アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

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 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「幸福の真の名前は"満足"である」

By アンリ・フレドリック・アミエル


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ブログをこっちに一括化したのと、それに加えクルマ関係では敢えて現状維持政策を取っているため、みんカラの方がすっかりお留守である。流石に寂しいので(笑)前のパッドが御臨終しかけていたので2週間ほど前に交換したブレーキパッドのインプレと、前回の交換から10000km経っていた&サーキット走行×3回だったためエアフィルタをー交換の整備手帳を更新しておいたのである。最近ずっとこんな感じで、クルマ関係の出費≒ガソリン代&消耗品交換ぐらいなモンである。あ、そういえば納車から間もなく40000kmという事もあってローターも結構磨耗しているのであるが、とりあえず違和感は無いので次の走行会後に研磨するなりローター交換するなりをショップ等と相談してから決めようと思う。


 にしても、2年前の5月末に"トリックマスター"と運命の出会いを果たしてからもう40000kmである。当初「2年目は流石に飽きてくるだろうから、2年目の車検までに40000kmはきついかな〜(^_^;)」って思っていたら、3月を待たずとしてアッサリ達成(笑)因みに、今年の5月末まではまだまだ趣味に仕事に走行スケジュールが詰まっているので、ワタクシはともかく"彼女"には休むヒマなど無いに等しい(爆)流石に方向性に関しては「?」が山積みであるが(核爆)これだけの年月を注ぎ込めばイヤでも愛着が沸くモンである。どの様な形であれ(円満な世代交代、老朽化、借金の形、全損、盗難、その他諸々)涙無しに"トリックマスター"と別れられそうにないのである。


 何時ものカート場が激混み&そろそろ新しい刺激が欲しいと思ったので、今回は仕事上がりに大井松田カートランドまで足を伸ばしたのである。結構町から離れた山の上にあって、オマケに入口が狭くて未舗装路。こんな時反射的に「フィールドどんな感じかな〜」とか「BDUの迷彩効果は大丈夫かな〜」とかって考えてしまう根っからのサバゲーバカであるワタクシが悲しい(笑)早速借りて走ろう・・・と思ったのだが、本日はレース前日の練習日とあってレンタル走行はナシ。誠に残念であったが、その代わり凄いモン見てしまったのである。いや、正確に言うと「聞いてしまった」であろう。


 フィールド・・・ぢゃなくて(笑)カート場に着いた時、真っ先に物凄い音が聞こえてきたのである。硬質軽量金属摩擦と化石燃料爆発と燃焼後ガス放出が奏でる、甲高く乾いたハーモニーである。クルマやバイク等が好きなロンマニアの方なら聴くだけでアドレナリン全開になる、レーシング用エンジンの音である。見てみるとコレがまた凄い、見渡す限りカート、カート、カート。しかも全てバリバリのレーシングカート。オマケにレース前の最終調整だけあって、みんな目が血走っている。勿論、こんな場所にA-BOYがいたら浮きまくりで違和感バリバリである(爆)流石にセーフティーゾーンでも・・・・って、ココでもサバゲー的思考をしてしまうワタクシが悲しい(核爆)


 当然、走りも全然違う。210cc8馬力の4ストエンジンとは比べモンになんない。全く別の乗り物である。レンタルカートじゃありえないスピードでコーナーに突っ込んできて、ありえない止まり方をして、ありえない速さと角度でコーナーを抜けていく。ワタクシ的に「こんな狭い間隔でヘアピン2個並べられたら、流石にスピードを落とさざるを・・・(^_^;)」と思った瞬間、異常なスピードで進入して来た1台がケツが滑るギリギリのグリップを使いつつ、更にインリフトを上手く使ってアッサリ抜けていく。しかもドライバーは身体の大きさから想定して小中学生で、周りでサイド・バイ・サイドを展開しているドライバー達も皆同様の体格。マジで「カペタ」の世界そのまんまなのである。


 以前"師匠"からドリフトが起こる原因&戻し方を教わった事があるのだが、レンタルカートでは再現不可能な事が判明したのである:


ステアリングを切り過ぎ、後輪のグリップ不足、またはブレーキがロック

素早くカウンター入れて、アクセルを踏む

エンジンのパワー不足&ドライバーの過荷重のため、アクセル踏んでもカートは流れない

カートは止まるか大幅に減速するかのどっちかだけ

結局、パワースライドも4輪ドリフトもへったくれも無い

○| ̄|_


だったのであるが(涙)2倍以上のパワーがあるレーシングカートなら出来そうな気がする・・・って、レーシングカートはそーゆー使い方しちゃいけないのであるが(笑)


 んで「レーシングカート乗りたいか」と問われたら、ワタクシは間違い無く「イエス!」である。確かにムチャクチャ怖いのは事実であるが、同時に奥が深くて攻め甲斐がありそうだからである。んで、この大井松田カートランドには"出世システム"とでも言えばいいのであろうか、最初は210cc8馬力の4ストエンジンのフツーのレンタルカートで始まるのだが、タイムを縮めれば縮めるほどよりスペックの高いマシンに乗れる→最終的にはレーシングカートまでレンタル出来るようになる、といった何とも魅力的なレンタルシステムなのである。ようっし、ワタクシもちょくちょく通い・・・・たいのであるが、場所と時間が微妙過ぎて難しいのが問題である(-_-;)


 こーゆー山中でサーキットがあって、そこで親子が仲睦まじくカートレーシングに勤しんでいる姿というモンは、傍から見ていて清々しいと思うのはワタクシだけであろうか。コースから子供が帰ってきたら父親が出迎えてあげて、母親がヘルメット脱ぐのを手伝ったり飲み物を持ってきたりして、その隣には兄弟と思われる子供が同じくレーシングスーツを着て次の出走を待っている。んで、休憩時間になったら拡大印刷したコース図を取り囲んで、父親を中心に一家全員仲良く子供達の走りについて語らい合う。ただ傍から見ているだけでも思わず笑みがこぼれそうなシーンである。


 同じ山中は山中でも、役に立たない現物装備に身を固めて、バカでかい声で雰囲気ブチ壊しの下らない会話を延々と続けるナード共に、この一家の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいモンである。同じ競技人口が少ないとは言え「こりゃレーシングカートは社会的に認められても、サバゲーは認められないワケだな(-_-;)」と思ってしまったモンである。偉大なF1レーサーがカート出身なのは有名な話であるが、サバゲー出身の偉人の話は聞いた事が無い(笑)・・・・って、山中に行ってしまったが最後、延々とサバゲーネタがアタマから抜けない根っからのサバゲーバカである自分を呪ってしまった今日この頃であった。