通称デッケネ)の1作目"Fresh Fruit For Rotting Vegetables"である。一曲目の「殺せ殺せ殺せ殺せ、ビンボー人をブッ殺せ」というサビにやられて、そのまんまハマってしまった次第である(笑)一見過激で強烈な歌詞だけど、よくよく読んでみればすんごく考えられて作ったソレなのであり、その計算された過激さがワタクシ的に気に入った次第なのである。



コレは有名所であるが、ニッポンでも馴染の深いグリーン・デイの"Dookie"である。コレについては色々言われる事はあるが、ワタクシは一貫してグリーン・デイを評価している。売れ筋か否か、パンクか否か以前に、単純に優れた音楽やってるからである。ワタクシに言わせりゃ「パンクは○×でなければいけない」って言ってるヤツこそパンクじゃないのである。



コレもニッポンで人気のあるランシドの2作目"Let's Go"である。ワタクシが今「一番好きなパンクバンドは?」と聞かれたら、間違いなく「ランシド」と答える。ソレぐらいランシドは大好きである。で、そのランシドを知ったキッカケがこのアルバムであり、大坊の頃は擦り切れるほど(昔はCD、今はMP4ファイルなので擦り切れません念のため/笑)繰り返し聴いたモンである。小耳に挟んだ話、今年中にはニューアルバムが出るらしいから、今から待ち遠しい次第である。


 ホントはまだまだ沢山あるのであるが、全部紹介してたら限が無いのでこの辺で(笑)無論今はメタルやパンクだけでなく色んな音楽を聴くが、ソレでも未だにメタルとパンクがワタクシの好きな音楽の2本柱なままである。何だかんだで、やっぱワタクシは直球な音楽が一番好きなのである。上にもあるけど何せアスペなんで、見えないトコでゴチャゴチャやられても全然分からんし感動できない(爆)ワタクシが音楽選ぶ基準は「良かったか否か」であり、ジャンルだとか諸々はその後にくっついてくるモンなのである。だから音楽なら何でも聴くし、何も否定しない。ワタクシに言わせれば「○×一筋」なんてのは視野の狭いバカのやる事である。せっかく世界は広くて、面白いモンが沢山あるのに、自分から目を閉じてしまうなんて愚の骨頂以外の何でも無いからである。面白くないモンは魅力が無いのではなく、魅力を理解できていないだけ。つくづくそう思う今日この頃であった。