アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

END OF THE CENTURY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「難問は分割せよ」

By ルネ・デカルト


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 世間はゴールデンウィークであるらしいのであるが、ワタクシ的には精々ブロンズウィークが良いトコである。今日も午前は一部仕事、土日も漏れなく仕事や用事がある。ゆっくり休めるのは精々明日か明後日ぐらい。んで、ニュース見てみたら全国の主要道路が真っ赤っ赤。前年も大渋滞にガッツリはまって半クラッチの使い過ぎで左足がヘロヘロになった事があるので、二の轍を踏むのは勘弁である。オマケに自動車税は払わなきゃいかんは、自動車保険も払わなきゃいかんは、駐車場の契約更新しなきゃならんは、車検も受けなきゃならんはで、たとえガソリンを1滴たりとも使わなくてもクルマ関係のカネがバカにならんのである(-_-;)あと"アレ"の事もあるからして、サーキットや"お山"も現在自粛中である。


 んで、今日は午後から遠方より遥々お見えになった客人を迎えての「接待(?)カート」となったのである。昨年10月に名古屋で御会いした関西方面の方々の1人で、実家が神奈川だという事で今回の連休を機に帰省されていたため「一緒に話でもしましょう」って事になったのである。実は1月始めにも1度お見えになっていたりするのである。実を言うとワタクシも色々とお伺いしたい事があって、メールを頂いた時には飛び上がって喜んだモンである。んで「仕事?ンなモン午前中までにやっつけちまえ!」って言って、研究日である事を良い事にこなすモンこなしてカート場へすっ飛んでいった不良医師が1人(笑)


 実際、関西の方々には色んな意味で御世話になっているのである。実際にお会いしたのは昨年の10月の一回だけであるが、あの時見たり聞いたりした事は未だに記憶しているし、チューニングのノウハウや、ドラテクについてのレクチャーや、サーキット走行に関してのABCまで、実はこの関西の方々のソレを流用させて頂いているのである。今でも「○○を××したいんだけど、どうすればいいかなぁ〜」って悩んだら、この関西の方々のソレをみんカラ越しに参考にさせてもらっている。まぁ、ワタクシの場合それ以前にドラテクが全然ついていっていないのであるからして、そちらの方が遥かに重要なのであるが(^_^;)


 実はコレ、ワタクシが研修医だった頃のクセでもあったりする。白い巨塔の住人は忙しい人ばっかりで、手取り足取り教えてくれるヒマな人など殆どいない。特に外科系になるとアタマだけじゃなく身体も動かさなきゃならんのであるから余計に大変である。んで、こーゆー環境の中で研修医が良く使う手段の1つが「とりあえずマネをする」なのである。使っている道具やその使い方、仕事のリズムやグルーヴなどをジックリ把握しておいて「こういう場面ではああいう風にする」って記憶しておいて、その上司の仕事のジャマにならないようにサポートする。その後、自分で調べるなり聞ける人に聞くなりして順次理解してゆくという方法である。


 無論、大事な事をマジで分からん場合には「分かりません」と言うしかない。ソコで分かった振りをすると後々とんでもない事になるのは、医者に限らずガチンコで己を賭けた仕事している人なら説明の必要は無いと思う。特にワタクシの場合要領の悪さは折り紙付きであるからして、益々「まず形やパターンだけでも記憶して、脳裏に作業過程をコピーする」ってクセがついてしまっているのである。今考えると何をそんなに急いでいたのかが未だにサッパリ分からんのだが、とにかく「自分は要領悪いから、他でカバーするっきゃない」って焦っていた様な気もする。まるで要領が悪い事が罪であるかのように、である。


 って、思いっきり話題が逸れてしまった(笑)結局、カートやった以外は専らクルマ話に終始していたりする。しっかし、クルマってホントに奥が深いモンである。ホイール1つとっても17インチか18インチか、8Jか9Jか、履くタイヤが235か245かでも全然違う。んで、ホイール1つ選ぶのにこれらを複雑に組み合わせなけりゃいけない。コレに更にアライメントの要素が加わると唯でさえややこしいモンが余計ややこしくなる。たかがホイール、されどホイール。雑誌なんかじゃフツーに履かせているのだが、実際は「履ける」と「走れる」は全く別物なのである事を恥ずかしながら今日初めて知ったのである。こりゃ、これ以上余計な事はせずに、時間がかかってもいいから1つずつやっていくのが賢明である。


 ホイールについて以外にも、アライメントについてのノウハウやLSDの特性にについての事など、ライヴ性に満ち溢れた話が出来て、ワタクシとしても非常に満足のいく有意義な1日であった(^-^)雑誌やネットで無数の情報を漁るよりも、やっぱこうしたライヴ性のある少数の情報を確実にゲットしていく方が有意義であると思うのである。そして、こーゆーライヴ性に満ち溢れた話は何らかんら言いながら地道に行動を起こしながら自ら出向いて探しに行かなきゃ見つからんのだとワタクシは思うのである。よし、要領は悪くてもいいから、地道にマイペースで行動を起こして・・・行きたくても「カネが無い」とか「渋滞しんどい」とか「箱根には魔物と虎と馬が・・・」って億劫なもう1人の自分と現在戦闘中な今日この頃であった。