アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

REQUIEM

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「僕とセナとの違いは、その愛読書にある。セナは聖書、僕はプレイボーイ」

By ゲルハルト・ベルガー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*100Rで神を見た?

 前置きのネタ考えるの面倒くさいんで、そのまま本文といこう(笑)ケチなワタクシが「どうせ車検(今年7月)前にタイヤ全交換しなきゃならないんだから、今のタイヤを使い潰すぞ〜(* ̄0 ̄)/」って目論んでFSW走りに行ったって話の続きであるが(爆)タイヤは前輪二つが既に限界→どーせもう4月で暖かくなってベストタイムなんぞでないんだから、後輪だけで粘ってみようってのが今回のテーマなのである。2012〜2013年度シーズンの目標が「4輪を均等に使ったブレーキング」と、その延長としての「4輪を均等に使ったコーナリング」である。前者は既に答えが十中八九出ているのであるが、問題は後者だったのである( ̄〜 ̄;)だが今回「ヨーロッパ式ドライビング」というキーワードを得た事により、今までミッシングリンクだった各パーツが1つの流れになって来たって話である:

今までは「何をどーやっても前のめりになるフルブレーキ状態から、どうやって4輪均等に使ってコーナリングなんかするんだよ(;´Д`)」と思っていたのだが、その答えが「4輪を均等に使ったブレーキング」なのである。このブレーキングでリアに荷重を持っていければ、ブレーキペダルを離した瞬間に荷重が4輪均等になる。つまり「コーナリング中に荷重を4輪均等にする」んじゃなくて「コーナーに入る前に4輪均等にしておく」のである。ソレを試してみたのが2本目の走行のソレである:

ラインがメチャクチャになってるのがアレなのだが、何となく形は掴めてきたのである。コカコーラ〜100R〜ヘアピンが一番分かり易いが、もう4輪ともタイヤグリップを横方向に全部使っちゃってるのである。あの状態からステアリングを更に切り足せばアンダーステア、アクセルを更に踏み込めばオーバーステアになるのである。100Rは後半に行くと曲がる角度がドンドン大きくなる→だからアクセルを開けてオーバーステアを誘発し、カウンターを入れて元に戻すのを繰り返しているのである。その結果、滑るような感じで前へ向かっていき、且つアクセルを多めに開けられるようになってるのである。


 この様にコーナリングをブレーキとステアリングではなく、アクセルワークで向きを変えていく。コレを専門用語では「バランススロットル」と言うらしいのである。クルマはアクセルを開けてる時が一番安定する&コーナリングのキモは出来るだけ早くアクセルを開ける事だから、成程理に叶ってるっちゃ理に叶ってるのである。因みにコーナリング速度を後からビデオで見比べてみたのであるが、明らかに今回のが一番速かったのである。コレの前に計4回(FSW3回、もてぎ1回)走ってきてた&走行時間後半でタイヤがタレて来ていたにも関わらず、である。そのタイヤのせい&今回は気温が高く最高速も10kmぐらい落ちてたんで、残念(てか当然)ながらベスト更新ならず。ただ感覚だけは大分掴めてきたので、コレが真冬&ニュータイヤだとタイムが一体どうなるか、今から楽しみであるo(^∇^)o


*タイヤとブレーキの今

 コレで恐らくはシーズン終了になるだろうと思うのであるので、ちょっとした総括といってみよう。まずは今シーズンの一番の課題である「4輪を均等に使ったブレーキング」である。コレを確かめるにはどうすれば良いか?答えは「パッドとローター見ればおk」である:

まずはローターである。12月初頭に前後ともローター&パッド共にフル交換した後、サーキットへ計3回(FSW2回、もてぎ1回)走った後の状態である。上がフロント、下がリアである。以前は殆ど使えてなかったリアのローターであるが、ご覧の様にリアも大分使えるようになってきているのである。


でもってコレがパッド。ちょっと分かり難いかも知れないが、リアのパッドにもちゃんと熱が入ってる上、パッドの残量もフロントとさほど差が無いのである。ソレより何より、サーキット3回走りに行って、まだまだ使えそうな余裕がある事が素晴らしいのである。数年前までは2回程度で過熱でダメになってた&フロントパッド3回交換する間リア1枚で足りてた状況を考えると(笑&実話)この進化は素直に喜ぶべきモンなのである。やっぱブレーキは熱がキモなのである。


フロントタイヤである。タイヤは昨年半ばに交換&サーキット5回+総走行距離1万キロ程度である。フロントはもはや問答無用なぐらい要交換である(笑)自分で言うのもアレであるが、評価すべきはアライメントである。タイヤ溝が外側から内側まで均等に減ってる→アライメントが完璧に決まってるって事だからである。因みにキャンバーつけるための特殊なキットとかは一切使っておらず、ノーマル調整幅の範囲内である。タイヤを4輪使うようにしている→前輪に必要以上の負荷をかけないから、キャンバーが少なくても足りるんじゃないかなとワタクシは考えてるのである。


リアタイヤである。フロントよりかは遥かにマシだが、ソレでも4部山→車検は厳しい事が予想されるのである(´・ω・`)アライメントに関しては問題ナシ。ただ希望としては、もっとリアを有効に使いたかったってのが素直な感想である。この状態で前輪だけ交換してもアンバランスになる→山を残したまま交換する羽目になるけど。もっとリアを使えれば5回どころか6回は確実に使えて、交換する時も前後共に気持ち良く減ってる→わが輪生に一片の悔いなしって言えるからである(笑)折角高いタイヤなんだから、最後までキッチリ使い果たしたいってのがワタクシの考え方である。


*倹約のススメ

 何故ワタクシがこんな事に拘るのか。一番の原因が「ワタクシがビンボーでケチだから」だという事は否定しないが(笑)多分カネを持っていても、ワタクシは同じ事をしただろうと思うのである。何故ならワタクシは「運転が上手くなりたい」のであって、決して「速くなりたい」ではないからである。ワタクシは気まぐれで飽きっぽく、しかも明確なポリシーなんぞ持っちゃいないから(爆)おそらく今後も色んなクルマに乗るであろう。世界中どんな車種、特にスポーツ系は尚更そうだが、正しいドライビングをした時にポテンシャルを最大限引き出せるようになっているのである。だから今後色々なクルマに乗っていこうと思ったら、正しいドライビング技術が絶対に必要になるのである。スバヲタみたいに「一生スバル車しか乗らない」っていうのなら話は別だが、ワタクシはそんなクソ退屈なカーライフは真っ平御免である。


 ブーストアップや足をガチガチに固めた事によるタイムアップはそのクルマ限定の一時的なモンだけど、ドラテク向上によるタイムアップは他のクルマでもそのまま使える一生モン。コレがワタクシのジャスティスである(笑)決して安くないチューニング費用を注ぎ込んで一時的な栄光に浸るか、あるいは多少苦労してでも一生モンの技能を手にするか。どちらが良いかを決断するのに、ケチ&ビンボーである必要はないとワタクシは信じている(爆)正しいドラテクに勝るモンは無い、ワタクシはそう考えている。結果的にタイムアップするし、ガス代や消耗品以外の出費を全くしないで済むし、その消耗品ですら負担を分散させて長持ちするように出来る。正にビンボーでケチなワタクシに相応しいと言えよう(核爆)今後乗るクルマもR35と同等かソレ以上になるだろうことは想像に難くないので、さっそく次に繋ぐための反省がしたい今日この頃であった。